***☆For My Dearest☆***



***☆For My Dearest☆***

男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

MAIL

HOME

BBS
BACK INDEX NEXT

2006年01月14日(土)ほんまによかった。

*2日まとめて書きました。昨日の日記もどうぞ。*

--------------------------------------------------------------

泣かないつもりやった。
笑い続けるつもりやった。

大好きなそうるを前にして。
この気持ちをまっすぐ届けるには。
あたし自身が絶対に笑顔でいなきゃいけなかった。

泣きたくなんかなかった。
笑い続けたかった。

でも結局。そうできないのがあたしらしい(苦笑)。


この前。ほんまに久しぶりにそうるに電話した。
最後に連絡をとったのが。12月の半ば。
そうるの誕生日。だから実に1ヶ月ぶりやった。
ただ電話するだけでこんなにもドキドキするなんて。
ちょっとこれは病気かもしれんって自分を笑った。

携帯を手に。そうるの番号を表示させて。
通話ボタンを押しかけて。でも消して。ため息ひとつ。
ほんま中学生日記かってくらいの幼さ全開やった。
(今日なら中学生だってもうちょいマシかもしれんけど。)

あぁでも。以前のあたしならば。
こんなあほ丸出しの自分のことだって楽しめてたよなと。
悪くないやん。おもろいから別にいいやん。
あほでけっこう。だってあたしあほやもん。うひひ。
そんなふうに開き直って笑えてたよなと思ったりして。

あの頃の自分にもう1回なりたいなぁと思った。
そしたら。そのために自分がすべきことは明確で。
押しにくかった通話のボタンも。気づけば押せてた。



「もしもし。」
「もしもし。あたし。」
「・・・あぁ。」
「今どこおんの?いける?」
「研究室。大丈夫やけど。」

「もしかして風邪ひいてる?」
「あーちょっとな。声おかしいやろ。」
「なんか鼻声っぽい。修論忙しいん?」
「相変わらずやけどな。まだまだこれからや。」
「そっか。じゃあ体調整えてがんばらんとな。」

久しぶりに聞く声が。体中に染み渡る。
思ったより普通に話してくれてること。
あたしが話しやすいように気遣ってくれてること。
そーゆうのがなんとなく伝わってきて。胸がいっぱいになる。

たぶん分かってる。この人は分かってる。
あたしが電話した意図も。
電話するまでにうだうだ悩んだことも。
気づいてないようで。たぶんお見通し。

いつだってそうだ。あたしはこの人の前で。
どんなに気取ってみても。格好つけて繕ってみても。
丸裸にされてすっぽんぽんで立ってるのと同じなんだ。
そーゆうところが敵わないと思い続けてきた。
そーゆうそうるだから大好きだった。

見抜かれてるのが分かってるのに。嘘つくなんてくだらない。
あたしは何も心配せず。気持ちをそのまま伝えればいいんだ。
勇気出して。この思いに素直になればいいんだ。
だって最初からバレバレなんやから。ぞっこんラブなこと。


「なぁ。」
「ん?」
「あんな。謝ろうと思って電話してん。」
「・・・あぁ。」
「うるさいこといっぱい言ってごめんな。」
「・・・・・・。」

気持ちが込み上げてきて。自然と涙声になった。
笑わなきゃと思ってたから。無理した声になった。
思ってることをポツポツ吐き出し始めたあたしを。
いつもなら黙って聞くそうるが。珍しく遮った。

「あのさ。」
「・・・ん?」
「どっちかにしーや。」
「え?」
「泣くか笑うか。」

電話の向こうで。そうるがちょっと笑ってた。
あたしの大好きな。あのバカにしたようなクスクスやった。
不謹慎や。なんやねん。あたしの決意も知らないで。
あほ。あほ。あほったれ。なんやねん。なんやねんこいつ。

ぶわーって後から後から気持ちが溢れた。
だって笑ってごめんって言おうと思ってんもんとか。
もう重たくて暗いのとかやめようと思ってんもんとか。
言わんでよかったことを勢いで全部吐かされた。
丸裸なあたしが。さらに脱がされたような感じやった。

そんなあたしに。そうるはさらっと言った。

「週末会おっか。」
「へ?」
「会いたくなった。」
「・・・へ?」

この人の許せないのは。こーゆうところ。
こーゆう飄々としたところ。突拍子もないところ。
そしてそれは最大の魅力でもあること。
あたしは熱くなる全身で思い出した。
そして情けなくも。さらに涙声になった。

「・・・会いたくないって言ったやんか。」
「会いたくなかってんけどな。」
「もういらんって言ったやんか。」
「・・・あれは言い過ぎた。ごめん。」

ごめんって。言いやがったよ。こいつ。
あたしが言いたくて言えんくて。悶々して。
ようやく言えるまでに1ヶ月以上かかった言葉を。
なんでそんな思い付きのように。さらっと言えるかな。

あーもう。なんてやつだ。完敗だ。降参だ。


ねぇそうる。あんたってやつは。
ほんま笑ってしまうほどおもろいね。
あたしがいっぱい考えまくってた時間。
あんたが何も考えてなかったとは思わんけど。

それでも。もしかしたらこの人は。
あたしとのことは悩みさえしなかったんじゃないかと。
全然へっちゃらぴーで日々を生きてたんじゃないかと。
そう思わせるくらいの余裕っぷりで。
こっちとしてはほんま。めっちゃ悔しかった。

でもそんな反面。もしかしたらこの人は。
全部計算づくなんじゃないかとも思えた。
クスクス笑ってあたしの気持ちに火をつけたのも。
会いたいって言った後であっさり謝ったのも。
関係を修復するため。最初から考えてたんじゃないかと。
そしてそれにあたしが簡単に乗せられちゃっただけなんじゃないかと。
そんなふうにも思えて。なんだかわけ分からんくなったよ。

ねぇそうる。あんたってやつは。
ほんま不思議だらけで。ほんま困りもんや。
そんなあんたみたいな人。やっぱりあたしじゃなきゃ無理やって。
あたしぐらい分かりやすく惚れてる人じゃなきゃ。
あたしぐらい最終的にはすべて許せてしまう人じゃなきゃ。
あんたとはどう考えたって無理なんやって。

よかったなぁ。そうるにあたしがいて。
よかったなぁ。あたしにそうるがいて。

お互いにお互いがいて。ほんまによかった。





☆押したら変わる投票ボタンです☆

↑日曜が楽しみでしょーがない。やばい。だいぶやばい(笑)。





MAIL

HOME

BBS
BACK INDEX NEXT



↑よかったらぽちっと押してください☆

♪Myエンピツに追加♪


written by さあや

Design by shie*Delicate Erotic

thanks for HTML→HP WAZA !
thanks for Material→NOION
thanks for MIDI→HAPPYDAY