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2004年08月11日(水) 正しい文章を書きたい

どうも最近、僕の文章が乱れているような気がする。
最近、といっても、もうここ数年くらい文章が変になっているので、2年前にはじめたこのWEBLOGに書いている僕の文章は全て、乱れた文章である。

これはイカン。

僕の大学での専攻は、「新聞学」である。
ジャーナリストになりたかったワケではない。
「メディア」に興味があったのだ。

僕はメディアや記号論を中心にお勉強をしていた(来年から専攻名が「新聞学」から「メディア学」に変わるらしい)のだけれど、「新聞学」専攻なので、正しい文章の書き方については、かなりの訓練を受けた。
お題を出されて、20分以内で文章を書く、といった演習を4年間続けた。

そのせいか、今でも文章を書くのは速い。
このWEBLOGを1本書くために要する時間は、10分〜20分。
結構、長めの文章を書いているときもあるけれど、せいぜい20分程度で書いている。

書くスピードは維持しているのだけれど、日本語として正しい表現か?、正しい文章になっているか?、と考えると、かなりひどい文章になっている気がする。

と、いう事で文章をもう一度勉強し直すことにした。

僕の場合、何事を始めるに際しても、まずは道具のお買物から始まる。

・共同通信社の「記者ハンドブック・新聞用字用語集」
・シャープの46冊の辞書入りの電子辞書
・正しい文章を書くためのノウハウ本

共同通信社の「記者ハンドブック・新聞用字用語集」は、アホが読んでも理解できる文章を書くためには必須の本である。
新聞記者やジャーナリストは必携。
辞書みたいな本なのだけれれど、手もとには必要。
「コンピュータ」 VS 「コンピューター」、「マネージャー VS マネジャー」、「終わり VS 終り」等々、正しくはどっちだ?と、迷った際に便利。
共同通信社のルールが提示されている(朝日新聞社も同様の本を出しているが、ルールが微妙に違う。僕は、共同通信社のほうが正しいルールを提示していると思う)。
ただし、あくまでも新聞でのルールなので「ヴ」などの表現はダメと書いてあったりするので、新聞的には「ヴァン・ヘイレン」が「バン・ヘーレン」となってしまう。
バカ正直に従うべき本ではない。

次に、シャープの46冊入りの電子辞書。
英語辞書は電子辞書、PC用ともに多用していたけれど、日本語系の辞書が欲しかったので、買い増した。
機種を選ぶのが面倒だったので、「ジャパネットたかた」のCMでやっている同一モデルをビックカメラで購入。
「ジャパネットたかた」モデルは「魔法の粉ベーキングソーダ」等のいらん追加辞書をつけており、ビックカメラのほうがポイント20%還元で安かったので、ビックカメラで購入した。

「正しい文章を書くためのノウハウ本」は決定打、みたいな本は見つかっていない。
本屋で、片っ端から文章書きのノウハウ本を買い、読んでいる。
だが、「まずは、あなた自身を見つめ直す事」、みたいな精神論だったり、「何を今更」という内容が多く、ほとんど役にたっていない。

バーバラ・ミント著の「考える技術・書く技術 」を10回読んだほうがすっと役に立つ。
僕にとって、この本の「考える技術」の部分は何度も読み返し、「肉体化」(注)
されている。
戦略コンサルタントという職業は、この「考える技術」を完璧にマスターしていれば、じゅうぶん務まる。
逆に言えば、「考える技術」が肉体化されていない戦略コンサルタントはクソである。
戦略コンサルタントおよび、戦略コンサルタント志望者は10回読め!
そして、肉体化するために実践せよ!

でも、「書く技術」はたくさんの文章を書きなぐり、できる限り他人の目に「恥をさらすこと」が重要なのではないか、と思う。
僕のWEBLOGのように本名で書き、恥をさらしつづければ、練習になるぞ。


注;「肉体化」
オクノ総研総裁の造語。意識しなくても、無意識のうちに繰り出せる技のことをいう。クルマやバイクの運転技術にも同様のことが言える。オクノ総研 総裁は「Adobe PhotoShop」「Macromedia Director」を恐るべき速度(赤い服を着れば3倍)で操作できる。

共同通信社 記者ハンドブック[第9版]
考える技術・書く技術 (著)バーバラ・ミント




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