99745..チェリー
春一番と、訪問診療。
2007年02月15日(木)
昨日は、朝から風と雨で、春一番が吹いたようです。
雪も降らず、この時期に、春一番が…エアコンも消して過ごせてるし、異常気象だなぁ…。
人間の体も、きっとどこかで、異常をキャッチ★してる気が…。
生態系に変化が起こる気が…人間も、生物体ですから…。

さて、午前中から、在宅医の訪問診療でした。
病院で、プレドニン隔日2錠→0に切って、左半身の痛みなど…、状態が悪くなったので、金曜の訪問看護の時、在宅医の先生に連絡を取って下さり、「プレドニンを、隔日1錠飲んでみますか?」とアドバイスをもらい、再び、内服を開始しました。

今日の、在宅医の先生がおっしゃられるには…。

・プレドニンを、隔日2錠から、0にするのも、間違いではない。
・また、プレドニンを、隔日1錠にしてみるのも、間違いでもない。
・もっと微妙な量の調節で、1ミリ単位でテーパリング(減量)する方法もある。

「治療法は、試してみないと、わからない。」
「結果については、後でわかること。」
「過去の結果については、今から、あぁしていれば!と思っても、意味はないし、仕方ない。」

「難病だから、治療法は決まっていなく、医師が100人いれば、100通りの治療についての意見や方法がある。」

・昔のように、医師が「俺の言う通りに治療を受けなさい。」患者が「先生におまかせします。」みたいな医療は、もう過去のことで古くて、治療というものは、『医師が与えてくれるものではなく、患者の選択・責任の下で、進めていくもの』であること。

「医師も、患者が選ぶ、自己責任が生じるということ。」

治療はやってみなくちゃわからなくて、患者として、選んだ結果には、後悔しちゃいけないということ?
治療法が確率してなくて、やってみなくちゃ、結果が出ないから、うまくいかないと、後悔が生まれるんじゃない?
医師も、患者が選べるけど、100%完璧な医師はいなくて、それは当たり前なことだけど、十分、医師に信頼関係を作るのは、簡単なことではないよ?

あと、医師との信頼関係については…。

・患者が、医師を育てるのでもあり、信頼関係を作っていくのも、患者側に、努力が必要である。

まぁね…何だって、医師に求めて、診察時間が遅いからって、病院の窓口に、怒鳴りに行く元気な患者さんは、どうかと思うけど…。
医師の方針や指示について、素直に聞く患者が、扱いやすい、わがままではない患者と、受け取りやすい、ベルトコンベア式な、最近の医療もあるしね…。
ただ、患者にも、いろんな性格を持った人がいて、医師だって、様々だってことだ。
世の中、在宅医の先生ばかりなら、よいんだけど…。

あと、昔、あるドクターから言われた、こんな言葉を思い出した。

あるMS患者さんが、入院中も、タバコをやめられなくて、医師に注意されて、こう言われたのだ…。

・患者は、体が悪くなると、病院に「今すぐに治して下さい。」と来るけど、規則正しい生活、酒タバコはやめる、バランスの取れた食生活、健康的な生活を送ることが、健康への処方箋なんですよ。

なぜかというと、「人間は、体には悪いことをせずには、生きられない。」
「再発を予防するには、早寝早起きをすることが大切だけど、夜更かししてしまうし、タバコやめられない患者さんも、アルコールを毎晩飲まないと眠れないと言う患者さんもいる。」というような話を、今日在宅医の先生からお聞きして…。
そういえば、人間って、時には、随分、矛盾した生き方してるよなぁ。
ほんとは、毎日の生活が、一番の処方箋なのに、自分の生活はさて置いて、病気になれば、「治療して〜。」と、病院に行くもんなぁ。
私だって、「早寝早起きしなさい。」と言われたって、「だって、眠れないもん!」「再発は、不規則な生活とは、関係ないもん!」と、都合の良いこと言うもんなぁ。
だからって、不規則な生活してるからって、健康に生きてる人だっているし、世の中、不平等だもんなぁ〜!
すごく健康に、気を使って過ごしても、病気になる人だっているかもだし?
だけど、まぁ、健康的な生活と言われるような暮らしを続けていると、健康には近く過ごせる確率は高いのかな?
だけど、私は生まれた時から、難病持って生まれてきたわけだし、誰の責任よ?母の責任と言うのかよ?
と、マイナスに捉えては、グレたくなっちゃいます…あはは…(汗)
まるで、子供な思考な私…。

