99745..チェリー
8月1日 快晴!
2002年08月01日(木)
何もない一日。
何もしない一日。
何も考えず、一日ボーッってしてた。
メールも、一通もなかったし。
さみしかったり。
いつもは、「一人になりたい。」とか思っちゃってたり。
ほんと、わがままだ、あたし、はぁー。

昨日、親とのこと。アーダコーダ書いたけど。
一晩経って、落ち着いてみて。
距離置いて、冷静になってみると・・・。
今までのこと、過去のこと、これまでの「親との関係について」。みつめてた。

あたしの両親は、共働き。
母は、これでも一応一流企業に勤める、バリバリのキャリアウーマンだった。今は、ただのおばさんだケドね。
3歳になった頃から、保育所へ通った。
三つ子の魂は、百まで。とかいうことわざを信じていたらしく、3歳までの母親と過ごした日々の記憶は後々まで大切なのだと。
それまでは、育児休暇を取っていた。

朝、保育所へ連れて行くのは、父の役目。
これでもかー!!ってくらい、泣き叫んでいたらしい。
当時のあたしの記憶は、「保育所行きたくない。早く帰りたい。迎えが遅い。さみしい。辛い。お腹痛い・・・。」
あたしは、しょっちゅう風邪、腹痛した。
それが、仮病だったのか?今の難病へのきっかけだったのか?わかんないケド。
とにかく、「保育所行く時間よ。」というと、急に体の具合が悪くなった。

大きく成長して、障害者となって、母の手を煩わすようになって、退化して・・・。
もちろん、母も仕事をやめることになった。もっと詳しく言うと、「やめさせてしまった。」・・・。
初めて車イスで退院した時。
あたしもこの生活に受けいられなく、イライラするし・・・。
そのグチは、母に当たった。
母も、この生活に精神がギリギリまで追い込まれていった。

「今まで真面目に生きてきたのに、なぜあんたみたいな子ができたのよ。」

あー。言われちゃったなー。。と思った。。。
心が、ズッシリ・・・重かった。。。

言われるだけのことを、あたしも口走ったのだから、おアイコ。
でも、未だに、この時間に、あたし一人ココロが戻っては、一人で傷ついてる。意味なしな・・・ヤツ。

病気や障害を抱えた子供を持つ親は、多少なりとも「将来への不安」は抱えてる。我が子を思えば、思うほど。

死ぬまで、自分が抱え込まないといけない問題。
無意識に襲い掛かる。重圧、重荷。
育てても、(老後)何も返ってこない。
今までの、子への期待の破棄。無気力。
未来は、暗澹たるものだらけ・・・。
なぜ、こんな子が生まれたの?

母は、「なぜ、この子を生んでしまったのか?」より、「なぜ、こんな子が生まれたか?」の方に、とらわれたようで。

「病気、障害ない子がよかった?」
「そりゃそうや。」
「じゃ、あたしじゃない子やで。」
「・・・。ほんまやなー。そうなるなー。」

育てられても老後何も返せない、その真実。肉体的には。
「あたしは今まで、お母さんの仕事に協力してきた。」といった。
「みんなしてるよ。かぎっ子の子なんて、そこら中にいるよ。」
それも、真実なり。甘えてた・・・自分自身。

あたしは、親の愛情を感じている。
愛されていないわけではない。
ううん、むしろ愛をひしひしと感じてます。
時には、重たいくらいで。。。
だけど、親もちょっぴりあたしに甘えちゃってたんだと感じた。
この病気との出会いを通して。
えらそうには、言えないですけどね。

今、あの時に戻りそうなのだ。
お互い自分自身で精一杯な、あの頃に。
家族だからこそ、わかり合いたい。
だけど、家族だからこそ、あえて違う方向へ行ってしまってたり。ねじまげてしまってたり。
ちょっと、距離置いた方が、いいんだと思う。
あの時は、リハビリ入院して、あたしも・・そしてお互いに自分をみつめて、また家族に戻ったけど。
どこか避暑地ないかなー。
入院したいなー。
治療もしたいなぁ。
目だけでも少し良くなりたいなぁ。


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