***☆For My Dearest☆***



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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2003年10月09日(木)一緒に走りたい。

今日のそうるは。まひろとプチツーリング。
第一回が相当楽しかったのは聞いてたけど。
ひそかに第二回を計画してたなんて。びっくりやった。
あたしはさっぱり知らんかったから。
聞いてないしーとか思って。ちょっと嫉妬した(苦笑)。


昨日のナイターで。あたしが落ち込む前のこと。
アップしてるときに。そうるとまひろが「明日は・・・」とかって話してて。
それを聞きつけたあたしが。「何?何の話?」ってつっこんで聞いたら。
そうるはなんとも楽しそうに。笑いながら話してくれた。

「なによ。いつの間にそーゆう話になってたん?」
「ちょっと前かな。また違うとこ行こうって言っててん。」
「・・・ふーん。(←ちょっとおもしろくない。)」
「明日うちの教授が学会でさ。ちょうどええなーと思って。」
「・・・ふーん。よかったねー。(←ジェラシー全開。)」
「おうよ。楽しみやー。久しぶりに走りたかってんよなー。」

ほんまにバイクが絡むと。そうるは子どもみたいな顔をする。
少年みたいに笑うもんやから。もう何も言えんくなってまう。
なんてゆーか。ちょっと母性本能をくすぐられる感じかもしれん(苦笑)。

そんなそうるの顔を見ながら。あたしはちょっと安心する。
そうるとまひろ。2人で出かけるのはうらやましいけど。
元気にバイクに乗るそうるを思うと。あたしはやっぱり嬉しい。


前の事故以来。そうるはちょっと元気がなかった。
(事故についての日記はこちらです。)
傷ついたバイクを修理に出してる間。電車&バス通いになってて。
「今日はブーツ履いてみたでー。」とか言って笑ってても。
乗り慣れた愛車がそばにない寂しさは。あたしには伝わってきた。

あたしたちにとって。大事な大事なバイクが傷ついたこと。
それはもちろんショックやったけど。あたしはそうるの方が心配やった。
バイクの傷は。修理すれば元通りになるやろう。
でもそうるの心の傷は。ちゃんと癒えるやろうか。
事故の記憶が。そうるをこれからも苦しめたりはせーへんやろうか。
大好きなバイクに乗ることを。そうるは変わらずに楽しめるやろうか。
そんなことをずっと思ってた。そうなりませんようにって祈ってた。

そうるは。あんまり弱いところをあたしに見せへんから。
バイクのことにしても。あたしが聞かんかぎり言ってこんかった。
修理が完了して。明日そうるのところに戻ってくるって日に。
「大丈夫?乗るの怖くない?」って聞いたときに。
「まぁ怖くないって言えば嘘になるけどな。」って笑っただけやった。

そして。復活したバイクに乗ったそうる。
最初はさすがに怖かったみたいで。へっぴり腰やったらしい。
いつもは普通に走れる道も。普段より相当ゆっくり走ったって言ってた。
でもやっぱり。愛しいバイクへの思いは怖さを越えてまうんやろう。
2〜3日すると。体に馴染んだ感覚を思い出したみたいやった。

あたしはさすがに。自分から乗せてって言うことはできんかった。
あたしを乗せて事故ったことは。そうるには相当なショックになってる。
そうるは絶対に悪くなかったけど。罪悪感を背負ってる。
それは言葉にされんくても。一緒におったら分かった。
次にそうるがあたしを乗せることに対して。臆病になってるのも分かった。

焦らんでええよなって思うから。まだ言ってへん。
ほんまは乗りたいけど。またそうるの背中を抱き締めたいけど。
それはそうるがもうちょっと落ち着いてからでいいと思ってるから。


そんなそうるにとって。今日のツーリングは相当楽しかったみたい。
家に帰ってから。あたしに電話をしてきたあたりで。
テンション上がってることが伝わってきた(苦笑)。

「どうやった?楽しかった?」
「楽しかったー。風が気持ちよかったー。」
「そっか。いい天気でよかったやん。」
「うん。てゆーか途中で○○○(←まひろ)とはぐれてんけど。」
「まじで。なんで?高速で?」
「そう。事故渋滞のせいで。しかも連絡とれんかったし。」
「あれまぁ。それは大変やったなぁ。」
「まぁしばらくして会えてんけどな。あれは焦ったわー。」

そうるは。なんかおしゃべりでかわいかった。
見てきたものとか。感じたこととか。あたしに伝えようとして。
いっぱい言葉にしてくれるのが嬉しかった。
でもそれ以上に。そうるがバイクを楽しめたことが嬉しかった。
そばにおったのがまひろで。あたしじゃなかったとしても。
大好きなバイクを。変わらず楽しめたそうるに安心した。

そうるは。いろいろ話してくれた最後に。あたしに言ってくれた。

「また一緒に乗ろうな。うちはもう大丈夫やし。」

思いもせんかった言葉に。あたしの中で時が止まる。
ゆっくり噛み締めて。ようやく実感が湧いてきて。
思いっきり顔が緩んで。ちょっと涙目になる。

あぁ。やっぱりそうるは分かってた。
ほんまはあたしがめちゃめちゃ心配してたことも。
乗りたいけど乗りたいって言わんかったことも。
がんばって待ってたことも。全部お見通しやったんや。
あぁ。お手上げや。あぁ。やっぱりそうるや。

「はぁー。よかったー。」
そう言うのが精一杯で。思わず黙ってもたら。
「・・・まぁあんたが怖くなければの話やけど。」って。
ちょっと自信なさそうに言ってきたもんやから。
「なんでやねん。全然怖くないし。」って言ったら。
「・・・そっか。」って。安心したような声が聞こえた。

あぁ。なんで今目の前におらんのやろう。
涙目を見られて笑われるやろうけど。そんなのどうでもいい。
めちゃめちゃ愛しい。やばい。抱き締めたくてたまらん。

そんなことを思って。胸いっぱいになってたら。
「・・・おーい。泣いてるん?」って言われて。
「あほかー。誰が泣くか。」って言わされた。
電話の向こうで。そうるはクスクス笑ってた。
あたしを幸せにする。いつものあの笑い方やった。


ねぇそうる。今日はなんか穏やかな気持ちやった。
昨日は自分に対して。相当苛立ちまくってたし。
最近にしても。ほんまにいろいろ思ってたけど。
なんか久しぶりに。ゆったりした気持ちやった。

あたしはやっぱり。どう転んでもあんたが好きなんや。
あたしを最高に苦しめる存在があんたなら。
あたしを最高に満たす存在もあんたなんや。
そんな当たり前のことを。もう分かりきったはずのことを。
改めて実感した今日やった。いい1日やった。

そうる。よかったね。ツーリング楽しめて。
元気に風を切るあんたを思うと。あたしは嬉しくなる。
どんな顔してたんやろう。どんなこと感じたんやろう。
想像しただけで。なんか楽しい気持ちになる。
あのバイクのエンジン音。体に伝わる振動。
あんたと同じ気持ちになりたくて。目をつぶって思い出す。

そして。そんなバイクの後ろにもうすぐ乗れると思うと。
あたしは。もうどうにもウキウキが納まらんくなってまう。
だって。大好きな場所やから。あたしの特等席やから。

そうる。待ち遠しいよ。早くあんたと一緒に走りたい。





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