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2005年10月29日(土) 「データバックアップfor M1000」で外部記憶機能を拡張せよ!

FOMA M1000を使い始めて、そろそろ3ヶ月。
未だに神機なんだか糞機なんだかを判断できないでいる。

発展途上の製品なので、日々環境は良くなりつつあるものの、まだFOMA M1000単体で生活していくのは難しい(根本的な問題としてデカイ、重い)。
デュアルネットワークサービスでPreminiと切り替えながら併用している。
まあ、今のところこれが現実的な使い方かな、と思っている。

FOMA M1000を使うことにより、スケジュール管理の体制を大きく変えた。
僕は、ここ10年くらいはPDAでスケジュールやToDo、住所録等の情報を管理してきた。
手帳などは使っていない。
落書き、メモ用には大学ノート。
これが、ここ何年かの僕の基本スタイル。

去年1年間は何を思ったか、超整理手帳を使ってみた。
結論から言えば、超整理手帳は、既に完全デジタルに慣れている僕にとってはただの紙の手帳の域を出ていなかった。
メモ用のノートパッドが入手しづらい、めったに売っていない、あっても高い、という問題もあった。

と、いう事で7月頃から、またFOMA M1000によるPIM情報のデジタル管理に戻った。

一方で、落書き帳も大学ノートが最強だとは思いつつも、こじゃれたものが欲しいと思い、「おフランス」製のROHDIAの11番と13番のメモ帳とそれぞれに「イタリア」製の革のカバーをかけたりなんかしてみた。
ペンは、自宅に長いのと短いのの2種類の「ドイツ」のモンブランのボールペンが転がっていたので、それぞれに挿す。
ROHDIAの11番はポケットに入れて思いついた事のちょい落書き用、13番はミーティング等でメモを取る用。
僕の情報管理はデジタルが基本なので、紙媒体はキャッシュみたい位置付けである。
これで「ヨーロピアンなプチエグゼクティブこじゃれ感」がでた。

当初、M1000のPIM機能は、Outlookとの連携で使っていた。
僕の所属する会社のOutlookはウェブにも対応しているので、PCのブラウザさえあればどこでもメールやスケジュールやToDoの情報をチェックできる。
使い始めたとき、これは大変便利だった。
FOMA M1000と母艦PCとの連携はBluetooth。
FOMA M1000との連携だけはブラウザ経由ではなく、Outlookのクライアントインストールされている母艦PCとの連携が必要となる。
Bluetooth経由でPIMデータが連携され、かつその情報をウェブで見たり変更したりできることの便利さに喜んでいた。

が、これって今時のBluetooth内蔵のPDAだったら出来て当然のことじゃないか?
もっと言えば、気の効いた携帯電話でも、できちゃうんじゃないか?
活用している人を見かけないだけであって、機能としては実装済みだ。

FOMA M1000や携帯電話とOutlookクライアント、Outlookウェブアクセスとの連携は激しく便利で、皆様にも是非ご推奨申し上げるのだけれど、僕としては、ちょっと差別化が足りないような気がしていた。

!!!

見落としていた。
「データバックアップfor M1000」。
ただのデータバックアップだったら母艦PCで事足りていたので、シカトしていた。
が、この「データバックアップfor M1000」は、とんでないアプリケーションだったのである。
DoCoMoのサイトでは「FOMA M1000の「電話帳」、「スケジュール」、「ToDo」、「メモ帳」をmopera Uでお預かりするサービスです」と書いてあったので、ただのバックアップアプリだと思っていた。
が、全然違う。
PIM情報の完全モバイルを実現する画期的なウェブアプリなのである。

前述の通り、僕はOutlookとM1000をBluetoothを連携させて使ってきた。
この時点で、僕のPIM情報はローカルだけではなく、ネットでも参照、変更できるようになっており、僕の脳の外部記憶化戦略に乗ったものであった。
だが、これの問題はM1000との同期には、Outlookクライアントが必要だった事だ。
僕の正とするOutlookクライアントは会社で使用しているPCである。
僕が会社で使用しているのは、東芝のA4ノート。
モバイル用にはVAIO Extremeを持ち歩いているが、Outlookの正データはオフィスに置きっぱなしにしているPCなのだ。
これは、ちょっと不便。
もちろん素直にM1000に直接情報を入力すればいいのだけれど、長い文章はPCで打つほうが楽だ。

僕の場合、スケジュールだけでも、ミーティングの場合など、参加者や場所、そこでの論点やらアイディアやらをガシガシとメモとして添付している。
ミーティングの後は、議事録を添付したりするような使い方もする。
スケジュール管理もただの予定表として使っているだけではない。

ToDo管理についても同様。
ただのやるべきことが優先順位つけられ、期限を切ったりして管理しているだけではなく、付随する情報をメモで添付している。

M1000に直接入力は荷が重い。
PCのキーボード経由でないと辛い。
それで、Outlook大活躍!なのであった。

だけど、そのなかでちょい不便感を感じていたのが、Bluutoothで母艦と連携しなくてはならない、という点だった。

これを一気に解消してくれたのが、「データバックアップfor M1000」だった。
ただのデータバックアップサービスではなく、Outlookウェブアクセスと同じく、ウェブアプリ上で、「電話帳」、「スケジュール」、「ToDo」、「メモ帳」を更新、M1000と同期できるのである。
Look&FeelはOutlookウェブアクセスのしょぼい版、といった感じ。
機能は、ほぼOutlookウェブアクセスと同じ。
ウェブアプリなのでクライアントアプリは必要ない。
ブラウザさえあれば、どのPCからでも変更可能である。
FOMA M1000側からでも「データバックアップfor M1000」からでもどちらからでもスケジュール変更等の情報の更新は可能。
同期タイミングは細かく設定できる。
僕は、M1000側で修正を加えた場合、20分後にサーバー側の情報を変更することにしている(修正するのに10分くらいはかかるし、修正途中でデータが同期されないようにするため)。
サーバー側は、修正して保存した時点でM1000に同期データが飛ぶようにしてある(どうせパケット課金なので、接続時間は関係ないため)。

同期データがパケットとして飛び交っているので、パケット料金が気になるところだけれど、しょせんはPIMデータ程度なので、気になるほどのパケット料金は発生していない。

これは、激しく便利である。
FOMA M1000とPCのブラウザだけで、どこでもスケジュール管理が可能になったのだ。
PCクライアントが必要なくなったので、クライアントサーバーというよりも、サーバーセントリック。
クライアントとサーバーのPIM情報は、FOMAネットワークで常に自動的に同期される。
何も気にせず、外出時はFOMA M1000でPIMを書き換えれば良いし、近くにPCがあればPCのキーボードを使って楽々入力すれば良い。
同期を気にしなくていい、というメリットは激しく大きい。

僕の脳の機能は更にネットに委譲されることになった。
外部記憶機能拡張計画。

これでまた一歩野望に近づいた。

■データバックアップfor M1000
http://www.mopera.net/plan/option/m1000/backup_m1000.html




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