斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
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2004年07月12日(月) |
睡眠障害と戦う僕 〜クスリ編〜 |
僕の体調不良の根本原因を辿っていくと、「睡眠障害」にたどり着く。 平均睡眠時間が3時間くらいしかないうえに、酒のせいで眠りが浅い状態が長期に渡ってしまったために、自律神経がやられてしまった。 平均睡眠時間が3時間だと、誰でもおかしくなるとは思うけれど。
僕はストレスや精神的なプレッシャーにも体力も比較的強いほうだったのだけれど、極端な短時間睡眠生活を何年も続けていると、身体の前に脳がやられるようだ。 昨年の人間ドックの評価も「A」だった。 お医者さんには、「大脳は大丈夫なようだけれど、小脳にきてますね」と、言われた。 極端な睡眠不足が続いた場合、人によって、症状が表れる部分が異なるらしい。 多くの人は「うつ」になるのだそうだけれど、僕には「うつ」の症状は見られない。
自律神経がやられているので、足はフラつくし、手に汗は出るし、手は震えるし、動悸もする。 しかも、それらの発作は突然やってくる。 普通にリラックスしてメールを打っていたり、テレビを見ていたりしているときに突然、症状が出る。 発作のキックがない。
僕は、自然のチカラではもはや対処不可能な強度の睡眠障害なので、薬で睡眠をコントロールしている。 僕が主に服用している薬は、「デプロメール」、「マイスリー」、「サイレース」の3種類。
■デプロメール(50mg) いわゆる精神安定剤。 夕食後に服用。 夜、眠るために徐々に興奮状態を鎮めるために飲む。 あんまり効いている感じはしない。夕食後、というと当然ビールを飲むので、必然的にビールで流し込むことになる。 本来はアルコールと併用してはいけないのだけれど。
■マイスリー(10mg) 超短時間型の超強力睡眠導入剤。 眠る直前に服用。飲むと一気に眠くなるが、2時間くらいで代謝される。 寝つきが悪い僕には最適。 あのハルシオンを超える現在最強(最凶)の睡眠導入剤。 小人の大名行列が見えたり、記憶がぶっ飛んだりする副作用のある向精神薬扱いの薬なので、1度に2週間分しか処方されない。 僕は飲むと一気に眠くなるので、幻覚は見たことがない。 一時的に5mgに減らしてみたら、全く効かなかったので、また10mgに戻した。
■サイレース(1mg) 中時間型の睡眠剤。 眠る直前に服用。 1錠で3〜4時間程度の効果があり、途中覚醒を防ぐために服用する。 マイスリーと組み合わせて、翌日に起きなければならない時間を逆算し、服用量を決める。 7〜8時間眠りたいときには2錠、4〜5時間眠りたいときには1錠だけを服用する。 2〜3時間しか眠る時間がないときには服用しない。
朝は目覚めると、気合いを入れるため、カフェインの錠剤である「エスタロンモカ」を2錠飲む。 これは処方箋がなくても普通に薬局で買える。
僕は睡眠を自然のチカラでは、まるでコントロールできないので、こうやってクスリで調整している。 僕の睡眠障害は子供の頃からで、体質的なものなので、これからもずっとクスリを飲みつづけることになるのだろう。 クスリでしか睡眠をコントロールできないとは情けないが、体質なのでしかたがない。
今まで10数年に渡って、深夜残業や徹夜、海外出張が多い仕事ばかりだったので、この睡眠障害は、逆に便利だった。 2日くらいなら眠らなくても平気だし、時差ボケなんて一度も経験したことないし。 でも、寄る年波には勝てなかったようだ。
お医者さんは、言った。 「オクノさんにはダウナー系のクスリが必要なんですよね」 「大麻が合法であればベストなんですけど」
アムステルダムにでも移住するしかないのか? 「パトラッシュ、マイスリーと大麻でもう眠いよ」状態か?
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