***☆For My Dearest☆***



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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2003年07月14日(月)そして崩れる。

今日はナイターで。珍しくそうるが時間通りに現れた。
いつもなら。絶対に研究室の用事とかで遅れるそうる。
「今日の欠席は・・・」とかって。現キャプテンが確認してるときに。
「あ、○○○(←そうる)は遅刻やって。」って伝えといたのに。
アップを始めてすぐ。6時過ぎにそうるはグランドに現れた。

そうるは。新しいバイクにラケットもどきを括りつけるのがイヤみたいで。
(傷つけたくないんやとさ。まぁ気持ちは分かるけどね。)
土曜にあたしに預けてたから。あたしが代わりに持ってきたんやけど。
「ありがとうなー。運んでくれて。」って。あたしを見つけると言ってきた。

「ええよー全然。てゆーか来るの早かったな。」って何気なく言うと。
「うん。今日を最後にちょっと休もっかなと思って。」ってさらっと言った。

瞬間。あたしはちょっと固まる。
え・・・休む?練習を?

「もう院試まで1ヶ月ちょいやし。さすがに勉強せんとやばいやん。」
「練習ある日になるとさ。研究室におってもソワソワしっぱなしやねん。」
「早く行きたいーって感じで。勉強しながらもうわの空やし。」
「でもそれじゃマズイからさ。しばらくは休もっかなと思って。」

そうるはスパイクを履きながら。そんなふうに話してくれた。
そしてラケットもどきを持って。走るみんなの列に合流していった。
あたしは。取り残されたような感じで。その場から動けんくなってた。


そうるらしい決断やと思った。
なんてゆーか。やるとなったら徹底するところも。
人に相談とかをせずに。ちゃんと答えを見つけるところも。
やっぱりあたしの大好きなそうるやった。

でも。どうしようもなく寂しくなった。
また会える時間が少なくなる。また離れてまう。
それでなくても最近ゆっくり会えてないあたしたち。
練習で一緒にいられる時間は。ほんまに大切やった。
少なくともあたしにとっては。寂しがりのあたしにとっては。

分かってる。そうるは今がんばらなあかんとき。
あたしはそれを。ちゃんと応援せなあかんとき。
てゆーか。むしろあたしも。いろんなことをがんばらなあかんとき。
就職活動、国試勉強、卒業研究。やらなあかんことは山ほどある。

でもあたしは。最近そーゆうのからけっこう逃げてた。
実習が終わって。ゆったりした時間の中でいろいろ考えたけど。
でも最終的には。もう別にええわーって投げ出してた。

やらなあかんことはあっても。やりたいことの方が勝ってた。
そうると一緒におりたかったし。練習だってしたかったし。
なぁなぁにして流されて。かなり現実逃避してた。

でもそうるは。やっぱりいろんなことが見えてて。
やらなあかんとこではちゃんとやれる人やった。
あたしは。そうるのそーゆうとこを尊敬してたんやった。

あぁ。なのにあたしは。やっぱりどこまでも情けない。
今がよければええやん。きっとどうにかなるはず。そう思ったり。
これじゃあかん。もっと真剣にならなあかん。そう思ったり。
シーソーのように。気持ちに触れ幅がありまくりで。
ほんまに。なんかほんまにいい加減なんやと思った。


練習自体はめちゃめちゃ楽しかった。
そうるのプレーも。ほんまに生き生きしてた。
それは。走り出しとか。構えとか。そーゆうのでしっかり分かって。
あぁ・・・そうる楽しんでるなぁと思って。見てて嬉しかった。

1回生と混ざった練習で。あたしとまひろがミスを連発して。
「おいおーい!それは取っとけやー!」って。ガラ悪く言うそうる。
かなり難しいとこで。めちゃめちゃうまくいった自分のプレーに。
「ちょー見た?今の見た?うち最高!」って喜ぶそうる。

何も変わってなかった。これからもずっと見てられるはずの姿やった。
でもしばらく見れんくなるんや。しばらく会えんくなるんや。
そう思ったら。なんか締め付けられるように苦しかった。

別にこれっきり会えんくなるわけじゃないけど。
がんばろうとしてるそうるに。会いたいって言ってええんかな。
いや。そうるががんばろうとしてるんやし。あたしもがんばらなあかん。
やらなあかんこといっぱいあるし。ちゃんとせなあかん。
ちょっとぐらい会えんくたって。もっとしっかりせなあかん。

そんなふうに。またMUST思考が始まってもた。
「こうせなあかん」「ああせなあかん」そう考えることが。
どんどん自分を追い詰めていくこと。分かってるのに。

楽しい練習の合間にそんなことを考えて。あたしは確実にしんどくなってた。


実はもともと体調が悪かった。
たぶん先週の木曜。そうるがツーリングに行った日。
あの日に雨に降られて。次の日に鼻がズルズルになってた。
そして土曜。喉がイガイガになったけど。雨の中で試合をした。
そして日曜。咳がゴホゴホ出てきたけど。ラフティングをした。

いまひとつな体調で。けっこう無理してた。
でもたぶん。気持ちが充実してたから平気やった。
そしてそーゆうきわどい状況は。メンタル面ひとつで壊れるものやってこと。
あたしはよく知ってて。そして実際そうなった。


練習の帰り道で。やばいくらい悪寒がした。
だんだん気持ちが悪くなって。イヤな汗をかいた。
そして家に帰って。我慢できんくて吐いてもた。

ちょっと会えんくなるって分かっただけで。簡単に崩れる自分が怖かった。
あたしにとって。そうるがどれだけ支えなんかを改めて知った気がした。
なんで。なんでちゃんと自分の足で立てんのやろう。
なんでそこにいつも。大好きな人の支えを求めるんやろう。
そんなことをドロドロ考え始めたら。止まらんくなった。


ねぇそうる。あたしはあんたを好きになって。
ほんまに幸せやけど。ほんまに苦しいよ。
あんたを通して。優しい気持ちになれる自分が好きやけど。
あんたを通して。醜い気持ちとも向き合わなあかんのやから。

会いたい。一緒におりたい。くっつきたい。
そんなあんたへの要求ばっかり走り出しそうで。
でもそれを必死でセーブしようとして。
無理なくせに。出来た人間に成りすまして。
繕って。笑って見せて。平気なフリをする。

1人でがんばろうって思うと。いろんな意味でしんどい。
そんなに強くないくせに。無理すんなって思う。
でもそう思うと。そんなに弱くもないくせに。寄りかかるなって思う。
強いんだか弱いんだか。自分でもよく分からんくなる。

あんたなしじゃやっていけんと本気で思うけど。
でもきっと。あんたなしでもどうにかなるんやろう。
いつの間にか。それなりにどうにかなってるもんなんやろう。
そーゆうのがイヤで。そーゆうのが耐えられん。

そうる。なんか分からんけど。いろんなことが怖い。





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今日の日記は。ちょっと書きたいことが書けんかった感じです。
うーん。すっきりせーへん。・・・とりあえず明日に続きを書きます。





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