***☆For My Dearest☆***



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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2003年07月05日(土)生き続けてる。

あたしの最愛の人。そうる。

そうるはあんまり。優しい言葉を吐いてはくれへん。
もともとそーゆうキャラじゃないのもあるし。
あたしを甘やかさんって意味で。そうるなりの優しさかもしれん。

でも。そうるのくれる言葉は。いつだってあたしにストレートに刺さる。
よくも悪くも。胸のど真ん中に突き立てられるようで。無視できん。
ときにそれは痛くて。キツくて。泣きそうになったりもする。
それがあたしにとって。必要な言葉やったんやってことは。
時間をかけて。ゆっくりゆっくりあたしに伝わってくる。

ドライでクールなその性格は。人間関係には興味なさそうに見えるけど。
でもそんなそうるは。実は誰よりもそーゆうことを大事に考えてる。
何を大事にすべきか。自分がどう捉えていくべきか。そうるはよく分かってる。
そして。そーゆうのを。迷ったり悩んだりしてるあたしに。そっと教えてくれる。

なんか昨日の日記を書きながら。そんなことを思い出してた。


大学の初期。あたしは学部の人間関係にうんざりしてたことがあった。
年頃の女の子ばっかり集まれば。それなりにいろいろ生じてくるもの。
ウマが合う人もおれば。どうにもしっくりこーへん人もおる。
そして1番困るのは。そのしっくりこーへん人が身近におった場合。

たぶん1回生の終わりやったかな。あたしは2つのグループの間に挟まれてた。
1つは最初からおった6人グループ。もうひとつは仲良くなってきた5人グループ。(←今の。)
そしてこの最初のグループに苦手なBが。2つ目のグループにウマの合うAがおった。
そして当時は。AもBもあたしと同じサークルに入ってた。(そのうち2人ともやめたけど。)


Bに対する苦手意識は。最初からあったわけじゃなかった。
Bはかなり口の立つタイプで。友達もいっぱい作ってた。
そんなBと一緒におるとあたしも。自然と友達がいっぱいできてた。
社交的なところはBの魅力やと思ってたし。見習いたいとも思ってた。

でもそのうち。Bの人に対して決め付けたような言い方をするところが。
どうにも気になって。イヤやなぁと思うようになった。
絶対に自分の考えを変えんというか。正当化するというか。
そーゆう頑固なところに。カチンとくることが増えてきた。

Aとはもともと仲がよかったんやけど。この頃から急激に近づいた。
Aはどっちかというと。けっこう冷めててクールなタイプ。
そこまで人のことに干渉してこーへんし。でも話は聞いてくれる。
遊ぶときは一緒にめいっぱい遊んで。でも離れるときはちゃんと離れる。
そーゆうAの性格は。一緒におってもめちゃめちゃラクやった。
2人でおっても沈黙が重くなかったし。空気も優しかった。

グループを移りたいと思うようになったのは。AとBのことだけが原因じゃない。
他のメンバーとのこともいろいろあったけど。でもたぶんメインはこの2人かなと思う。

でもなんか。そーゆうことを考えるのがめんどくさかった。
大学生にもなってグループとか。人間関係でわずらわしいことがあるとか。
子どもみたいやと思ったし。ほんまにうんざりやと思えた。
でもやっぱり。自分の居場所は確保せんと落ち着かんくて。
どっちにも片足ずつつっこんでる状態は。ほんまにしんどくて。
早くちゃんとせなあかんと思いつつ。どうしたらいいか分からんくて。
あたしはぐちゃぐちゃになってた。


そんなことを。あたしはそうるに相談してた。
同じサークルやったそうるは。AともBとも友達やったけど。
あたしがBを苦手って言ったのに対して。
「うちも苦手。だからあんまり関わらんようにしてる。」って言った。
怖いこと言うなぁって思ったけど。まぁそうるらしい冷静な判断やなって思った。

そうるはいっぱい言葉をくれたけど。
その中で今もあたしの中に決定的に残ってる言葉が2つある。

ひとつめ。AともBともうまくやっていきたい・・・って感じやったあたしにくれた言葉。
「すべての人に好かれようと思うのは間違ってるで。というか無理な話やで。」

あたしのそーゆう姿勢。嫌われたくないって思いすぎな心。
そうるはしっかり見抜いてて。なんかしんどそうに見えるでって言った。
自分を合わせて。うまく周りとやっていくのもいいかもしれんけど。
それやと。すべての人から好きとも嫌いとも思われんくなるでって言った。
自分のことを好きっていってくれる人がおるウラには。嫌いって人がおって当然。
そう考えるようにしたら。もっとラクになれるんとちゃうかなって言った。

そしてふたつめ。Bが悪い人じゃないことは分かってるねんけど・・・って感じやったあたしにくれた言葉。
「その人のすべてを受け入れなあかんとかは思わんでもええやろ。それも無理な話や。」

どんなに好きな友達にだって。イヤな部分は絶対にあるもので。
好きならすべて許さなあかんってものじゃないって。そうるは言った。
うちはあんたのことが好きやけど。あんたの中にイヤな部分もあるし。
そーゆうのって当たり前のことやと思うから。否定せんでええやんって言った。
もっと自分の感じたことを。そのまま素直に受け入れたらいいし。
こう思わなあかんとか。思うべきとか。そーゆうの疲れるやろって言った。

そうるの言葉は。いつだって的を得てて正しい。
そしてとても痛くて。熱くて。あたしに突き刺さる。
でも最終的に。あたしをちゃんと導いてくれる。

冷静になれば当たり前のことかもしれんけど。
その時点のあたしが見失ってることで。その時点のあたしに必要な考え方。
そうるはそーゆうのをしっかり見抜いて。ちゃんと伝えてくれる。
ほんまにかなわへんなぁって思う。ありがたいなぁって思う。


ねぇそうる。あんたはたぶんそう言ったことも覚えてないやろうけど。
でもあたしの中で。あんたの言葉は生き続けてるんよね。
痛かった分だけ。突き刺さった分だけ。あたしの中に残ってるんよね。

あんたとあたしは。考え方が対称的で。
だからこそ。あたしにはあんたが必要なんやなって。
あたしはあんたにいろんな言葉をもらうたびに思い知る。
あんたの言葉があってこそ。あたしは柔軟に考え直せる。
そっか。そーゆう捉え方もあるんやなって思える。
そして。そのたびにちょっとずつ成長できてるような気がする。

ねぇそうる。あたしに言ってくれた言葉。
忘れてもいいから。これだけは覚えといて。

あんたがいてこそのあたしやってこと。それだけはどうか忘れんといて。





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