斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
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2004年08月10日(火) |
Blogのため文体とは? |
僕は、紙媒体のための文体と、Blog(WEB)のための文体を明確に使い分けている。
このWEBLOGのアクセスログを解析すると、1ページあたりの滞在時間は1分以内が6割近い。 10分以内が3割。 短時間で読みきれる文章表現が必要なのだ。
このWEBLOGを書きながら、WEB、すなわち、PCの画面で読まれる文章、短時間に読める文章、とは何ぞや?と、常に自分に問いかけてきた。 今も試行錯誤中だけれど、結果として、現状のWEBLOGの文体、表現がある。
現時点でのWEBのための文章、短時間で読まれる文章、読み捨てられる文章としての表現として意識している点がいくつかある。
・一文を短く書く ・段落を短くする ・段落ごとに空白行を入れる ・「しかし」、「そして」、「また」のような表現はできる限り排除。もしくは、重複させない ・構造は「A but B ≒ C ≒ D」
構造については、少し説明が必要かと思う。 僕の文章の基本は上記の通り、「A but B ≒ C ≒ D」である。
「A;最近XXである」 『が、しかし』「B;XXになってしまった」『なので』「C;XXなのだ」『と、いう事で』で「XXである」
これが、僕のこのWEBLOGの文章構造の基本形。 「起承転結」というよりも、「起転結結´」である。
基本的に短時間で読み捨てられる、WEBで書くためには、正しい「起承転結」では、最後まで読んでもらえない。 「起承転結」の「結」をできる限り前に書く必要がある。 結論を文章のできる限り頭に書かなければならない。
WEBメディアでは、簡単に読める、すぐに理解できる、結論を先に持ってくる、という文章表現が必要なのではないか、と思う。 あくまでも仮説だけれど。
まだ確立されているとは言えないけれど、WEBのための、Blogのための、文章表現の型というものは存在すると思う。
まだまだ、僕の試行錯誤は続く。
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