∈あたし自身というもの∋ |
2003年02月06日(木) |
あたしは自分本位な患者だ。
以前、今回の入院中の出来事だけど、ある人に言われた。
「あなたはわがまま。」 「もっと現実を見なきゃね。」
家での介護の面で、訪問看護やヘルパーの制度に限界があることを、そういう言葉で返された。 みんな、その中で、やっているんだと。 社会資源には、限りがあるんだ、と。
その日は、真夜中まで泣きじゃくった。 悔しさと切なさと、自分を責める気持ちと。
わがまま? こういうのって、わがままと一言で、言い切っていいことなの? 二本の両足で、しっかり歩いてるその方に言われた激励は、多少なりともキツかった。 言葉は、よくないけど・・・じゃあ、あんたが、寝てみれば?と。
妥協しなきゃあ、いけないんだろか。 あきらめるのが、正しさなんだろか。
あたしは自分のやりたいこと、こうしていきたいという考え、結構主張してきた。 たぶん、それが一部の人にとっては、しゃくに障ることになるだろうことを、知りながら
あたしが動くには、周りのサポートがいる。 時間も割く。人の気持ちを左右することもあるだろう。
今、自分から何も言えなくなっている。 人の感情に、右往左往し自分がどうあればいいのか?どうありたいのか?わからない。
黙ってる方が、楽。 流されれば、楽。 そして、ガマン、我慢、がまん。 どうせ動けない体なんだから。
今、自分の感情さえ消し去ってく、あたし自身の変化に、自分でも怖くなる。
それは間違ってる。 それだけは、はっきり言いたい。
あたしはあたしの生き方を、毎日の色を形作っていきたい。
・・・とかかっこよく言いながら、しっかり地盤のないあたしがいて。 気持ちがうようよ。
あたしがしっかりしなきゃあ。 サポートして下さる方も、動きようがない。 しっかりしなきゃ、ちゃんとしなきゃ。
・・・と必死に前向きたいと、自分を追い詰めても、結局はいるんだなぁ。。。
退院前にプレゼントと、ひさびさの機械浴。寝たままの入浴。いわゆる人間てんぷら〜♪ サッパリ☆
膀胱訓練は、明日まで。明日までの結果で、管が取れ、自己導尿で帰れるか? PTのリハは、今日で最終日。先生、ありがとう。お世話になりました。
あー、寝返りができればなぁ。自分でトイレに行ければなぁ。 家族に負担かけ申し訳ない気持ちより、自分自身もこの体というものに、疲れてしまってきた。
愚痴さえ、言ってる場合なんかじゃあ、ない。 もうホント前を向いていくのみ、なんだけどね。
明日一日。大嫌いだった病院の夜も、あと二日。
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