斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
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2003年04月25日(金) |
ETCをとうとう導入(その2) |
早速、自宅に帰り、インターネットで前払い割引の申し込みを行う。 前払いを利用すれば、割引特典を得られるのである。 当然のごとく、50,000円で58,000円ぶん利用可能なコースを選ぶことにする。 実は僕はまだハイウェイカードの残高が10,000円以上ある。 使い切っていないくせにETCを装着したのである。 いいんだよっ、つけたかったんだから。 使い残したハイウェイカードは来年くらいにETCに充当できるようになるらしいので、そのときに精算する。
が、しかし。
前払いはネットで申し込んだら即、使えるのかと思っていたら、申し込み後1週間程度で郵便でIDとパスワードが届き、そこでようやく前払いの手続きができるのであった。 ちぇっ、と思いつつも情報を入力していく。
・・・待てよ。 これって・・・。
僕は個人情報をガシガシと入力している。 住所、氏名、生年月日、電話番号・・・。 つまり、これからは高速道路の料金所を通過するたび、僕がいつどこの料金所を通過したかが全て記録されるのである。 ううう。 犯罪を行って逃亡する際にはETCは使えないって事だな。 まあ、携帯電話を持っている時点で、僕が半径数キロ程度のどのセルにいるかを携帯電話会社には常に把握されているワケで、今更どうってことないのだけれど。 犯罪者には不便な世の中だ。
前払い割引は来週までお預けとなったが、ETCの実験のため、再度クルマに乗り込む。 ETC車載器にETC用のクレジットカードを挿し込むと、LEDがオレンジからグリーンに変わる。 第三京浜の港北インター/都筑インター間でテスト。 港北インターから都筑インターなら料金は50円!
港北インターのETC車用入り口はETC/一般兼用。 しかも混んでるし。 兼用入り口なのでお楽しみの「とうせんぼバー」はない。 せっかくのETC車なのに一般車の列に並んで、ゲートに近づくとETC車載器は「ビーッ」と鳴った。 「通行可」と表示が出る。 無事、料金所通過。 ほんの2、3分も走れば都筑インター。
今度はETC車専用出口! 「とうせんぼバー」がある。 50キロくらいで突入してみる。 「とうせんぼバー」は開く気配なし。 ブレーキを踏んで20キロくらいに減速。 ギリギリのところで「とうせんぼバー」はピョコっという感じですばやく開いた。 Yeeeeeeeees!って感じ。 でも、ETCレーンはスピードを落とさないと通過は難しそうだ。
以前、フランスのニースでタクシーに乗ったとき、メルセデスのタクシーは高速道路のETC料金所に時速100キロで突っ込んでいった。 開かない「とうせんぼバー」に僕はひょえーって感じだったのだけれど、そのときも「とうせんぼバー」はピョコって感じで素早く開いた。 ETC慣れしていない僕はビビッてしまった記憶がある。 ある程度のハイスピードで突っ込んでも大丈夫なんだろうけれど、もし誤作動したら、と思うと恐いので、やっぱりゆっくり進入するしかないかも。 日本のETCは車種や区間等ややこしい通信をしていて、海外のETCシステムとは全然違うって言うし。
ETCを装着してみて、つくづくクルマってインフラと一体なんだな、と感じた。 先に書いたように、僕のクルマにはいくつもの通信機器が装着されている。 GPSアンテナ、VICSの光ビーコン、レーダー探知機、携帯電話のハンズフリーシステム、カーナビ経由のインターネット接続機能、そしてETC。 これらは全て、外部となんらかの通信をしている。 これって結構、未来チックなんじゃないのかなあ。
ETCを装着したところで「絶対に」元は取れない。 どうせクルマは休日出勤専用だし。 でも、クルマに数百万円もかけて、ROIを冷静に考えはじめたら1キロあたり数千円以上はかかっているだろう。 よって、僕の場合はクルマにかかるコストのROIなどどうでも良いのである。
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