周回遅れに気をつけろ!
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2003年11月25日(火) |
プジョー406クーペ(右ハンドル)を試乗した。 |
昨日の分の続きです。 ****************************************
ブルーライオン霧●丘を後にし、 お腹がすいたのでハングリー・タイガーで食事。 このまま雨が振りそうな気配はないので、 ブルライオン●黒へと向かった。 渋滞もなく順調に進んで、3時前には到着。
担当の方と少し話をして、早速試乗へ。 試乗車はもちろんマイナーチェンジ後の現行最新型。 色はエーゲ・ブルーという名のメタリックの青。 光が当たって入る箇所とそうでない箇所の色が 別の色と思える程大きく変化する。 内装は黒とベージュのツートーン。
インパネ形状が98年式からは変更されているが、 それよりも分割可倒式のリアシートの操作方法の変更の方が、 ユーティリティ面で大きなポイントだろう。 前期型ではリアシート・ショルダー部のノブを 車室内から引っ張って倒していたのが、 マイナー後はトランクルームからレバーを引っ張れば 倒れるようになっていた。 より使用時の利便性に適っていると言える変更だ。 センタースルートンネルのカバーも 開け易いロックレバーに変更されていた。
運転席に座ってみて、まずがっかり。 やはりステアリングはシートの中心に対して 左寄り、斜めに取り付けられている。 ペダル・レイアウトも他のプジョーの右ハンドル車の例に漏れず、 ブレーキペダルが手前過ぎ、ペダルの踏み替えがしづらい。 階段式シフトゲートは左ハンドル仕様のままなので、 腕の動線が人間工学に反しているのは言うまでもない。 走り出せばすぐ慣れてしまうのだが、 微妙な疲労であっても、300km走行後には蓄積するもの。 やはり左ハンドルを選択するのが正解だろう。
シートはもしかしたら、先程試乗した98年式から 形状変更されているかな?と期待したが、 やはりシートバックはホ−ルド不足だった。(がっくし) 走行性能に於ける視覚的に分かる違いと言えば、 フロントのベンチレーテッドディスクブレーキが ブレンボ製ではなくなったようだ。(残念)
走り始めて驚いたのが、その乗り心地。 先程試乗した98年式とは全く異なり、 フランス車らしいソフトなサス・セッティング。 個体差かとも思ったが、営業の方の話では、 前期型と現行型で406クーペを乗り換えたお客さんが 同じことを言っていたとのこと。 なるほど、この乗り心地なら合格点だ。
住宅街の細い路地を抜けて、ちょうど環七に出た時、 前車との距離が少し空いていたので、 ぐいっとアクセルを踏み込んでみた。 ・・・・・・・反応遅っ! それまで60km/hで走っていたのだが、 すでに4速に入っていたのだろうか? アクセルを抜いた時のエンブレの効きも306程ではないし、 やはりシフトチェンジは、2速ホールド→3速ホールド を使用した方が良さそうだ。 (ちなみに普段自分の車ではそうしてるけど、 試乗車ではやらないことにしている。)
ステアリングは、やはり軽過ぎで気持ち悪い。 カタログで仕様を見たら「パワーアシスト」と 記載されているので、アウディA3同様のシステムが 装備されているようだ。軟弱者!(ばしっ!)
試乗を終えて、営業の方の話を聞く。 前回同様、どうしても左ハンドルを、と言うのなら、 決断は早くした方が良いとのこと。 ちなみに、右ハンドルで、今年中に登録可能な在庫から 選んでもらえるのなら、プジョー・オーナー様に限り 0.1%ローン、下取り10万円アップの特典付きです、だって。
0.1%ローン・・・魅力的な言葉だぁ。(笑) 頭金50万で72回払いにしたとすると、 通常ローンとの支払いの差は、なんと50万円! でも右ハンドルは嫌っ!(笑)
「ところで、G●Tさんはいくらを提示されました?」 と一応はライバル販売店が気になる様子。 実は先程の98年式の試乗の後、G●Tの営業の方と話をした時に、 2回目の価格交渉をしていて、 「コーティング代(5〜6万円)も含めて、 綺麗な数字になったりしませんか?」 と、さらなる値引きを引き出していたのだ。
その値段を、駆け引きなしにそのまま伝えると、 「えっ!?」と言ったまましばらく固まり、 「その値段、すごく頑張ってますよ。 はっきり言って、ほとんど原価に近いです。」という返事。 そ、そうなの?(汗) いや、確かに、思い切った値引きしてくれるなぁ、 とは思ったけど、原価に近かったんですか。
「でもウチも、11月中に契約してくださるなら、 同じ額を提示させていただきます。」 と期限付きの逆提案を示された。
なんでも、外国車ディーラーの決算期は12月。 普通はその締めの月に少しでも実績を上げようと 無理めの交渉もまとめてしまうのでは?と想像するのだが、 ここ[ブルーライオン●黒]に限っては 12月は勝手に車が売れる月なのだそうで、 12月は他店のように頑張る必要がないとか。 その分11月は販売が落ち込むので、逆に実績を作りたい。 しかも、モーターショーが開催された年の 10月と11月はその傾向に拍車がかかるとのこと。
「だから、できれば左ハンドル注文の契約だけでも今月中に!」
いや、そう言われましても、もう日にちがないんですけど・・・。 優柔不断がセールスポイントの私にとって、 (そんなもの売り物にするなよ) こう性急に決断を迫られても困りまする・・・。 う〜〜〜〜〜〜ん。(悩悩悩悩悩悩悩悩悩悩悩悩悩悩悩悩悩悩)
タイム・リミットはあと4日。
<消化不良のまま、おわり>
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