2002年08月20日(火) |
財政調整基金の残高が・・・ |
前記の決算のところで少し触れました本市の「財政調整基金(以下、財調)」が残りわずかとなっています。 地方公共団体の財政は、経済の不況等により大幅な税収減に見舞われたり、災害の発生等により思わぬ支出の増加を余儀なくされたりするもので、このような予期しない収入減少や不時の支出増加等に備え、長期的視野に立った計画的な財政運営を行うためには、財源に余裕のある年度に積立をしておくことが必要となります。この積立を財調と言います。 つまり財調とは、年度間の財源不均衡を調整したりし、安定した財政運営をおこなうための市の貯金的な要素があるものです。 この残高が平成5年度の約127億円をピークに年々減少し平成13年度決算では約31億円となってしまいました。 では、適正はどれくらいかと言うと、難しい面もありますが、一般的には標準財政規模のおおむね5%程度の額を積立ておくようにすることが適当と言われています。それを本市に置き換えると約50億円程度と思われます。 議員の職をいただいて以来、著しい財調の取り崩しに危機感を示してきました。 厳しい経済状況が続いているなかなので、一定規模はしかたがないと思いますが、長期的な視野にたって減少抑制を今議会でもを提言していきます。
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