祖母が亡くなった。老衰である。病気ではない。ロウソクの火が消えるように、少しずつ、少しずつ、弱っていき、そして先ほど、とうとう亡くなった。数日前から、いつでも対応できるように準備をしておくように、と両親から告げられていた。今から急遽、関西の実家へ戻る。のぞみの最終のチケットも確保した。人が亡くなったときは、いつも思うのだけれど、実感が涌かない。しばらく時間が経ったとき、いろいろ思い出すのだろう。きっと。