***☆For My Dearest☆***



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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2003年07月03日(木)もう痺れまくり。

今日は。実習でかなり疲れた。
今週で長かったあたしの実習は終わるんやけど。
あと2日ってとこにきて。かなり疲れまくった。
たぶん今日1日に限ったことじゃなくて。蓄積疲労なんやと思う。
それでももう限界やって思った。逃げ出したかった。

今あたしが行ってるのは。とある老人養護施設。
でもそこに転がってる現状に。あたしはかなり衝撃を受けた。
痴呆寸前で。寝たきりで。会話なんて全く成立せーへん高齢者たち。
分かってはいたけど。何十人も目の前にすると愕然とした。

食べて。排泄して。ただそれだけのために生きているようにすら思えて。
そんなことを思った自分に対して。なんて失礼なんやろうって思って。また嫌気がさす。
奉仕精神とか。無償の愛とか。やっぱり自分には無理な気がして。
あたしはこの先どうやって働いていこうとか。そんなことを考え始める。

そして。いつかは自分の親もこうなるんやろうかと思ったり。
そんな親に対して。あたしはちゃんと介護できるんやろうかと思ったり。
さらに。自分もあと50年もすれば。こうなってる可能性も十分あるかもとか。
いろんなことを考えて。もうほんまにどん底まで沈んでいく。そんな感じやった。


昼休み。あたしは携帯に手を伸ばす。
最近あたしは。昼にまひろにメールをすることが多い。
就職が決まって。最近は特にすることもないまひろは。
車の免許を取りに行ったり。ちょっと卒論をやったりするぐらいで。
たいていは家にいるから。簡単に連絡がつく。

今週から始まった老人実習で。月曜のあたしは撃沈してた。
ナイターで。散々まひろに愚痴ってた。(そうるが来る前ね。)
まひろは文系人間で。ボランティアとかにも関心がある方やから。
あたしの実習でのへこみ話は。ほんまによく聞いてくれる。

感情にほだされて。「大変やねぇ。」とか「しんどいねぇ。」とか。
そーゆうことをあんまり言わんまひろは。そうるとよく似てる。
そして。そうるほど黙ってるわけでもなく。それなりに意見を言ってくれる。

あたしは。別に同情してほしくて話を聞いてもらうわけじゃないから。
あたしの抱えた思いに対して。共感したり指摘したり。そーゆうのが欲しいから。
まひろの。じっくりと話を聞いてくれる姿勢には救われてる。
(まぁそうるに聞いてもらうことは。別の意味で救われたりもするけど。)

そんなわけで。あたしはまひろとメールのやり取りをする。
「やっぱりしんどい。いろいろ考えてまう。考えすぎかな。」
「考えるのは悪いことちゃうやん。とことん考えたらええねん。」
「そうやけど。でも悪い方にばっかり考えてまうねんもん。」
「まぁそれはあんたの傾向やわな。いっぱい悩んで大人になり。」

まひろらしい指摘。友達っていいな。なんかそう思ってあったかくなった。


そんな短いメールのやり取りの後で。もう1度携帯が鳴る。
(あれ?)と思って携帯を開いたら。なんとびっくり。そうるからのメールやった。
昼間からメールとか珍しいなと思いながら。表示ボタンを押したら。
そこには予想どおり。ひと言だけのメールがあった。

「実習がんばってるかー?うちはもう眠さ限界や。」

じんわりじんわり。またあったかいものがこみ上げてくる。
それは。まひろの言葉で感じたあったかさとは。また別の温度。
「がんばってるかー?」ってひと言が。「がんばれよ。」に見えて。
そしてその奥に。「無理すんなよ。」とか「気楽にいけよ。」とかも見えて。
ただ単純に。あたしを気遣ってくれてることが嬉しくて。思わずにやけた。

「がんばってるで。かなりキツイけど。だからあんたも寝るなよー(笑)。」
「寝てへんで。寝かけなだけ。でもよだれはちょっと出てた。はずかし。」
「寝てるやん!こっちは動きっぱなしで寝る余裕もないわ。」
「だから寝てへんっちゅーねん。起きててもよだれは出るねん。」
「ほぉー。それはだらしない口元ですなー。」
「・・・うっさい。ほっとけ。」

テンション高めなメールのやり取りで。あたしはしっかり充電する。
大丈夫。まだがんばれる。そう思って深呼吸をひとつする。


それにしても。なんで分かったんやろう。そうる。あたしがしんどいってこと。
そう思って。昨日バイクに乗りながら話したことを思い出した。

あんまり愚痴ばっかり言ってもあかんよなーと思いつつ。
思ってることとかを。ちょっとだけ話してみたんやっけ。
そうるは。やっぱり黙ってあたしの話を聞いてて。
「まぁでもあと2日やん。終わったらゆっくり休み。」って。
前を向いたままで。穏やかに言うだけやった。

そうるのこういう聞き方は慣れてる。そこに愛情がないなんて思わへん。
でも。ときにはちょっとぐらい意見を言ってほしかったりもして。
ないものねだりなんかもしれんけど。もっと絡んできてほしくて。
なんとなく。寂しい気持ちになったりもする。

でもそうるは。こうやってあたしの予想もせんところで。
しっかりあたしを驚かせてくれたりする。
ちゃんと思ってくれてること。気にかけてくれてること。
そんな素振りなんて見せんかったくせに。いきなり示してくれる。

あぁ。相変わらずやわ。なんてかっちょいいキャラなんやろう。
そして。なんてずるいキャラなんやろう。ほんまありえへん。


ねぇそうる。あんたのことは分かりきってるつもりやのに。
ちっとも狙うことなく。こういうことがやれる性格やってこと。
あたしはもうちゃんと理解してるはずやのに。
毎回毎回やられて。痺れて。どうしようもなくなってまう。

ちくしょう。悔しい。悔しい。かっちょよすぎる。
なんでそうやねん。ほんまに。どこまであたしを痺れさせたら気が済むねん。
あたしだって。あんたのことをいっぱい思ってるのに。
そうやってたまにかっちょいいことやられたら。もう完敗って感じやん。

くそぅ。くそぅ。絶対あたしの方がいっぱい大事に思ってるのに。
絶対あたしの方が。そうるの愛に痺れさせられてる頻度は多いし。
その痺れの程度にしたって。絶対あたしの方が大きい。
なんか矛盾してるやん。これ。どうなんよ。ほんまに。

あたしの伝え方がへたっぴなんか。それともあんたが相当鈍感なんか。
これはきっとどっちかやろう。うん。そうに決まってる。

どっちやろう。なんかどっちもな気もするけど(涙)。





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