***☆For My Dearest☆***



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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2006年03月10日(金)未来を見据えて。

今日はちょっと。お仕事モードの話。


世の中には腹の立つことが山のようにある。
働くまでだってそうやったけど。
働き出したらその数はいっきに激増した。

むかつくことも。やりきれないことも。
数えていったらほんまにキリがないほどにある。
尊敬できない上司からの侮辱的な発言。
関係ないのに押し付けられた責任で受ける説教。
なんでやねん。ありえへん。こっちの言い分ちょっとは聞けよ。
そう思いながら。年少の自分をわきまえてまず謝る。

これっぽっちも悪いと思ってないけど。とりあえず謝る。
そうすることが役割期待だと知っているから従う。
でもそれって。知らん間にけっこうなストレスになる。
ほんまの自分を抑えて殺してるわけやから当然のことやけど。

いつの間にか体裁とか立場とかを自然と考えるようになった自分に気づいて。
今さらながらつまらない大人の仲間入りをしたような感覚に陥る。
いつまでも夢の国にはいられない。何も知らない子供でなんかいられない。
そんなのもうとっくの前から知ってるはずやのに。

あたしってなんやろうな。こんなんになりたかったかな。
そんな考えても仕方ないことを考える頻度が増す。

毎日のため息が増える。明日への希望が薄れる。


昨日そうると電話したときに。ちょっとそんな話になった。
あたしがこうやって落ちてるとき。視野を広げてくれるのがそうる。
例によって。ヤツの意見は「考えすぎやって。」から始まった。

屈するとか屈しないとかじゃないって。
あんたの話聞いてるかぎり全然たいした上司じゃないやん。
そんな人が自分にどう言ってこようが無視しとけ。
あんたの価値は別にそんなことで下がったりはせーへん。
むしろ自分の世界に入れてやらん、ぐらいの気持ちでいっとけ。

つまらん大人になったわけじゃないって。
生きていくうちにそーゆうのが見えてくるのは自然なこと。
大人がみんなやりたい放題やったらそれこそ社会が崩壊するやん。
あんたの思考も対処も全部立派な大人のもんやとうちは思うで。
ちゃんと成長したなぁえらいなぁあたしって思っとけ。

「そんなもんかなぁ。」を繰り返すあたしに。
「そんなもんや。」と言い続けるそうる。

尖ってた気持ちが。少しずつ丸くなっていくのを感じる。


ねぇそうる。あんたはあたしにとって。
ほんまにいろんな役割をしてくれるね。
こーゆうときのあんたは。人生の先輩っぽくて。
なんでやろう。父親に近い匂いをちょっと感じる。

うちのぱぱちゃんは。こんなふうにあたしを諭さへんし。
むしろあたしのことなんて完全にほったらかしなんやけど。
だからこそ余計思うんやろうか。無意識のうちの理想なんやろうか。
自然と聞き分けのいいコになって。素直に話を受け入れてる自分がおる。
あんたの言うことなら。全て正しいって気さえしてくるからやばい。

優柔不断なあたしを知って。強めに言い切ってくれるあたり。
あたしにに対する思いやりな気がして嬉しくなる。
むしろそれが無意識ならもっといいかもね。
だってあんたとあたしがぴったりってことの証明になる。


ありがとそうる。
やっぱりあたしには。
どうしてもあんたが必要やよ。

ごめんねそうる。
ひとりで悩んで落ち込んで。
過去を引きずってるあたしで。


こんなにも思いやりある人を前にして。
ぶーたれてる自分が情けなくなるよ。
あんたの優しさに見合うように。
あたしももっと強く逞しい女になるね。

未来を見据えて。色づけていける女になるね。





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