周回遅れに気をつけろ!
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2003年01月05日(日) |
サーキット走行体験(その1) |
昨日の続きです。 写真はブルーライオン雇用カメラマンの撮影。 クリックすると、800×600サイズの 大きい写真が見られます。
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 コース全長 約 4.8km、最大直線長 762m、 コース幅 12 〜 15m、勾配 4.916 〜 -4.650%、 カント 2〜6%、最大高低差 30.4m。 フォーミュラ・ニッポンでも使用されるこのコースを いよいよ我が愛車306で走る時が来た!
ピットレーンで待機して、スタートを今や遅しと待つのだが、 整列はとっくにできているのに、なかなか走り出さない。 後の報告で知らされたのだが、ペースカーとなる インストラクターが乗車する307の1台が 故障していたらしいのだ。 ちょっと情けない話だが、 パニックブレーキのトレーニングの時に、 ABSを解除しようと、あちこちいじったのが原因かも。
ピットレーンで待機の図
メディアルームでの講習会の時、 「インストラクターが先導する車の後ろに、 5台ずつ付いて来る隊列を作ります。」という説明があったが、 インストラクターは4名、参加車両は30台。 計算が合わないのでは? 先行してピットアウトするAグループを見ていると、 インストラクター/参加車両5台/インストラクター/参加車両10台の順だった。 全然均等に隊列できてないじゃんっ!
後で開催概要書を読み返してみると、先導車を6台用意し、 後ろに5台程度が付いて行くことになっていた。 と言うことは、ブルーライオンのスタッフ2名が加わり、 お触り程度にサ−キット走行する予定だったのだろう。 ところが、「ちょっとスピード走行する」ことに変更したので、 インストラクターだけの先導になり、 その後のフォローをし損ねたということかな?
それはそうと、この隊列が後に不幸を呼ぶとは、 この時は想像もできなかった。
Aグループの最後尾が通過して、およそ90秒後、 我々もピットアウトし、コースインしていく。 私はインストラクターの206、参加車両の206CCの後ろ。 1コーナーをゆっくりとしたスピードでクリアしてゆく。
「ペース的には周回を重ねるごとに徐々に上げ、 最終的には1周3分20秒くらいで回る予定です。 最高速は130km/hくらいですね。」 という説明をメディアルームでの講習会で受けていた。 この数値を聞いただけでは、それがどれほどのペースかは さっぱり分からないが、遅そうだなぁという印象だった。 サーキットなのに、最高速度が130km/hだなんてねぇ。
5.821kmある鈴鹿での、今年のM・シューマッハの PPタイムが1分31秒、最高速は294km/h。 遅い、遅すぎる、とF1と比べてた私は愚かだった。(笑) せめて持ち出すタイムはユーンにせねば・・・ って、コレも別の意味で間違ってるな。(笑)
それはともかく、遅いペースの走行会であると、 1コーナーの通過速度で確信し、思いきり油断していた私。 ところが、2コーナーのクリッピングポイントを通過した インストラクターの206の加速っぷりが尋常ではない。 え? ちょっと何ですか? そのコーナー立ち上がり速度は? いわゆる全開加速ってヤツでは?
意表をつかれ、少しアクセルを開けるタイミングが遅れた。 みるみる離れて行く前車に離されまいと、アクセルを踏み込む。 普通に踏んでいては話にならないことにすぐ気が付き、 床まで思いきり踏み込む。 そのままストレートエンドのブレーキング・ポイントまで アクセルは床まで踏みっぱなし。 マジですか? こんな加速今までしたことないよぉ〜。
「ペース的にはそれほど速くないですが、 今まで皆さんが体験したことのないスピードだと思います。」 そうインストラクターの方が言っていたのは、 こういう意味だったのかと、少しだけ理解した私だった。
《つづく》
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