最近普段出くわしたことのない風景を目にする、、、というのも、早朝車の運転をすることなどめったにないから、朝からウォーキングをしている人達がいかに多いかなんてことや、朝焼けのばら色の雲だとか、毎日を十年一日のように専業主婦として過ごしてきたものには、自分時間というものが出来上がってしまっているせいかなじみのない光景がなぜか新鮮にうつる。
今日は昨晩父の夜間の付き添いをしていたので、早朝に家へもどった。 父の容態はさほど変化がなく落ち着いていたため、ひどい睡魔が襲ってこないうちに家路につくことにした。 ばら色の朝焼けは美しかった。昨晩は月がきれいにさえていたし、父のこともいつも気がかりだがこんな時にも、なにか美しいものを見るとこころがすーっと落ち着いていく。 自然が一番こころを癒してくれるようだ。
もっとも家族の朝食を用意し、それがすめばみんなに’ごめん、ねるわ’と言って昼まで眠り、昼食後も睡魔に襲われ再び布団になだれこんでしまった。体力だけはけっこう自信あったんだけどな〜、気が衰えないよう、しっかりしなければ、、、
* 深夜姉に父の様子を聞く。午後に、輸液のための切開手術をした。 そうすぐに、変化があるとも思われないが、昼はやはり微熱があったらしいし、それは夜になっても下がっていないとのこと。 電話越しに 母が呼びかけたら「おかあさん」と答えたという 声がした。 もうやまばだよ、、、このローテーションが終わったら夜間は二人づつで つこうか?と姉が言う。 医師の話では危篤状態は変らないようだ。
気休めにすぎなくとも、身体に栄養物を送ってやりたい。 しかし、すい臓は機能していないため、インシュリン量を増やし、肺炎の耐性菌には次の抗生物質とわたしたちはやはり延命をしているのか? 父がのぞんでいるかはわからない。
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