周回遅れに気をつけろ!
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2003年11月24日(月)  プジョー406クーペ(左ハンドル)を試乗した。

1週間前の週末のこと。
晴れていたら試乗に行こうと思っていたが、
金曜日の時点の天気予報では、
どうも雨が降りそうとのことだった。

こうやって試乗の機会を逃しては、
その車との縁ってものがなくなっていくのね・・・、
そう思っていたら、ブルーライオン霧●丘から
「左ハンドルの試乗車を用意しました」との連絡が入った。
おっ、ブルーライオン霧●丘にしては仕事が早いじゃん。(笑)
せっかく連絡をいただいたので、
「明日、晴れだったら伺います」と伝えると、
果たして翌日の天気は『午前中は晴れ、午後崩れるかも』。

晴れたら行くと約束したので、果たさねばならない。
いそいそと出かける準備をしていると、
今度はブルーライオン●黒から
「今日、試乗などいかがですか?」という連絡があった。
「いやぁ、実はG●Tさんが左ハンドルを
 用意してくださったので、今から試乗に行くんですよ。」
と軽くプレッシャーをかけつつ(笑)、
「午後も晴れの天気がもったら、3時頃伺います」
と約束し、家を出た。

週末にしては空いている保土ヶ谷バイパスを走り、
11時少し過ぎにブルーライオン霧●丘に到着。
担当の方が接客中だったので、別の営業の方と
試乗車として用意された406クーペをチェックすることにする。

試乗車は98年式、左ハンドル、走行距離26000km
外装色は薄い黄緑色、内装色はタン。

406クーペは全車に本革レカロシートが標準装備だが
運転席側の左側ショルダー部分にかなりのヘタりがある。
スタイリング的にルーフ上部への絞り込みが大きいので、
雨降りの際、ドアを開けると濡れるからだろうか?
営業の方の話では、太っている人の場合、
革シートのヘタりは大きいとのこと。
それにしてもたった5年でここまで傷むシートというのは
あまり印象の良いものではないね。

モーターショーで座った時には、シートバックは
結構ホールド感があって良好な気がしたと思っていたが、
改めて座ってみると、全然ホールド感がない。
タイトに座って運転する車ではないということ?
306のホールドがしっかりしているだけに、少し残念だ。

クーペで不便なのは後席へのエントリー。
406クーペは、前席ショルダー上部にあるレバーを引けば、
電動でシートが前方へ移動するが・・・・・・・・・・・遅いっ!
せっかちな私には、レバーを引いたらガタン!バシャン!で
すぐ乗り込める機械式の方が性に合っている。(笑)
ま、実際自分が後席に座ることはないだろうから、いっか。

軽くシートポジションを合わせてみたら、
ステアリング、ペダル類、シフトレバ−、
いずれも問題ないようだ。
テレスコピック付きでないのに、
私のシートポジションと合うのは珍しいので
これはちょっと嬉しいことだ。

こんな感じであらかたチェックが終わった頃、
担当の方も接客が終わったようで、
早速試乗に出掛けることにした。

V6 3000ccのエンジンは始動しても静か。
(初期型306がうるさ過ぎとも言う(笑))
駐車場から出ようと動き始めてびっくり、
ステアリングがめちゃ軽いじゃん。
(306が重過ぎとも言う(笑))
さすがに電動アシスト付のアウディA3程ではないが、
ステアリングはもっと重い方が好きだなぁ。

スロットルは踏力に応じて反応するが、
クルマの反応は少し重たい感じ。
実際306より300kg重いのだから、仕方がないか・・・。
206、306のようなシフトショックは全くなく、
今何速に入っているか分からない程。
ブレーキはパワーアシストが入っているような感じだったが、
一般的なブレーキフィールは良好だった。

走り出してすぐに、シートポジションが
少し後ろ過ぎに感じたので、走りながらポジション修正。
電動パワーシートは重量が増すので好きではなかったが、
こういう時に、機械式より安全にできるという
メリットはある訳なのね。

乗り心地は・・・・・・・あまり良くない。
先日試乗したアウディA3程惨くはないが、
やや固めに路面の凹凸を拾ってしまってる。
車自体の動きは、306同様重心が低く良い感じなのだが、
この乗り心地はフランス車としては不合格だ。

左ハンドル車に関しては、運転自体に違和感はなかった。
(一瞬、左手でシフトレバーを探しそうになったけどね。(笑))
しかし信号での右折は、右ハンドル以上に死角が増えるので、
普段以上の注意が必要のようだ。

試乗を終え、営業の方と少し話をした後、
「じゃ、これから●黒で、マイナー後の
 右ハンドルの方を試乗してきます」
と軽くプレッシャーをかけつつ(笑)、
ブルーライオン霧●丘を後にしたのだった。

<つづく>





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