会えない週末に。すっかり慣れっこになってもた。 今日もそうるは。研究課題に大忙し。 「休日出勤までせなあかんのかいな。」って聞いたら。 「まぁな。新米は文句なんて言えんしな。」って言ってた。
そうるだって疲れてるに決まってる。休みたいに決まってる。 そして。あたしが会いたいと思ってるのも。きっと分かってる。 だから。あんまりわがままばっかり言ってもあかんよなって思い直して。 「がんばりやー。でも根つめすぎたらあかんで。」って伝える。
そうは言っても。もういい加減に寂しさも募ってくる。 前にそうるが泊まりに来たのはいつやったかな・・・って思い出して。 意外と日が経ってないことに気づいて。ため息をひとつつく。
ひとりの時間を持て余して。ちょっとバーゲンに出かけてみた。 思い返せば5月6月は。ほとんど買い物なんてせんかった。 病院と家とを往復するだけの生活やったし。1日の大半を実習着で過ごしてたし。 おしゃれになんて。ちぃーっとも気が回らんかったし。正直どうでもよかった。
でもそんなんじゃ女がすたるよなーと思って。 せっかくやから。久しぶりに服でも買おっかなーって思った。 そして。自然とパンツばっかりを手にとってる自分にふと気づいて。 なんとなくおかしくなって。またひとりにやける。
あたしはもともと。スカート大好き人間やった。 大学1回生の頃は。ほんまに毎日スカートを履いてた。 クローゼットの中には。たまに履くジーンズが1本あるだけで。 タイトなものからフレアーなものまで。ほんまにいっぱいスカートを持ってた。
そんなあたしがパンツ派に変わったのは。明らかにそうるの影響やったりする。
そうるはめったにスカートを履かへん。それは出会った頃からそうやった。 そのスラリとした足も。引き締まったふくらばぎも。 スカートを履いて披露すると。そりゃ見事なもんやけど。 「うち足グセ悪いからな。それに似合うとも思わんし。」 そう言って。そうるはさっぱりスカートを履かへん。
そしてそうるのそんな傾向は。バイクを買ったことで決定的に確立した。 あたしが大好きなそうるの足は。練習のときしか見れんくなった。 (練習時は。そうるは常にハーフパンツ。) そして。それと同時に。あたしのパンツ派人生(?)もスタートした。 理由は。以下のようなやり取りがあったから(笑)。
「なんであんたはいつもスカートなん?」 「えー。だっていろいろ隠せるやん。お尻とか太ももとか。」 「でも膝から下は丸見えやん。むしろ見せまくりやん。」 「そうやけど。パンツやとお尻の形バレバレやん。」 「そんなん別に気にせーへん。てゆーかあんたお尻ちっちゃいやん。」 「イヤミかそれは。どこがちっちゃいねん(涙)。」 「・・・まぁええけど。でもスカートじゃバイクには乗せれんな。」 「え・・・フレアーとかでもあかん?」 「あかん。巻き込みそうで怖い。乗せれん。」(←断言。) 「えぇーまじでー(涙)。」
スカートを履くことと。バイクに乗ること。 天秤にかけたら。あっさりとバイクの方に傾いた。 そしてあたしは。いろんなパンツを履くようになって。 履き始めると。その履き心地にハマってもて。 気づけば。クローゼットの中には10本以上のパンツがある。
そうるはそんなつもりなかったやろうけど。あのひと言で確実にあたしを変えた(笑)。
ねぇそうる。あんたの知らんところで。 あたしはあんたにいっぱい影響されてたりする。 ちっちゃなことから大きなことまで。どんどん染められてる。
そういや以前は。あんたもよくあたしに言ってたよね。 「あんたは影響されやすいから。」「基本的にマネしぃやから。」 そう言われるたびに。「そんなことないわー!」って言うあたしを見て。 にやにや笑ってるあんたは。ほんまにおもしろそうやった。
ねぇそうる。あんたはどんなこと考えてそんなふうに笑ってたんやろ。 あーまたコイツはうちに影響されてるわーとか思ってたりしたんかな。 ほんましょーがないヤツやなーって思ってたりもしたんかな。
そうる。自分のそばで。どんどん自分色に染まっていく人がおるってどうよ。 あんたはあたしに影響されることなんかなくて。常にわが道を行くって感じやし。 あたし色に染まってなんてくれんから。さっぱり分からんのよね(苦笑)。
ねぇそうる。どんな気分よ。そんなふうに愛されるのってどんな感じよ(笑)。
↑やっぱりスカートには興味ないみたい。そうるらしいけどね。 |