久々にりいたに会った。
りいたが家の近くまで迎えに来てくれた。
どんな顔して会ったらいいのかわからなくて少しドキドキしてたけど、
いつもと変わらないりいたがいてなんか少しホッとした。
「遅いよー。」って文句言いながら車に乗った。
やっぱりあたしはかわいくないなぁ…(笑)
でもりいたはすごくうれしそうに笑ってあたしを迎えてくれた。
でも車の中はいつもと違う空気が流れてた。
りいたはあたしの反応をずっと伺ってる感じで。
あたしの顔をチラチラ見てた。
あたしはなんとなく気づかないふりをしてた。
あまり目も合わさず、作り笑いなんかして。
とりあえずごはんを食べに行こうってことになって、
近くにあったファミレスに行った。
ファミレスでは他愛もない話をして結局本題を話すことはなかった。
それはお互いに避けてたのかもしれない。
今の空気壊したくなくて。
でも話さなきゃ前には進まないって思った。
ファミレスを出てドライブをしてる時にあたしは覚悟を決めてりいたに聞いた。
今まで電話で聞いたりしてきたこととかぶるけど
ちゃんとりいたの顔を見て聞きたいって思ったから聞いた。
どうして浮気をしたのかってこと。
あたしのことをどう思ってるかってこと。
これからどうするかってこと。
そしてあたしの今の気持ち。
全部りいたにぶつけた。
りいたの答えは。
浮気したことは。
全面的に自分が悪いと。
ななに悪いところはないと。
でも不安だったと。
あたしのことは。
今も気持ちは変わらないと。
ずっと一緒にいたいし大好きだと。
これからのことは。
気持ちは変わってないしななと一緒になりたいと。
これから信用を取り戻すためにいっぱい努力をすると。
本当にごめん。って何度も言われた。
でもあたしは納得できるはずもなくりいたを責め続けた。
だからと言って『別れる。』ってことを言えずにいた。
結局あたしはりいたから離れられないんだぁ…。
離れる勇気がないんだぁ…。そう思った。
離れられないってことは許すしかない。
でもそれもできなかった。
やっぱり許せなかった。
なのにあたしは自分の気持ちも決められないまま
また流されてしまった…。
一体あたしは何をしているんだろう?
あたしは何を望んでいるんだろう?
こんな自分がイヤになった…。
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