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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2005年12月18日(日)花とあたし。

ある日。道に咲く綺麗な花を見つけた。
あんまり綺麗で。あたしはすごく嬉しかった。
その花を見てるとなぜか幸せな気持ちになった。

気づけばいつも。花のことを思ってた。
気づけばいつも。その花を見に足を運ぶあたしがいた。
花はただそこに咲いてるだけで。あたしを満たした。

最初はただ綺麗なだけやと思えた花に。
いつからか違う感情を送るあたしがいた。
まっすぐに伸びた一輪の花は。凛としてて。
強そうで。逞しくて。惹かれるんやけど。
でもどこか倒れそうな脆さと危うさを確かに持ってて。
それに気づいたあたしは。花をそこに放っておけなくなった。

あんまり綺麗で愛しいから。いつもそばに置きたくなった。
もっと大事にしたくなった。雨風から守ってあげたくなった。
それが花のためにもなると。そう信じていた。

あたしはその花を摘んで。あたしの庭にそっと植えた。


毎日ちゃんと水をやった。栄養のある土を用意した。
雨が降れば濡れないように傘を差して。
風が吹けば折れないように囲いを立てて。
一生懸命に。花のことを考えて。いろんなことをした。
もっと笑って咲いてほしかったから。
もっと誇らしく咲いてほしかったから。

でもその花は。結果的に萎れてしまった。
あたしが花を。枯れさせてしまった。
もともとは道端に自然な姿で咲いてた花だったんだ。
あたしがたくさん与えすぎたせいで。バランスを壊してしまった。


ほんまにあたしが花を分かっていたなら。
道端にたった一輪で咲いていたとしても。
どんなに雨が降ったって。どんなに風が吹いたって。
孤独に見えようが。折れそうに見えようが。
そんなことで負けるような花じゃないって。
簡単に潰される花じゃないって信じてあげるべきやった。

花の周りにあるしんどい状況すべてを。
取り去ってあげることだけが愛じゃないと。
与えるんじゃなくて。ただそっと見守ってあげることが。
ほんまの意味での。大きくて深い意味での愛だってことを。
ちゃんと気づいて。実行してあげるべきやった。

・・・あたしにはできんかった。


ねぇそうる。でも。でも悲しいよ。
だってほんまに愛しかったんやもの。
ただ大切に大切にしたかっただけなんやもの。

うまくいかない。うまくできない。
何度も何度も書いてしまうよ。
愛するって難しい。ほんまにほんまに難しい。

ねぇそうる。教えてほしい。
あんたがもし花なら。あんたを思うあまりに。
摘んでしまったあたしを。恨んだり憎んだりするのかな。
枯らせてしまったあたしを。許せないと思うのかな。

そんなあたしに向かっては。もう笑えないと思うのかな。





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