***☆For My Dearest☆***



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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2004年02月01日(日)これは夢じゃない。

どうもです。たっぷりご無沙汰です。さあやです。
一応ちゃんと生きております。元気です(苦笑)。

あたしの更新が不定期なのは。もう普通のことになってきてます(涙)。
まぁこんなあたしにも日常があるので。やらなあかんこともあるので。
卒論やら国試やらに追われまくって。書けんくなるのはしょーがないのですが。

今回書けんかったのは。ちょっと特別な理由がありました。

てゆーか。書いてない約2週間の間に。
実は激変しております。あたしの生活。
そしてその生活があたしから日記を忘れさせたとゆーか。
書く余裕を与えなかったとゆーか。そんな感じで。

じゃあ何があったのかと。もちろんそうなるよね。
では本邦初公開の事実でございます。


あたしとそうる。実は今一緒に暮らしております。


・・・・・・・・・・・・。
さらっと言ってみたり(笑)。

そうなんです。そんなことになってるんです。
びっくりでしょ。あたしもかなりびっくりなんやけどね。
ほんまにこれは。いきなり決まったことやったから。
ようやくあたしも落ち着いてきたところやし。

まぁそんなこんなでいろいろあるのですが。
とりあえず今日は。事の始まりを説明しようかなと。


一緒に住もうかって話になったのは1月の終わり。
ちょうどあたしが卒論を提出して。久しぶりにそうるに会って。
お酒を飲みながら。2人でまったりしゃべってた夜やった。
あたしはやらなあかんことから解放されて。ご機嫌やった。
ちょっとハイペースに飲んで。ほろ酔いやった。

そんなあたしに。そうるはおもむろに言ってきた。
「あのさ。しばらく一緒に住ませてほしいねんけど。」って。

あたしはびっくりして。飲みかけの梅酒を吹き出した。
マンガかドラマみたいやけど。思いっきり咳き込んでもた。

「あーもう。何やってんねん。」
そう言って。そうるはテーブルを拭いた。
「え・・・?一緒に住む・・・?」
そう言って。あたしはかなり混乱した。

そうるは。片付けながら淡々と話してくれた。

免停になって。しばらくバイクに乗れんくなるそうるは。
夜中に研究室を出たところで。家に帰る手段がなくなること。
だから。大学から近いあたしの家に帰らせてほしいと思ったってこと。
忙しくて土曜も日曜もない生活になることは分かってるから。
時々寄らせてもらうとかじゃなくて。もう住ませてほしいと思ったってこと。

ほんまは。しばらく前から考えてたってこと。
でも。その時のあたしは卒論で頭がいっぱいいっぱいで。
聞き入れる余裕もなさそうやから。黙ってたこと。

大事なことほど。さらっと語るそうる。
いつだって自分の中で決めて。あたしに結果だけ伝えるそうる。
あーあ。まったく。なんだってこいつはこうなんやろう。

嬉しくて。でもちょっとだけ不満で。あたしは溜め息ひとつ。


「ちゃんと家賃半分払うし。あかんかな?」
「・・・あかんはずないやん。」
「ほんまに?」
「・・・なにーな。あたしがあかんって言うと思ってたん?」
「いや、そうじゃないけど。なんで溜め息?」
「・・・いや、もっと早く言ってほしかったなーと思って。」

しんどい時期でも。こんな幸せなことが待ってると思えば。
あたしはもうちょっとラクに乗り越えられたかもしれんのに。
聞き入れる余裕がないとか。勝手に決めつけてるんやもん。

そう言ってちょっとだけ膨れたら。そうるは言った。
「ちゃんと自分の力でやり遂げてほしかってん。」

それを聞いて。あたしはまた溜め息ひとつ。
そして。なんか分からんけど笑えてきた。

やっぱり。そうるのこーゆうところは分からん。
なんてゆーか。ほんまに簡単には寄りかからせてくれへん。
甘えるな。腐るな。そんな感じで遠くからあたしを見てる。
でも。ちゃんとがんばり抜いた後には。ご褒美をくれる。

分かりにくいけど。たぶんこれがそうるの愛のカタチ。


あたしはもちろんOKして。次の日そうるはあたしの部屋に来た。
でっかい荷物にいろいろ詰めて。部屋の端っこに置いた。
何度も泊まったことはあるし。慣れまくりの部屋でも。
一緒に生活するとなると。やっぱり違う感じがした。

あぁしかし。期間限定とはいえど。
こうも簡単に願いがかなってええんやろうか。
いつか一緒に住めたらなぁって。あたしはずっと思ってた。
そんな暖め続けてきた思いが。こんなに急に叶うとは。
どうしよう。嬉しすぎてどうにかなりそうや。

にやにやしてるあたしを見て。そうるはいつもの調子で言う。

「まぁ夜しか帰ってこんけどな。」
「ええよ。それでも。」
「夜ってゆーか夜中やで。」
「ええよ。しょーがないやん。」
「ごはんだって大学で食べてくるで。」
「ええよ。朝一緒に食べればええやん。」

何を言われても負けんあたしに。今度はそうるが溜め息ひとつ。
あたしは勝利を確信して。これまたにんまり(苦笑)。


ねぇそうる。あたしは負けへんよ。それぐらいのいじめには。
幸せ体質は。こーゆう時にこそ強さを発揮するんやから(笑)。
ロマンチックモードに入りそうなあたしを予感して。
あんたはあたしに。わざと冷たいことを言ったんやろうけど。

一緒にいられる時間が短かったとしても。
あんたがあたしのところに毎日帰ってくるだけで。
その事実を思うだけで。あたしは安心できる。
胸の奥の方から。じんわり満たされてくる

ねぇそうる。あんたにもそのうち分かるよ。
1日いろんなことがあって。疲れて家に帰るときに。
「おーおかえりー。」って言ってくれる人がいるだけで。
「遅くまでお疲れさん。」って言ってくれる人がいるだけで。
どれだけラクになれるかってこと。どれだけ救われるかってこと。

あたしはそんなふうに。あんたを癒す存在になりたいから。
あたしがいてよかったなぁって。ちょっとでもあんたに思ってほしいから。
「おかえり。」と「おつかれさん。」を。ちゃんとあんたに言うために。
あんたがどんなに遅くなっても。がんばって勉強して待ってるよ。

あぁ。あたしあほみたい。にやけた顔が元に戻らん。
これは夢じゃないんよね。ちゃんとした現実なんよね。
あんたと同じ家で暮らす。そんな日がほんまに来るなんて。

ねぇそうる。どうしよう。あたし幸せすぎてちょっと怖いよ。





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