相模原市でもグリーンホール相模大野で成人式が行われました。市から案内状をいただいていましたので行ってきました。行ったとは言っても、少し遅れてしまったので、来賓席には座らずに会場内で新成人に混じっていました。不思議なもので、こんなオジさんが一人でうろついていても誰も変な顔をしませんでした。もっとも、目に入っていなかったのでしょう。
新成人が自ら実行委員会を立ち上げて、準備から運営から行っている成人式でした。聞くところによると、司会の原稿なども自分達で考えたとか。少ない予算のなかで「自分達の成人式を自分達の手で」と思いが伝わってくる部分がありました。素晴らしいことだと思います。喫茶コーナーや写真撮影場所も盛況でした。
世情、「荒れる成人式」的な事が報道で取り上げられています。実際、そういった部分もあるのでしょう。ですが、会場内もそうでしたし、その後、相模大野駅で街頭演説をしていたのですが、行き交う方々もそうでしたが、多くの新成人は自分達の記念日を仲間と楽しそうに過ごしていました。周りに迷惑を掛けることなくです。
全国の一部には「成人式廃止論」もあると聞きます。確かに、自覚も自立もしない人達がいるのも事実でしょう。しかしながら、多くは違うのです。単に綺麗な着物を着たいだけの方もいるかもしれません。ですが、大人や社会の一員になるケジメの日と捉えている方も沢山いるのです。 私は、成人式は社会として継続すべきと考えます。我々大人に彼らが望む式のアイデアがなければ、彼らと共に考えれば良いのです。大切なことは、人生の中で、社会の中で、一つひとつの区切りを設けることです。そして、単に該当者だけでなく、社会として一緒に祝う気持ちを持つことだと思います。
今、私は新成人の方々に具体的なことをしてあげることができません。ただ、彼らが頑張れる、希望が持てる社会に少しでもなるように務めるだけです。
そして、もう一つ。心から「おめでとう」を申し上げます。
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