斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
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2005年10月01日(土) |
スタインバーガーゲット! |
スタインバーガーである。 ほとんどの人にとっては何それ?だと思う。
またしても新ギター・・・。
今回はスタインバーガーのGL-2T。 ぬあんとこのギター!、オールグラファイトボディーなのである! 素材が木ではない。
使用している有名人としてはモト冬木あたりか。 まあ、ほかにもアランホールズワースとかヴァンヘイレンなんかもいるが、モト冬木のイメージが強い。
スタインバーガーのGLというはかなり特殊なギターである。 ボディーがオールグラファイト、もちろんネックもグラファイト。 見た目からして怪しい。 ヘッドがない。 ボディーもない。 ボディーはないことはないのだけれど、ボディーは弁当箱みたいな箱である。 トランストレムというちょっと変わったシステムのアームつき。 ピックアップは僕の大好きなEMG。 弦も弦の両方にボールがついた特殊な専用弦が必要である。
しかーも! このオールグラファイトのスタインバーガーはずっと昔に製造中止になっている貴重品なのである。 もはや手に入らない。 復刻版とやらで、メイプルボディー製品が出ているが、オールグラファイトじゃなきゃイカンのだ。 もともとの価格設定がバカ高だったせいか非常にレア。 楽器屋はもとより、ネットで探してもなかなか見つけられない。
僕の脳内ギターブックマークの最上位にあったにもかかわらず、レアなので、マトモに見かけることすらなかった。
が、近所の楽器屋で発見してしまったのである。 正真正銘のスタインバーガー。 オールグラファイトの弁当箱ボディー。 EMGのハムバッカー2機搭載(たぶん81)。
うっひょー!ホンモノのスタインバーガーGLだ! その貴重性ゆえ、裏社会ではプレミアがつきはじめている。 普段なら0.03秒くらいは考えるのだけれど、僕は0.01秒で決断した。
「試奏させてください」
小さい。 軽い。 小さい、軽いって、事実上ボディーがないんだから当然。
音は鳴るのか? 店頭のマーシャルに繋ぐ。 意外な事にレスポールスタンダードっぽい音。 ピックアップはEMGなのにザクザクしていない。 僕はレスポールを吊るしのスタンダードとEMG搭載のカスタムを所有しているのだけれど、スタンダードに近い。 EMG搭載のレスポールカスタムは、いかにもハードロックだぜ!というザクザクした音がする。 スタインバーガーはEMGなのに普通にレスポールスタンダードっぽい癖の無い音。 って、言うかエレキギターの基準点みたいな超超マトモな音がする。 スケールはフェンダーのロングスケール。 レスポールよりも長い。 フェンダーっぽい弾きごこちでレスポールっぽい音。 24フレットまであるのだけれど、ボディーが「ない」のでハイポジションまで楽に弾ける。
当然ながら中古である。 新品は既に何年も前から製造中止。 中古しか存在しない。 しかも、あまり市場に出回らない。
個体としては、大きな傷もない。 かなり良い状態。 難無し。 ただ、かなり使い込まれているらしくブラックの金属パーツの色はところどころ磨耗している。 ピックアップがEMGのどの製品なのかを特定できなかったのは、EMGはロゴの色で製品を判別できるのだけれど、ロゴの色が磨耗して既に消えているからだった。 なのに、金属パーツの錆は一切なし。 弾き込まれ、大切に扱われてきたのだろう。 だが、悲しいかな経年変化のないグラファイトボディーなので、弾き込まれることによって、鳴るようになったりはしない。
専用弦が必要なのが不安だったのだけれど、店頭には専用弦がたくさんあったので、ひとまず安心。 普通の弦を使うストリングアダプターも付属していたので、弦の供給がなくなる、という最悪の事態も避けられそう。 試奏して何の問題もなかったので、ご購入。
って、事でここ最近はずーーーーーーーっとスタインバーガーをいじっている。 ボディーが小さくて軽いので、テレビを見ながらとかでもずっといじっていられる。
これで自宅のギターは15本となった。 どうすんだ、おいっ。 僕にはモノを集めるというコレクター趣味は全くないハズなのに、ギターだけは増殖中。 でもまだ欲しいギターが・・・。 ちなみに今、脳内ブックマークの上位に入っているのは、マーチンの000-28とギブソンのFV(白)です・・・。 問題は上記はどちらもいつでも容易に入手可能な点だ。 どうせいつか買うんだから・・・という悪魔の囁きと戦う僕。
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