斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
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2002年11月01日(金) |
sakamoto三色とWAR HEAD |
坂本龍一の「US」、「UF」、「CF/TV」の三色セットを買ってきた。 電車の中吊りにも広告が出ている坂本龍一の赤青黄色の同時発売ベスト。 3つまとめて買ったら、約1万円。 編集しただけで、制作コストはほとんどかかっていないだろうからボロもうけだな。 まとめて買ったらもれなく「初回盤限定!貴重な坂本龍一お宝音源」がもらえるらしい。 限定物に弱い僕は当然まとめ買いだ。
僕はずーーーーーっと「WAR HEAD」という曲の入ったCDを捜し求めていた。 「WAR HEAD」は1980年ごろにシングルとして発売された当時としては大変珍しいアッパー系のテクノ。 中学生だった僕はYMOのポップさより、「WAR HEAD」の過激な音にイカれてしまっていた。 「WAR HEAD」はこれまた珍しい紫色のカラーディスクで900円もした。 当時は通常のシングル盤は700円だったので、中学生だった僕は貧乏臭くも買い逃してしまっていたのだ。 世間的にはあまり人気がないのかアルバムに入ることもなく、ベスト盤でもことごとく無視されていた。
で、やっと見つけたのだ。 「WAR HEAD」。 「US」の3曲目に入ってる〜! たぶん聴くのは20年ぶりくらいだ。
PCに入れてWindows Media Playerで聴く。 あれれ、今聴くと全然過激じゃないぞ。 僕の記憶よりずっとポップだ。 70年代後半から80年代初期に特有の音だ。 でも20年ぶりに聴いたのに曲の構成とか全部憶えている。
僕は音楽を完全に記憶するという、極めてどうでもいい特技を持っている。 アレンジからドラムやベースのパターンをはじめとする全楽器の音を全て覚えてしまう。 ついでに絶対音感付き。 何の役にも立たないけれど。
「WAR HEAD」はいわゆる坂本龍一の芸風とはかなり違う。 今でいうとダフトパンクみたいな音。 20年以上前の曲なので、もろアナログの音だけど敢えて今この曲をもうちょっとソリッドな音で作り直したら、面白いと思う。 ダフトパンクあたりがカバーしないかな。
それに「WAR HEAD」の次には「Thatness And Thereness」! 僕が坂本龍一の曲のなかで2番めに好きな曲だ。 知っている人が少ないのになぜかセガカラ(カラオケ)には入っているというナゾの曲だ。 本当はMedia Bahn Liveに入っているピアノ版のほうが好きだけど、今回は「B−2 UNIT」に入っているオリジナル版だ。 僕は学生の頃、ライブでたまにシャレで「Thatness And Thereness」のピアノ弾き語りとかをやったりしていた。
このCDには初めて聴く曲は一曲も入っていないけどいいのだ。 マニアだからな。
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