ずっと書かなかったけど。 そうるとの今回の衝突のこと。
今となってはたぶん。あたしが悪かったんやと思うけど。 いろんなことが見えてなかった。幼かった。 逆に今は見えるから。まだ成長できたかなと思う。
今年の秋。あたしがほとんど日記を書かなかった時期。 そうるは研究と修論でいっぱいいっぱいな毎日を過ごしてた。 それこそ日々研究室に泊り込んだり。たまの休みには1日中寝てたり。 ほんま生活のほとんどすべてを研究に注がざるを得んくなってた。
会えばすごい顔色悪かったり。どんどん痩せてたりで。 それで心配するなって方が無理な話やろって思ったんやけど。 過剰な心配は。時に迷惑以外の何者にもならんこともある。 あたしは後にその事実を痛いほど思い知ることになった。
何度も書いてきたけど。もともとそうるは。人を頼らない。 そーゆうスタイルを好むし。貫く人間。 研究は大変。めっちゃ大変。でもそれはそれ。 傷つける気はないけど。あんたには関係ない。 とゆーかあんたの踏み込む領域ではない。 あっさり割り切って。そーゆうことを考える人間。
でも逆に。あたしはしんどいことは分け合いたいと思う人間。 今回にしても。なんとか力になりたいと思ったし。 早く前みたいに元気なそうるになってほしかったし。 正直普段より。圧倒的に気になってしょーがなくて。 いっぱい連絡して。どうしてるー大丈夫ーと聞くようになった。
人間誰しも。ほっといてほしい時期がある。 そうるみたいな思考の人間なら。そーゆうのはさらに強いと思う。 冷静になれば分かるのに。あの頃のあたしはだいぶうるさかった。 分かりもせん研究内容にまで足突っ込んだり。 理解したような気になってみたり。意見してみたり。 実際問題。相当うざかったと思う。思い出しても情けない。
あたし自身は。仕事も少し落ち着いてきてた。 職場で気の合うメンバーもできて。楽しめる環境もできて。 前ほど毎日しんどいしんどいって感じではなくなってきてた。 だからこそ。ちょっと周りが見える状態になって。 ふと気づけば。だいぶ滅入ってる最愛の人がいて。 さぁなんとかしてあげなきゃいけないと思ってしまったわけで。
自己満足。そう言われても仕方ない。 押し付けの愛情。そうかもしれない。
第三者にそう思われるならまだしも。 そうるにそう言わせてしまったことは。 言葉にならんほどの悲しみをあたしの中に落とした。
ある日。そうるはついにキレて。矢継ぎ早に言った。
もーうるさいねん。ちょっとほっといてくれへんかな。 自分がしんどいときは全然周りが見えてへんくせに。 ちょっと落ち着けばすぐ世話焼き女房になるやろ。 あんただいたい極端やねん。ついていけへん。
最初はわけわからんかったけど。あたしも言い返した。
なんやねん。そんな言い方せんでもええやろ。 極端かもしれんけど。心配やねんからしょーがないやろ。 なんであんたこそそんなふうにしか言われへんの。 ほんまそんなんやったらいつか大事な人なくすで。
そこから後は。もうお互い醜い罵り合い。 よく覚えてない。とゆーか思い出したくない。
でも最終的にそうるに言われた言葉は。深く刺さってる。
もういらんわ。もうしばらく会いたくない。
「イラナイ」
そうるへの愛情。 あたしという存在。 すべてを否定された気がした。 消えてなくなれと言われた気がした。
違うのに。そうじゃないのに。 こんなこと言わせたかったわけじゃないのに。 ただ笑ってほしかっただけやのに。 なんでこうなるん。なんでなん。
そこから後は。ずっとずっと闇やった。 ↑悲しすぎる事実に。立ち向かう術がなかった。 |