***☆For My Dearest☆***



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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2003年10月08日(水)輝いていたいから。

今日のあたし。そうるに対して。
思ってることをちゃんと話すつもりやったのに。
先に崩れてもて。結局何も言えんかった。

崩れたのは。本題とは関係のないところで。
つまり。サークル関係のことで。


今日は。今年のチームでの最後のナイターやった。
土曜の試合が今年最後の試合。そこで3回生と4回生は引退。
そこから新体制が組まれて。新チームが始動する。
だから。今のチームでやるナイターは最後やった。

みんなテンションが高かったし。やたら楽しかった。
いつもみたいにしょーもないことで笑ったり。
つっこんだりつっこまれたり。騒いでるのが幸せやった。

そうるも楽しそうにしてて。終始笑ってた。
あたしはやっぱり。なんだかんだ言ってもあの笑顔には弱くて。
口元に覗く白い歯を。見てるだけで満たされた気持ちになってた。

寒くなってくると。そうるはいつもタオルを頭に巻く。
それは。夏場にやってる気合い入れのためとは違って。防寒のため。
そうるの意外な弱点。それは耳やったりする(笑)。

ちっちゃくてかわいいその耳は。寒さには極端に弱くて。
他のみんながまだ全然平気な時期でも。強烈に冷たくなる。
「あかんー。寒いー。耳が冷たいー。力が入らんー。」
そう言ってそうるは。頭に巻いたタオルで耳まで覆ってしまう。
これは冷静に見ると。相当かっちょ悪かったりもするけど。
やってる本人はいたって真剣やから。どうしようもない(笑)。

そんなそうるを見て。あたしはやっぱり楽しかった。
それが崩れ出したのは。そうると1on1をやってからやった。


今日はそうると1on1を2本やった。
1本目はそうるがAであたしがD。これはまだマシやった。
そして。2本目はあたしがAでそうるがD。これが完敗やった。

今さらのことやけど。この2本目がめっちゃ悔しかった。
プレー内容としては最低やった。完全にあたしのミスやった。
しかもその相手が。そうるやったってことが。さらに悔しかった。
急にいろんな思いが込み上げてきて。苦しくなった。

最後のナイター。そうると1on1をやる貴重なチャンス。
もしかしたら。もうしばらくないかもしれん。がんばろう。
そんなふうに思って。かなり気合も入ってただけに。
しょーもない自分のミスが。どうしても許せんかった。

しかもそうるは。何も言ってこんかった。
黙ってあたしをその場に残した。
無言なのは。余計にキツイ。
がっかりされたような。見捨てられたような。
そんな感覚に襲われて。泣きたくなった。
でもそれ以上に。自分に対して苛立った。

4年かけても。あたしはそうるに追いつけんかった。
結局は。ただその背中を追いかけてただけやったんかもしれん。
そんなふうに。そうるを認めすぎてる自分にむかついた。

なんで気持ちで負けるねん。なんで負けてるって思うねん。
そうるはうまいけど。すごいけど。あたしがダメなわけじゃないやん。
なんで敵わへんって思うねん。なんで届かへんって諦めるねん。

グルグルいろんなことを思って。かなり落ち込んだ。

たったひとつのミスを。ズルズル引きずってたあたしは。
その後のプレーにしても。けっこうミス連発やった。
そんな情けないあたしを。そうるが見逃すわけもなかった。
「あほか!遅い!」「なんでそこでミスんねん!」
いっぱい飛んでくるダメ出しが。さらにあたしをへこませた。


ナイターが終わって。駐輪場で。
あたしは誰にも気づかれんように。ちょっと泣いた。
大好きなそうる。でも大好きやからこそ並びたかった。
追いかけるだけじゃイヤやった。ちゃんと認められたかった。
なんで。なんであたしは。こんなにも弱いねん。
技術面も精神面も。なんでこんなに脆いねん。
そう思って。自分にむかつきが納まらんくなってた。

帰ったと思ってたそうるは。現キャプテンと話し合いをしてた。
そしていつものように。バイクのキーを振り回しながら歩いてきて。
「あれ。まだ帰ってなかったん。」って。普通に話しかけてきた。
あたしは。何もなかったかのようにそうるに笑った。
涙はやっぱり隠した。こんな涙は見せたくなかった。
それは。あたしの中に残ってるギリギリのプライドやった。

「んー。ちょっとセンチメンタル入ってた。」
「なんやねん。またすぐ来られるって。」
「うん・・・。そうやとも思うんやけどさ。」
「なんやねん。もー。元気出せ。」

そうるはやっぱり。そうるやった。
オンとオフの切り替えが。ちゃんと出来てる人やった。
練習は練習。それ以外はそれ以外。
キツイこと言いまくりでも。それは練習の中でのこと。
それ以外の部分では。ちゃんと接してくれてる。

それやのにあたしは。全部連動させて。
ちゃんとそうるの顔が見れんくなってた。
弱いけど。やっぱりあたしはそんなんやった。


ねぇそうる。胸が苦しい。
言葉にならへん。胸が苦しい。
どうしてあんたは。そんなにすごいんやろう。
どうしてあたしは。こんなにあかんのやろう。

悔しい。あんたが眩しすぎて悔しい。
なんでそんなにキラキラ光ることが出来るねん。
そんなあんたのそばにおるのに。あたしはちっとも光られへん。
むしろ眩しすぎる光に飲み込まれて。消えてしまいそうになる。

あぁ。しっかりせな。あたしにはあたしの光があるはず。
あんたの大きくて強い光とは違ってても。
たとえ。ちっちゃくて儚い光やったとしても。
それを失わんように。誇れるように。前を向いていたい。
そうる。あんたのそばで。ちゃんと輝いていたいから。

顔を上げろ。胸を張れ。自分に負けんな。がんばれあたし。





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