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2003年04月24日(木) ETCをとうとう導入(その1)

ETC車載器を装着してきた。
ETC用のクレジットカードはかなり以前に入手していたのだけれど、ETC車載器はまだ購入していなかった。
VISAのゴールドであれば、ETC用カードは無料で作れるので、とりあえず作っておいたのだ。

僕の車はAudi TT クワトロという左ハンドルのマニュアル車。
左ハンドル車なので、高速道路の料金所ではオジさんにブースから出てきてもらわないと手が届かない。
無人の高速道路入口で左ハンドル用のボタンがあっても、クルマから降りずにチケットを取る事ができない。
僕としては左ハンドル車にもマニュアル車にも何の思い入れもないのだけれど、クワトロには右ハンドル仕様もオートマ仕様もないのでしかたがない。
左ハンドルのマニュアル車なんて、盗難にあいにくいくらいのメリットしかない。
Audi TTはデザインに凝りまくったクルマであるため、ボディー形状が下膨れで、サイドウィンドウが異常に小さい。
ボディーが下膨れであるため、ギリギリまで寄せても、ボタンまで手が届かない。
サイドウィンドウが小さいので身体を乗り出す事もできない。
無理して身体をよじってチケットを取ろうとすると、身体がよじれて「いででで」となってしまう。
と、いう事で僕は堪え難きを堪え、忍び難きを忍び、無人の左ハンドル用の自動発券式の料金所であっても、いちいちクルマから降りて、チケットを取っていたのである。
ああ、格好悪い。
とかいいつつ、本当はETCを付けてみたかっただけである。

近所のカー用品店で、三菱電機のウインドウのルームミラーの裏に取付けるタイプのETC車載器を選んだ。
僕のクルマのダッシュボードには既に、カーナビ用のGPSアンテナ、渋滞情報取得用のVICSの光ビーコン受信機、国家権力対抗用のレーダー探知機が置かれている。
そして、7インチのカーナビ用ディスプレイ。
これ以上、ダッシュボードに並べるのは邪魔なので、ウィンドウ取付け方式のETC車載器を選んだ。

本体価格15,800円、取付費7,500円、セットアップ費3,000円。
消費税を入れると合計27,615円。
ETCを利用して、この投資は回収できるか?
絶対に無理である。
国土交通省は姑息にも50,000円で58,000円分使えたハイウェイカードを廃止して、無理やりETCにメリットがあるように仕向けてはいるが。
50,000円のハイウェイカードは既に購入できないので、チケット屋ではプレミアム価格の51,000円で売られていたりする。

取付け所要時間は一時間くらい。
「アメリカ人はバカなのか?」と「精神科へ行こう!」を読みながら待つ。
一時間後、ETC車載器はルームミラーの裏側のウィンドウに美しく装着された。




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