周回遅れに気をつけろ!
.ALL LAP LIST.| << LAST LAP.| NEXT LAP.>>
2004年06月04日(金) |
INDY観戦記(その11) |
前回の続きです。 クリックすると560×420の大きいサイズが見られる写真もあります。 ****************************************
序盤は、ポール・シッターのダン・ウェルドン(英)を 先頭にして、淡々と周回を重ねていくレース展開。 もてぎのオーバルは1周27秒くらいですから、 マシンはすぐに目の前に戻ってきます。
ちょうど目の前を通過する時は↑こんな感じ。 ドライバーは、もてぎとINDY500のみ参戦のロジャ−安川。 結構金網近くを走っていますが、これは離れている方で、 攻めているドライバーはさらにタイヤ1〜1.5個分くらい 金網寄りを駆け抜けて行きます。
25周目くらいまでは最前列にいたのですが、 高速で通過するマシンをただ見るのにも飽きてきたので、 自分の席で観戦することに。 私が席に戻るのと入れ代わりに、 Yクンは上の方の空いてる席に移動しました。 私は移動が面倒ということもあって、 最後まで自分の席で見ていたのですが、 後から考えると、このYクンの判断は賢明でした。
と言うのも、Yクンが移動先は最上段のプレス席。 ただの一人も記者なんていなかったのは内緒として(笑) 我々の席からは2コーナーが見えないけれど、 当然最上段のプレス席からはコース全体が見渡せるからです。 レースを楽しむなら後ろの席、写真を撮るなら前の席。 レース観戦お約束の二者択一ですね。 (で、私は写真の方を選択したと。)
何事も起きないまま、ルーティーン・ピットワークの タイミングがやってきて、全車一斉にピットイン。 F1では突然の雨やセーフティーカー導入でもない通常時に、 ほぼ全車が一斉にピットインなんてことはありませんから、 何だか奇妙な光景に感じます。 すぐに前車に追い付いてしまうオーバルコースでは ピットインのタイミングを合わせ込んだ方が 戦略的に有利なんでしょうか。 (シャッター速度を1/1000に設定したまま撮ってしまったので、 写真はとても暗いものになってしまいました。 写真の印象のような曇天になったわけではありません。)
F1と比べると、ピットクルーが少ないですね。 ピットレーン上にはジャッキマンもロリーポップマンもいませんし、 各タイヤはそれぞれ一人で交換してますし。 ↑ドライバーはエリオ・カストロネベス(ブラジル)で、 ホイルスピンしながら「それ行けぇ〜!」と押されているの図。
このピットワークで順位の入れ替わりがあったのですが、 ピットロード出口が遠くて見えない私の席からは その緊迫の場面が見えなかったことは言うまでもありません。 場内アナウンスの絶叫も、私の中では空回り…(苦笑)
好調に5位をキープして走行していた松浦クンは、 ピットワークに手間取り一気に8位まで後退…。 期待された表彰台は遠ざかりました。 表彰台を期待されて、ピットワークでポジションを失うって、 F1のあのチームと同じですね…。(とほほ)
<つづく>
|