***☆For My Dearest☆***



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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2003年05月10日(土)君の知らないあたし。

あぁ。言わんこっちゃない。なんでまたそうなるねん。
あれほど注意したのに。ちゃんと言い聞かせたのに。
ほんま。あたしがどれほど心配してるかなんて。
全然分かってへんのやろう。ちくしょうめ。

あたしの最愛の人は。ほんまにどうしようもない。


今日は朝から練習で。でも開始時間になってもそうるの姿はなかった。
昼すぎから研究室のメンバーでボーリング大会があるって言ってたそうるは。
「早引けするかも。」とは言ってたけど。休むとは言ってなかった。
「遅刻の理由聞いてる?」ってまひろに聞かれて。「うんにゃ。」って答えた。
「寝坊でもしてるんちゃうのん?」ってはつねが言って。みんなで笑った。

しばらくして。いつものバイクの音が聞こえてくる。
到着したそうるは。いきなりタオルを頭に巻いてて。
「なんであんな張り切ってるんや?」ってまひろを笑わせてた。
しかも。遅れて来たくせになかなか練習に加わってこんくて。
「なにあんなとこでサボってるねん!」ってはつねを怒らせてた。

休憩時間にそうるのとこに行ったら。えらく困り顔。
「今日最悪や・・・もうとことんついてへん。」って言って言い訳開始。

まず。今朝は大遅刻。起きたら練習開始の30分前。
そうるの家からグランドまではバイクで30分。起きた時点でもうアウト(苦笑)。
さらに。昨日の夜にベッドで本を読みながら。そのままうつ伏せて寝たそうる。
鏡を見てびっくり仰天。前髪が激しくボンバー状態(苦笑)。
いつもは多少の寝グセも。うまく馴染ませて放置してるそうる。
さすがに今日のボンバー具合には。直さなまずいーって思ったらしい。
しかし寝坊した段階で。そんな髪を直すヒマなんてあるはずもなく。
仕方なくそのままにして。ごはんも食べずに家を出てバイクを飛ばす。
しかし。グランドまであと5分ってとこで。事件発生。
なんとスパイクを忘れてきたことに気づく(苦笑)。

せっかくぶっ飛ばしてきたのに。これでは練習も出来ません(涙)。
ボンバーヘアは髪にタオルを巻いて隠せても。
スパイクないので練習には加われず。新入生指導係決定。

ちーん。そうる。ご愁傷様(苦笑)。


まぁそんなわけで。そうるとは今日ほとんど絡んでない。
進入生指導やったし。早引けで2時間ぐらいしたらすぐ帰ったし。
でも。災難続きのそうるはほんまにへこんでて。
それが見ててなんともかわいくて。あたしはご機嫌やった。

でも。それならなんで冒頭のように。呆れモードや心配モードが発生するのか。
それは。研究室のボーリング大会絡み。

ほとんど言葉を交わすことのなかった今日やけど。
ちょっとだけ話せる時間があって。その話をしてくれた。
「今日はオンナうちだけらしい。どうしよう。」
「でもなぁ。今のうちに馴染んどかな先が苦しいしなぁ。」
「あんまり気乗りせんけど行っとかななぁ。」
そんなふうに話すそうるは。やっぱりかわいくて。
「まぁ行ったら楽しいかもしれんやん。がんばり。」ってあたしは言った。

あたしが心配になったのは。その後の会話が原因。

「しかも今日飲みあるねん。」
「あーそうなんや。飲みすぎたらあかんで。」
「うーん。でも絶対飲まされると思う。」
「はぁ?なんで?だって一応紅一点やろ(笑)。」
「いや、うち全くオンナ扱いされてへんから。」
「でもさすがに入っていきなりのコを飲ませへんやろー。」
「いや、うち前回調子に乗ってかなり院生とか飲ませてもたから。」
「・・・・・・まじでか。」
「うん。まじで。」

やばいなぁって思った。なんとなくイヤな予感がした。
そしてあたしのこーゆうイヤな予感は。見事なほどに的中する。

「だから今日とか間違いなくうちがターゲット。つぶされる可能性大。」
「あほか。あかんで。絶対。飲みすぎはほんまあかんで。断りや。」
「そんなん断れる場合と断れん場合があるやん。分かるやろ。」
「分かるけど・・・でもあかん。ほんま意志ちゃんと持ちや。」

