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2003年02月09日(日) 痛風対策のプリン体カット発泡酒発売

僕は年末に受けた人間ドックで、痛風予備軍に分類されてしまった。
成人男性の五人に一人は痛風予備軍である。
僕の食生活から言えば当然の確率。
原因は明らかだ。
ビールの飲みすぎ。

僕は平日は毎日1リットル、休日は2リットルのビールを何年にも渡って飲みつづけてきた。
毎週1ケースのビールを消費する。
ここまでビールを飲むと、買いに行くのも面倒である。
僕はビール原理主義者なので、他のお酒はあまり飲まない。
長年に渡って、延々とビールだけを飲みつづけてきた。

そのうえ、僕は「牛角」→「ペッパーランチ」→「吉野家」の肉食3点ローテーションを繰り返している肉食主義者でもある。

その結果が人間ドックによる痛風予備軍の判定。
痛風はプリン体の過剰摂取によって陥る。
プリン体はビールと肉に多く含まれている。
今のところは「予備軍」であって、何の問題もないけれど今の食生活を何年続けると・・・。
痛風は「風が吹いても痛い」という病気なので、何としても避けねばならない。
日常から「健康のためなら死んでもいい」と公言している僕としては、痛風なんかになってしまっては面目まるつぶれである。

僕は人間ドックの結果を受け取ってから、ビールを「なるべく」飲まないようにした。
人間ドックの結果からみれば、酒の飲みすぎ、アルコールの過剰摂取は問題ではなかった。
確かにビールだけでアル中になるとは思えない。
アル中の恐れはないようだ。
プリン体の過剰摂取が問題。

それから僕はビールの量を減らして、プリン体が少ないといわれる焼酎を中心に飲む事にした。
2.7リットルサイズの焼酎とホッピーを買い込んだ。
お上品に720ミリリットルボトルなんかを買ったら、3日くらいしかもたない。
しかし、焼酎はペットボトルに入っていて、無色透明なせいか、ついついミネラルウォーターのようにガバガバと焼酎を飲んでしまう。
今までのビールを飲んでいた時の感覚で、焼酎はアルコール度数がずっと高いというのに習慣とは恐ろしいものだ。
このままでは今度はアル中だ。

と、思っていたらプリン体90パーセントカットの淡麗アルファが発売された。
これで淡麗は三兄弟になった。
ビール界のマイルドセブンを狙っているのだろうか。

僕と同じようにプリン体を心配している人間はたくさんいたのだ。
ビール会社にとっては痛風を気にして、ビールを飲まなくなる人間の数は少なくなかったと見える。
機会損失。

酒税が上がることが決まってしまい、値段が安いという唯一の付加価値を失ってしまった発泡酒は、値段以外の付加価値を追求しなければならなくなった。
発泡酒なんてどうせビールのパチモンなんだから、ビールと同じ味に近づける事だけを追求してもしかたがない。
発泡酒はいくらがんばってもビールにはなれないんだから。
発泡酒独自のマーケットを形成してもらいたいものだ。
これからもいろいろな商品が出てくる事を望みたい。
どうせだったら、プリン体だけではなく糖質も減らしてくれればよかったのにね。

これで安心してビールを飲めるってもんだ。
発泡酒だけど。

■プリン体90%カットの「淡麗アルファ」
http://www.kirin.co.jp/brands/alpha/top_fla.html




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