あたしの最愛の人。そうる。
そうるはあんまり。優しい言葉を吐いてはくれへん。 もともとそーゆうキャラじゃないのもあるし。 あたしを甘やかさんって意味で。そうるなりの優しさかもしれん。
でも。そうるのくれる言葉は。いつだってあたしにストレートに刺さる。 よくも悪くも。胸のど真ん中に突き立てられるようで。無視できん。 ときにそれは痛くて。キツくて。泣きそうになったりもする。 それがあたしにとって。必要な言葉やったんやってことは。 時間をかけて。ゆっくりゆっくりあたしに伝わってくる。
ドライでクールなその性格は。人間関係には興味なさそうに見えるけど。 でもそんなそうるは。実は誰よりもそーゆうことを大事に考えてる。 何を大事にすべきか。自分がどう捉えていくべきか。そうるはよく分かってる。 そして。そーゆうのを。迷ったり悩んだりしてるあたしに。そっと教えてくれる。
なんか昨日の日記を書きながら。そんなことを思い出してた。
大学の初期。あたしは学部の人間関係にうんざりしてたことがあった。 年頃の女の子ばっかり集まれば。それなりにいろいろ生じてくるもの。 ウマが合う人もおれば。どうにもしっくりこーへん人もおる。 そして1番困るのは。そのしっくりこーへん人が身近におった場合。
たぶん1回生の終わりやったかな。あたしは2つのグループの間に挟まれてた。 1つは最初からおった6人グループ。もうひとつは仲良くなってきた5人グループ。(←今の。) そしてこの最初のグループに苦手なBが。2つ目のグループにウマの合うAがおった。 そして当時は。AもBもあたしと同じサークルに入ってた。(そのうち2人ともやめたけど。)
Bに対する苦手意識は。最初からあったわけじゃなかった。 Bはかなり口の立つタイプで。友達もいっぱい作ってた。 そんなBと一緒におるとあたしも。自然と友達がいっぱいできてた。 社交的なところはBの魅力やと思ってたし。見習いたいとも思ってた。
でもそのうち。Bの人に対して決め付けたような言い方をするところが。 どうにも気になって。イヤやなぁと思うようになった。 絶対に自分の考えを変えんというか。正当化するというか。 そーゆう頑固なところに。カチンとくることが増えてきた。
Aとはもともと仲がよかったんやけど。この頃から急激に近づいた。 Aはどっちかというと。けっこう冷めててクールなタイプ。 そこまで人のことに干渉してこーへんし。でも話は聞いてくれる。 遊ぶときは一緒にめいっぱい遊んで。でも離れるときはちゃんと離れる。 そーゆうAの性格は。一緒におってもめちゃめちゃラクやった。 2人でおっても沈黙が重くなかったし。空気も優しかった。
グループを移りたいと思うようになったのは。AとBのことだけが原因じゃない。 他のメンバーとのこともいろいろあったけど。でもたぶんメインはこの2人かなと思う。
でもなんか。そーゆうことを考えるのがめんどくさかった。 大学生にもなってグループとか。人間関係でわずらわしいことがあるとか。 子どもみたいやと思ったし。ほんまにうんざりやと思えた。 でもやっぱり。自分の居場所は確保せんと落ち着かんくて。 どっちにも片足ずつつっこんでる状態は。ほんまにしんどくて。 早くちゃんとせなあかんと思いつつ。どうしたらいいか分からんくて。 あたしはぐちゃぐちゃになってた。
そんなことを。あたしはそうるに相談してた。 同じサークルやったそうるは。AともBとも友達やったけど。 あたしがBを苦手って言ったのに対して。 「うちも苦手。だからあんまり関わらんようにしてる。」って言った。 怖いこと言うなぁって思ったけど。まぁそうるらしい冷静な判断やなって思った。
そうるはいっぱい言葉をくれたけど。 その中で今もあたしの中に決定的に残ってる言葉が2つある。
ひとつめ。AともBともうまくやっていきたい・・・って感じやったあたしにくれた言葉。 「すべての人に好かれようと思うのは間違ってるで。というか無理な話やで。」
あたしのそーゆう姿勢。嫌われたくないって思いすぎな心。 そうるはしっかり見抜いてて。なんかしんどそうに見えるでって言った。 自分を合わせて。うまく周りとやっていくのもいいかもしれんけど。 それやと。すべての人から好きとも嫌いとも思われんくなるでって言った。 自分のことを好きっていってくれる人がおるウラには。嫌いって人がおって当然。 そう考えるようにしたら。もっとラクになれるんとちゃうかなって言った。
そしてふたつめ。Bが悪い人じゃないことは分かってるねんけど・・・って感じやったあたしにくれた言葉。 「その人のすべてを受け入れなあかんとかは思わんでもええやろ。それも無理な話や。」
どんなに好きな友達にだって。イヤな部分は絶対にあるもので。 好きならすべて許さなあかんってものじゃないって。そうるは言った。 うちはあんたのことが好きやけど。あんたの中にイヤな部分もあるし。 そーゆうのって当たり前のことやと思うから。否定せんでええやんって言った。 もっと自分の感じたことを。そのまま素直に受け入れたらいいし。 こう思わなあかんとか。思うべきとか。そーゆうの疲れるやろって言った。
そうるの言葉は。いつだって的を得てて正しい。 そしてとても痛くて。熱くて。あたしに突き刺さる。 でも最終的に。あたしをちゃんと導いてくれる。
冷静になれば当たり前のことかもしれんけど。 その時点のあたしが見失ってることで。その時点のあたしに必要な考え方。 そうるはそーゆうのをしっかり見抜いて。ちゃんと伝えてくれる。 ほんまにかなわへんなぁって思う。ありがたいなぁって思う。
ねぇそうる。あんたはたぶんそう言ったことも覚えてないやろうけど。 でもあたしの中で。あんたの言葉は生き続けてるんよね。 痛かった分だけ。突き刺さった分だけ。あたしの中に残ってるんよね。
あんたとあたしは。考え方が対称的で。 だからこそ。あたしにはあんたが必要なんやなって。 あたしはあんたにいろんな言葉をもらうたびに思い知る。 あんたの言葉があってこそ。あたしは柔軟に考え直せる。 そっか。そーゆう捉え方もあるんやなって思える。 そして。そのたびにちょっとずつ成長できてるような気がする。
ねぇそうる。あたしに言ってくれた言葉。 忘れてもいいから。これだけは覚えといて。
あんたがいてこそのあたしやってこと。それだけはどうか忘れんといて。 ↑優しいその感じに。あたしはまた痺れてる。 |