いくらそうるが酒強いって言っても。男の人と対等に飲めるはずない。
しかも研究室の飲み会とか。めちゃめちゃ盛り上がるに決まってる。
飲み会のテンションって。わけの分からんことをやってまうし。
飲めん酒も飲める気がして飲んでまうし。

やばいなぁ。行ってほしくないなぁ。
正直そう思った。でもそんなこと言えるはずもなく。
「ちゃんと考えて飲みや。」って念を押すのが精一杯やった。
うるさいなぁって感じで。そうるは「・・・はいはい。」って言っただけやった。


えらそうなこと言えた立場じゃないことは分かってる。
あたしだって。コントロールできんかった飲み会はいっぱいあるし。
だからそうるにだってあって当然やし。どうしようもないんかもしれん。

だいたい。そこまで過保護になる必要ないんかもしれんけど。
心配なもんは心配やし。気になるもんは気になる。
どうしようかなぁってちょっと迷ったけど。
あたしは9時過ぎに。そうるにメールを入れた。
「大丈夫かー?飲みすぎてへんかー?」って。

1時間たっても。2時間たっても。そして今になっても。返事なし。

あぁ。間違いない。そうるつぶされたんや(涙)。

だから言ったのに。あれほど言ったのに。なんでそうなるねん。
あぁもう。心配でしょーがないやん。気になって寝られへんやん。
この前。体調悪かったときの飲み会で。えらいことになって。
夜中にいきなり電話してきたそうるが忘れられん。
普段のそうるからは想像もつかんような。あの弱々しい声が忘れられん。
(日記に書いてました。こちらです。)

あぁ。どっかで苦しんでへんやろうな。寂しがってへんやろうな。
吐いてしんどかったんちゃうかな。ちゃんと寝てるかな。

最初はむかついて呆れてたはずの心が。どんどん心配な方向に進む。
やっぱりあたしは。そうるをちゃんと怒れへんのやと思う。
いくら相手が先輩でも。飲んだのはそうる。そうるだって悪い。
「ちゃんとせなあかんやろ!」って怒るべきなんかもしれんけど。
しんどいそうるが心配で。もう心配で心配でしょーがない。

今そうるが目の前におったとしても。あたしは絶対に怒れへんと思う。
まず間違いなく。最初に「大丈夫か?」って言ってまうんやろう。
それから。水をあげたり服を着替えさせたり大忙しなんやろう。
そしてそんな手のかかるそうるを。やっぱり変わらず愛しいと思うんやろう。

あぁ。惚れすぎ。ほんまに。明らかに惚れすぎ。


ねぇそうる。あんたは全然知らんのやろうね。
きっと今頃。何も知らずにスヤスヤと眠ってるんやろう。
意外とつぶれてなんかなくて。いい気分で普通に帰宅して。
疲れてすぐにバタンキューやったんかもしれん。
あたしのメールに気づかんかっただけで。つぶれてなんかないんかもしれん。
そうやね。あんたの酒の強さはハンパじゃないもんね。

それでも。あたしはこんなにもあんたを思って。
あることないこと予想して。思い込んで。心配してる。
「またいつもの考えすぎ傾向やん。」って言うかもしれんけど。
だって。あんたが昼間あんなこと言うから。
「つぶされる。」なんて言ったりするから。
こんな夜中まであんたのことを思わなあかんくなるんやん。

あたしは。そーゆう心を手に入れてもたんやもん。
あんたのことを考えずにはおられん体になってもたんやもん。

くそぅ。悔しい。考えんかったらええのに。
バタンキューでも。布団かぶらんかったら風邪ひいてまうーって思ってる。
とりあえずは。明日の朝1番にメールせなあかんよなーって思ってる。

ねぇそうる。こんなふうに。ほんま悔しいくらいに。
あたしの中では。いつだってあんたが最優先に動いてるんよ。
動かそうなんて思ってなくても。むしろ動くなよって思ってみても(苦笑)。
あんたはあたしの中で。どこまでも先頭を走ってるんよ。

知らんやろうね。そうる。こんなあたしを知らんやろうね。





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