周回遅れに気をつけろ!
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今日は浜松へ日帰り出張に行ってきた。 浜松といえば、この日記でも何度か書いているので、 いい加減にしたらとあきられているかもしれないが、 やはり鰻である。
今回は日帰りということで、昼に浜松入り。 クライアントの方とは12時30分に浜松駅で待ちあわせ、 駅付近で昼食にしましょう、ということになった。 駅付近で昼食? チャ〜ンス! 浜松駅の周りにはそれこそ鰻を食え! と言わんばかりに鰻専門店が立ち並ぶ。 今回こそは鰻にありつけそうだ。
クライアントの方は東京駅からひかりで、 私は新横浜からのこだまで浜松入りするため、 到着には時間差が少しある。 私の方が4分先に着き、改札前で待っている間、 どうやって昼食を鰻屋へ導こうかと思案する。
改札で合流して挨拶をかわし、 今日の簡単な予定を打ち合わせながら何気なく歩き始め、 「そういえば昼食はどうしましょう?」 と切り出すタイミングで目の前に鰻屋があるのがベストか? そうするにしても、安い店は右手、食べたい店は正面、 う〜ん、どうしたら良いものだろう?
などと考えている間に後続のひかりが到着。 降車客が次々と改札を通り抜けて行く中、 さて、クライアントの方はと・・・・・・・・、 あれれ? いないじゃん。
午前中、別件で打ち合わせがあるとのことだったので、 それが延びたのかな?とケータイを見てみたら、 クライアントの方から留守録が入っていた。 すみません、マナーモードで気がつきませんでした。 やはり、予定が延びて1時間到着が遅れるとのこと。
と、言うことは、昼食の店は選び放題!? ついにこの日が来ましたか。 今日こそは誰に気兼ねすることなく、 鰻屋へまっすぐ入らせていただきます。
向かった先は、浜松駅正面に店を構える『八百徳』。 店選びとしては定番中の定番で芸がないけど、 ここの名物『櫃うなぎ茶漬け』は時々食べたくなる代物。 店内に入ると、さすがお昼時、客でごったがえしている。 でも回転は早いようで、特に待つことなくすぐ座れた。
テーブルを片付ける店の人に『櫃うなぎ茶漬け』を注文し、 ふとお品書きを見ると、『うな重』と『うな丼』の 値段の所に紙が貼られて価格が上書きされている。 どちらも¥2100。 こんなに高かったかな? もしかして値上げ? この店で食べる鰻の最低価格がコレって ちょっと殿様商売すぎないかなぁ・・・。
ちなみに『櫃うなぎ茶漬け』は¥2300。 名古屋発祥の櫃まぶしを茶碗に取り、 だし汁をかけて茶漬けのようにして食する。 1杯目は普通の櫃まぶし。 2杯目以降は茶漬けと、一回で二度楽しめるのが良い。 鰻の量は普通のうな重より少なめ。
さて、私は4人掛けのテーブル席に一人で座っていたので、 途中で相席しますと男性客が一人やってきた。 駅で集めたらしい浜松市の観光マップを持った彼は、 席に着くなりお品書きを引っ付かむと、 しばらくそれを眺めた後、店員を呼び止め質問した。 「『うな重』と『うな丼』って何が違うんですか?」
そういえばこの店はどちらも同じ値段だ。 普通お重の方が鰻の量が多く、 少し値段もお高いというのが定番の様な気もするのだが、 店員答えて曰く「器の違いです。」
え?そうなの? それって、ラインアップとして意味ないじゃん。 「やだい!やだい!鰻はお重でないとやだいっ!」 というわがままな客対策か?
ま、そんなことはともかく、 何度目かの浜松出張でようやくありついた鰻を じっくり堪能しましたとさ。
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