∈気になるニュース∋ |
2007年08月11日(土) |
在宅医の先生から、興味深い話を、聞きました。
大阪の、吹田市内を中心にして、半径10キロの円を書くと、500床以上の大病院が、20以上もあるらしいです。 しかし、大阪南部のある市(私の住む市)を中心に、同じく、半径10キロの円を書くと、500床以上の大病院は、ゼロです。 我が市内には、総合病院が2つありますが、1つは公立病院で、300弱床、もう1つは私立病院で、200弱床です。
吹田市も含めた、大阪の北部の病院では、在宅医療を扱うクリニックでは、『がん専門にする在宅医療』とか、『神経難病を専門にする在宅医療』とかが、存在するらしいです。 もはや、在宅医療を、専門性で、診ているという。
しかし、私の暮らす町では、在宅医療としての専門はなく、がん〜神経難病まで、幅広く診ておられます。
人口密度の高い、大阪北部では、医師の専門性を確立しやすい状況にありますが、比較的、人口密度の低い、我が町では、いわば、「なんでも屋さん」を、確立しないといけないそうで…。
在宅医の先生は、普段はクリニックで、地域の患者さんを診ておられるんだけど、風邪からヘルペス、腰椎ヘルニアに、はたまた、腸管破裂や、肺に水が溜まり瀕死の状態だったり…と、様々な病状や程度の患者さんが、来院するそう…。
先生の専門は、病院で勤務医されてた時は、麻酔科で、がんの疼痛などが専門なのですが、保健所から、「在宅医が全くいない状況なので、神経難病の患者さんも、ぜひ診てもらえませんか?」と、頼まれて、それをきっかけとして、受け入れたんだとか。 今や、神経難病の患者さんが、20数名抱えてるという…。
私のかかりつけの近くの総合病院は、そういう意味では、まさにこれからの日本の医療制度の最先端を、走ってる感じなんですが…(良いという意味よりは、悪くもかなぁ…)。
内科や消化器科や泌尿器科など以外の、専門科以外に、「救急総合診療科(ER)」を設けて、24時間患者を受け入れています。 救急車の対応から、夜間の急患まで、または、全ての科の病状悪化まで、対応しているみたいです。 専門科は、完全予約制にして、患者の待ち時間と、医師の勤務負担を減らす(外来診察時間の削減)のと同時に、「救急総合診療科」において、様々な疾患を持つ患者さんを、総合的に診て行こうという方針だそうです。
ですが、私は、救急車で搬送された時に、その日の当番の、整形外科の医師に対応してもらい、痛みを放置されて、納得がいかなくて、良いコミュニケーションは取れませんでした…。 結局、胃潰瘍か?急性胃腸炎か?クローン病の再燃か?はっきりわからないのに、とりあえず、プレドニンを処方されて、帰ってきたんですけど…。 説明があまり…だったので、納得しなく、飲みませんでした。 帰ってから、在宅医の先生に連絡して、「感染による、胃腸炎かもしれないから、ステロイド使ったら、ひどくなる場合もあるので、飲まないで。」と言われたんですが…。
やっぱり、医師は、専門性って、強いなぁ…と、つくづく感じてしまう経験になりました…。
果たして、世の中に、たくさんある病気の、全てを、適切に判断できるのか?と、不安に感じるし…。 そういう勉強や経験を踏んでいけるのか?って、疑問や不安もあります。 とりあえず、緊急時のみ対応して、後は専門科に回すとしても、その緊急時の初期対応が、大切だったりするし…。
ですが、「今夜は、消化器科の医師が不在で、当直はしてないので…。」と、夜間受診を拒否された病院の経験もあるんで(そこは、消化器科などで、かかりつけなんですが)…。 患者さんは、夜間休日を問わず、病気になりますけど、医師の過労勤務や医師不足を解決するには、どうしたらよいのだろう。 過労勤務からの、大学への引き上げも、ますます増えてるようだし…。
これとは、また別なんですけど、気になるニュースを取り上げます。 すでに、ご存じの方も、多くいらっしゃるのではないかと思いますが…。 詳細は、以下、アドレスを参照して下さい。
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