***☆For My Dearest☆***



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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2003年06月30日(月)愛に甘えないで。

あぁ。なんでこうなるかなぁ。
うまくいかんことばっかりで。イライラする。

昨日のあたしは。そうるのことを思って。
新しいバイクに乗ってくる姿を思って。楽しみにしてた。
その姿だけじゃなくて。ただ嬉しそうなそうるに会いたかった。
純粋に。それだけでいいと思ってた。

でも実際。今日そうるに会って。
少なからずあたしはがっかりした。
多くを望んだわけじゃなかったはずやのに。
ただ楽しそうなそうるを見れたらいいと思ってたはずやのに。

そうるがちっともあたしの相手をしてくれんかったから。
あまりにもあたしを放置してたから。
むかついて。もうちょっとでキレるとこやった。

予想はしてたけど。ここまでとは思わんかった。


そうるは練習に遅れてくるって言ってた。
あたしは。練習の合間に駐輪場の方を気にしてた。
さてどんな姿で登場するんかなーとか思って。
新しいバイクのエンジン音はどんなんかなーとか思って。
バイクが通るたびに(あれか?)とか思って反応しまくりで。
そんな自分にかなり呆れたりもしてた。

練習開始から2時間ぐらいで。そうるはやってきた。
新しいバイクに乗ってる姿は。ちらっとしか見えんかったけど。
あたしは見ただけで幸せになった。嬉しかった。
その赤い色が。あたしの心にあったかく灯った。

普通に練習に合流したそうると。話す時間はなかった。
あたしはあたしで。自分のプレーに忙しかったし。
最近ちょっと伸び悩んでる後輩の面倒も見てあげてたし。
そうるとまったく絡まんままに。練習は終わった。


練習終了で。みんな集まってその日の内容を反省して。
それから解散していくのがいつものパターン。
もちろん今日もその通りやったんやけど。
反省が終わって。解散になったと同時に。
そうるはまひろを連れて駐輪場に向かってた。

・・・まぁそうやろうなぁとは思ってた。
やっと手に入れたバイク。大好きなバイク。
そりゃ同じバイクに乗るまひろには絶対見せたいやろうし。
あーだこーだと説明もしたいやろうなぁって思った。
さすがに。それだけのことでむかついたりなんかせーへん。

でも。そうるはほんまにまひろしか見えてなかった。
そばにおるあたしのことはお構いなしやった。
「フォルムがさー。」「気筒がさー。」「最大出力がさー。」「回転数がさー。」
そんなことを延々と。どこまでもまひろに熱く語ってるそうるやった。
あげくには。まひろにバイクを見せるために。そこに立ってたあたしに対して。
「ちょっとごめん。」って押しのけるしぐさまでやってみせた。

(ありえへん。何のつもりよ。それ。)
最初は悲しかったけど。だんだんあたしはむかついてきた。

そうるに悪気がないのは分かってる。
大好きなバイクに夢中になってるのも分かってる。
でも。悪気がなければすべて許されるわけじゃないはず。
もうちょっとぐらい。思いやりの心があってもいいはず。

(なんでやねん。なんであんたはいつもそうやねん。)
だんだんキレそうになってきて。あたしは必死で我慢する。

まひろもバイクは好きやから。楽しそうにそうるの話を聞いてた。
「まじでかー。」「へぇーええやん。」「やっぱ新車やなー。」「欲しくなってきた。」
そんな楽しそうなまひろの声さえ。あたしには耳障りになってきた。
そうるのバイクに乗って。ちょっとだけやけど楽しそうに走ってる姿を見て。
(あたしだって乗せてもらいたいのに。なんでまひろが先に乗れるねん。)とか。
そんなことをドロドロ考え出して。かなりしんどくなってきた。
自分だけがぽっかり浮いてるような感じがして。耐えられんくなった。

さりげなくその場を離れて。原チャをとってきた。
もういい。今日のそうるには何も期待できん。そう思った。
「あたし先帰るわー。」って。努めて明るく言ったら。
まひろはちょっと引きとめようとしてたけど。その横で。
「おぅ。お疲れさーん。」ってそうるは笑って言ってきた。

戻って殴ってやろうかと思った。
でもそんなことできるわけなくて。
結局あたしは。泣きながら帰った。


ねぇそうる。あんたはなんでそうやねん。
あたしの気持ちなんて全然分かってくれてへん。
楽しみにしてたのに。ほんまに楽しみやったのに。
なんでそーゆうのを分かってくれへんねん。

あたしになら。何をやっても許されると思ってるんやろ。
たいして思いやらんくても。どうにかなると思ってるんやろ。
だからそばで放置されてるあたしを。気にも止めんかったんやろ。
まひろにはバイクに乗らせてあげて。あたしのことは無視やったんやろ。
あたしがどんな気持ちで帰るって言ったかも。全然分かってへんのやろ。

ふざけんな。バカにすんな。
あたしだって傷つくねん。放置されたら悲しいねん。
どんなにあんたを好きでも。イヤなことはあるねん。
なんでそーゆうのが分からんのかな。
なんでそーゆう部分を気遣ってくれんのかな。

あほそうる。あたしの愛は絶対やけど。
そう簡単にあんたをキライになれんことは自覚してるけど。
でも。だからって。何をされてもいいことには絶対にならへん。
あたしは自発的にあんたから離れることはないやろうけど。
失わへんから傷つけてもいいとか。それは絶対に間違ってる。
そーゆうことを。あんたにはちゃんと分かってほしい。

そうる。あたしの愛に甘えんといて。





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