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2002年10月29日(火)  ジャミロクワイの武道館ライヴ

ライヴも随分久しぶりに行ったような気がする。
もしかしてBON JOVI以来になるのかな?

今回のライヴは、オープニング・アクトがいる2部構成。
そういう構成であるのを知ったのは、
今回のライヴの後援をしているJ-WAVEの放送で。
出演するのはリアナ(RHIANNA)という19歳の女性シンガー。
UKではすでにソロデビューは果たしているらしい。

そのリアナの公演はPM7:00から30分。
2部構成だなんて、ひと粒で2度おいしいかもと思いきや、
知らないアーティストの知らない歌に、
どうノったらいいものやら・・・。
比較的アップテンポの曲にもかかわらず、
他の観客もなんだか冷めぎみで、
歌っている彼女が少し可哀想だった。

実は私は、彼女の歌とは関係ない所で、
ドラムの人に注目していた。
彼は他の演奏者達と違い、胸にスタッフカードを付け、
曲が終わる度に忙しくミキシングもしていたからだ。
オープニング・アクトって、メインの機材を使えないんだね。

30分のセッティング変更を挟んで、
PM8:00にいよいよジャミロクワイの開演。
会場が暗転し、ブラックライトで照らされ
浮かび上がるステージの蛍光色部分。
大音響で演奏が始まると、一斉に総立ち状態に。
前が見えなくなってしまったので、
後ろの人も立っているのを確認して、
私も立ち上がった。

私の席は2階のかなり上の方。
1階アリ−ナ席はオールスタンディングだけど、
この辺りの席の人はクールに座って見るのかなと
始まる前は思っていたが、やっぱり違ってたか。

そして登場したJKはこんな感じ。
(“似てない”というのと“下手くそ”という意見は却下。
 それは私が一番知ってます。)


頭にはお約束の被りもの。
スチレンボードにアルミテープを貼ったものかな。
紐は蛍光グリーン。
ウェアの上下は黒でまとめて、シャツはフロントジッパー。
登場して1曲目だけは、アディダスのジャンパーを着ていた。
シューズもアディダス。
青紫ベースに蛍光グリーンのラインが入っている。

さて、JKが歌い始めたはいいけれど、
ミキシングの調整が悪く、全然声が聞こえない。
いや本当はミキシングの調整が悪いより、
まず音量が大きすぎて、音が割れまくっている。
せっかく武道館でやっているのに、
これでは東京ドームと大差がない。
とても演奏を聞いてもらおうという
セッティングとは思えなかった。
1曲目とアンコールの曲の最中には、
ハウリングまで起こす始末で、
今回のセッティング・スタッフの仕事は、
プロとは認めがたい最悪のライヴであった。

1曲目が終わると、早速JKはミキサーの所へ行って、
声をかけていたが、それでも改善の幅は少なく、
4曲目までは1曲終わるごとにJKはミキサーの所へ通い、
5曲目のキーボードソロの時に、最終調整が施され、
ようやく全体のバランスが揃った。
音が大きすぎるのは改善されていないから、
根本的解決になっていなかったけどね。

1時間45分の公演は、
全部で12曲+アンコール1曲。

Feel so good
Cosmic Girl
Canned Heat
Love Foolosophy
Soul Education
Little L
Main vein
Deeper underground
(あとなんだったかなぁ?
 全然憶えてないや・・・(汗))

8曲目の間奏中にJKはステージを降りて、
中央から右へ、そして右端から左端まで
最前列にいる客と握手するサービスっぷり。
ちょっと後ろの客の中には、
前にいる人の上にダイビングしてまで
JKと握手を求めようとしていた。
(危ないので止めましょう。)

JKがジャンプしたり、
ステージ上でくるりと廻る度に歓声が起きていたが、
今日はSMAPのコンサートだったのだろうか?
アッシド・ジャズとしての楽曲の良さを
ライヴでどう表現してくれるか楽しみにしていた私にとって、
大いに不満の残るライヴであった。





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