2006年03月09日(木) |
政令市における県議会の役割とは |
民主党の前原誠司代表が党神奈川県連代表で参議院議員の浅尾慶一郎氏の会で発言した内容が問題となっています。
発言内容を掲載した新聞を要約すると「政令指定都市における県議会の役割は少ない」と述べ、自身も京都市選出の府議会議員だったことから「取り上げる内容は警察と河川くらい」だったとのこと。
これら発言が報道されたことを受けて県議会関係者から非難(疑問)が出ているようです。「地方選挙を来年に控え影響がでる」「多額の県民税を払っている横浜・川崎の市民に失礼」等々。松沢成文神奈川県知事にいたっては、自身が川崎市選出の県議だったこともあり「余程仕事をされなかった府議だった思わざるをえない」との見解を述べたとか。
さて、正直に言って自分も大枠では前原氏と同様の考え方を持っています。事実、多くの政令指定都市の議員から同様の話を聞いた事があります。中核市である相模原市でさえも同様に感じる事が多々あります。
無論、広域な視点で取り組む事項や現行の権限・財源では賄えない部分で県の役割は多数あります。一方で、基礎自治体が主体的に考えるならば、県は補完に部分に限定した役割にすべき考え方があります。どちらかと言うと、この考え方に自分は近いです。
良い機会ですので、少し神奈川県行政について勉強してみようと思います。折しも予算審議が行われています。まずは、この辺からですかね。地方分権(地域主権)を進める上でも重要です。市議の職務を通じて感覚的に捉えていた県との関係を体系的に検証してみようと思います。
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