***☆For My Dearest☆***



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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2003年07月07日(月)会えるだけで幸せ。

今日は。大学の研究室におったときに。そうるからメールが届いた。
「今日ナイター行けそう?頼みたいことがあるんやけど。」
あたしは今日は実習の反省会があって。ナイターは欠席せなあかんくて。
「あーごめん。やっぱり今日は行けんことになった。どしたん?」って返した。
そしたらその直後。そうるから電話がかかってきて。
あたしは急いで研究室を出ると。電話に出た。

用事は。あたしのラケットもどきを貸してほしいってことやった。
そしてそれを。後輩に渡して運んでもらうってことやった。
「ええよー。ほなこっちまで出てこれる?」って言ったら。
「うん。ちょうど今散歩してたとこやから。すぐ行くわ。」って言った。

散歩ってのは。煮詰まってきたときにそうるがやる手段。
バイクに乗って。大学構内を適当に走るってこと(苦笑)。
メットをつけずに。風を顔とか髪とかにいっぱい感じながら走るのは。
あたしも経験してるけど。かなり気持ちよくて。いい気分転換になる。


それにしても。そうるの用事に。あたしはちょっとひっかかった。

ラケットもどき。いつもそうるはバイクに括りつけてたんやけど。
新しいバイクを買ってからは。傷をつけるのがイヤやからって。それをやめた。
バイク購入してから、そうるは自分のラケットもどきを使って練習してへん。
ケガして練習できん後輩に借りたり。余ってるボロいのを使ったり。
なんやかんやで適当に済ませて。ちっとも自分のを持ってこーへん。

こればっかりは。ちょっとあたしも呆れてる。
自分の荷物を自分で運べんようなバイクとか。ほんまありえへん。
どうしても不可能なら分かるけど。これまでは普通に運んでたのに。
新しいバイクに傷をつけたくない気持ちは分かるけど。限度があると思うし。

あたしが原チャで運ぶのは簡単なことやし。全然わずらわしいとか思わんけど。
でも。後輩に頼んだりもしてるし。それはどうなんよって思う。
重くても後輩やからイヤって言えんこと。そうるだって分かってるはずやのに。

大事な大事なバイクの前になると。そうるはちょっとだけ勝手になってて。
困ったもんやなぁと思いつつ。あたしは見守ってる状態。


そうるは3分ぐらいで。すぐにやってきた。
あたしは原チャに跨って待ってたんやけど。
聞き覚えのあるバイクの音に顔を上げると。そうるが走ってきた。

あぁ。ほんまに。何度見てもかっちょええなぁ。
風になびくその短い髪に。あたしはまた見とれる。
黒いピタピタのTシャツ。チェックのパンツ。濃い青のスニーカー。
ほんまにそうるは。こんなにも簡単にあたしの心を奪ってまう。

あたしの原チャの横にバイクを止めて。そうるはバイクを降りる。
「よかったー。つかまって。ごめんな。ありがと。」
そう言って。あたしの手からラケットもどきを受け取る。
「ええけど。後輩に頼むとかあんまよくないと思うで。」
あたしは。さりげなくそうるに言ってみる。
「分かってるねんけどな。とりあえずはありがたく甘えようかと。」
そう言って笑うそうるは。ほんまに悪いと思ってんのかなーって感じやった。

「もーほんま。荷物も運べんバイクとかありえへんで。」
そう言って。あたしはふざけてバイクをちょっと指で弾いてみたら。
「ちょー!やめてや!真剣に怒るで!」って言われた。
そうるは。あたしが弾いたところに傷がついてへんか。
何度もこすってみたり。目を近づけて確認したりしてて。
あーもうほんまに。このバイクバカはどうしようもないわって思った。

呆れる気持ちも多かったけど。子どもみたいなそうるはやっぱりかわいかった。


「また散歩してたんかいな。」
「だって行ってこいって言われてんもん。」
「どうせ集中せんとぼーっとしてたからなんやろ。」
「おぉ。よく分かったな。その通り(笑)。」
「もーほんま。しょーがないヤツ。」
「でも我ながらお手軽気分転換やと思うわ。」
「新しいバイクやとまた違う?」
「そりゃもう。全然違う☆」(←相当嬉しそう。)

「てゆーかこのバイクけっこう汚れてへん?」
「まじでー。昨日の夜磨いてワックスかけたのに。」
「そうなん。あんたこの前も洗ってたやん。」
「そうやけど。やっぱ赤は汚れも目立つんよなぁ。」
「前の黒が目立たんかっただけやろ。」
「あーまぁそうとも言うけどな。その分がんばって磨かな。」

話題は終始バイクのこと。今さらやけど。ほんまに好きみたい(苦笑)。

「あんまり遊んでても怒られるから。そろそろ戻るわ。」
「おー。がんばりや。ちょっとは集中してやらなあかんで。」
「うっさい。無理なもんは無理やねん。走りたくなるねん。」
「あーそうですか。まぁええわ。とりあえずがんばって。」

そう言って。あたしは去っていくそうるにヒラヒラっと手を振った。
そして。その後ろ姿にまた心を奪われて。しばらくぼーっとしてた。


ねぇそうる。ちゃんと前もって約束して。会えることも幸せやけど。
でも。予想もしてなかったのに突然会えたら。もっと幸せになるね。
どうなんやろ。そーゆうのってあたしだけなんかな。

あー今日にかぎって。化粧が適当やのにーとか。
あー今日のこの服。前会ったときにも着てたしーとか。
いろんなことを思いつつ。あんたを待ってるのが幸せやった。
そして。いつもと変わらんあんたに。いっぱいエネルギーをもらった。

ねぇそうる。そういや今日は七夕やったんやね。
あんたとあたしの間には。そんな話さっぱり出てこんかったけどさ。
天の川は見えんかったやんね。牽牛と織女はちゃんと会えたんかな。
そんな空の2人には悪いけど。あたしはあんたに会えて嬉しかったよ。

ありがとね。そうる。なんかそう伝えたい気分。
こう言うとあんたは。不思議そうな顔をするかもしれんけど。
あんたにほんのちょっと会えただけで。あたしは今日1日ずっと元気やった。
あんたの威力って。あたしには計り知れん効果を生み出すみたいやで。
反省会は正直だるいなーと思ってたけど。全然余裕で乗り切れたしね。

あぁ。なんて簡単なんやろう。なんて分かりやすいんやろう。あたし(苦笑)





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↑ちょっとあほすぎる。どこまでバイクが大事やねん(苦笑)。


*追加*
ようやくまとまった時間ができたので。大量にアップしました。
たぶん7月分はここ2、3日で全部アップしてます。がんばりすぎやね(笑)。
そんなわけで。ちょこちょこっと戻りながら読んでもらえると嬉しいです。





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