あと、「例えば、旅行するのに、現地まで歩いて、自力で行く人はいないですよね?」
「大切なのは、現地で楽しむ目的でしょう?」
「それは、障害を持った人と同じで、人はみんな誰も、単独では生きれないものなんです。」
う〜ん、それをもっと私が例えると、「じゃあ、電車のホームに行くと、『本日は駅員の人員不足なために、電車は発車しません。』と、なる場合も、たくさん出会うよ。」
ヘルパーさんは、人員が限られていたり、土日や夜間は、動けなかったり、当日など動けなかったり、1週間前でも、他の利用者さんとの兼ね合いで、無理な時だってある。

『障害者もみんな一緒』と、分け隔てをなくすのは、大切なことだけど、時には、現実的な問題を、そのスローガンを投げるだけで、覆い隠してしまう危険だって、ある。
当事者は、理想論だけでは、現実世界の普通の私の毎日を、暮らしては行けない。
雲の上の、どこかの道徳のテキストに載ってるようなのを、論じ合うのではなくて、身近な日常に近い話を、求めてたり、するんだけどなぁ。
地に足を付けなきゃ、生きられない!

とか、思いながら…。

普段の治療法について、語るのに、ここまで話が飛躍しちゃわれると、ちょっと患者としては、頭が痛くなっちゃう…。
私、頭悪いから…もっとわかりやすく、現実に近く話してくれ〜!
障害受容論ではなくて〜!と、思ってしまう…。
だけど、悩んでる直中にいる患者さんを救える、神の一言でも、時にはなるのかな?
私、素直じゃないし、現実主義だからなぁ…カワユクナイっす…!(汗)
そして、医療側には、理想論も大切なことで、在宅医療の道は、拓かないし、スタッフには、精神的にも過酷な、在宅ホスピスなど、続けられないだろう。
うん!みんな同じ、一人では生きられないという基本は、大切だ!

こんなこと言ってると、病気や障害を持ってる私は、「特別だ!」と思ってるみたいだけど、そう言いたいわけではない。
みんな幸せに生きたいとか、明日の命はわからないから、今を大切に後悔なく過ごそうと思ったって、普段はそんなことスッカリ忘れて過ごしてるし、地道に毎日を暮らしてかなきゃいけない、働かないと生きて行けないし、くだらないことにも、真剣に悩んだりする必要もあるわけで。
その延長戦上で、私の生活もあるわけで。
だから、特別なんかではなくて、だけど、病気や障害があるから、生まれる現実的な悩みって、当事者には、理想論は役に立たなかったりすることもある…かな…。。。
私の場合ですが。

あくまでも、在宅医の先生は、良い先生で、悪口とかじゃなくて、人間、いろんな考えや生き方があるねぇって、ことです。

以前、突発性難聴になったドクターが、「僕が、まさか、パルスをすることになるとは、思いもしなかったです!」と、「チェリーさんは、どんな治療法をしました?」「ほんとに、治りますかね?耳鼻科のドクターに、回復する割合が高いと説明受け手も、実際に経験した患者さんに、そう言われないと、安心できないんですよ。」
…と、言ってた先生がいた…。
ドクターも、病気もするし、患者になれば、ただの人。
そう思うと、医師と患者の隔たりなんか、何もないのになぁ。
あ!ドクターに、病気の経験しろ!と、言ってるわけでは、ないですよぉ〜!あくまでも!
健康が、一番です。
病気にならないと、わからないよ!って、言ってるわけでもないですよ〜!
だけど、経験しなければ、わからないことも、悲しいかな、この世には、たくさんあるのも事実かな…。
私にも、まだまだ知らないことばかりだよ。。。

昨日は、バレンタイン☆
在宅医の先生は、バレンタインのチョコ渡した〜♪
日頃の感謝です〜♪
あとは、ごにょごにょ〜♪
義理チョコや本命チョコ、女の子は、忙しい1日だね。
だけど、楽しい日でも、あるかもなぁ〜♪

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