昨日の日記の続きです。まだの方はこちらからどうぞ。 常連さんは予想ついてると思いますが。今日は戯れ日記です(照)。
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キレイな桜を見た後で。久々にそうるとスタバに寄った。 甘いカフェモカを注文して。さらにたっぷりシロップを入れてたあたしは。 エスプレッソをそのまま飲んでたそうるに。案の定笑われる。 「入れすぎやろー。ダイエットするとか言うてたやん。」 「ええの。他で減らすもん。甘いのもは必要やの。」 「そんなんでほんまに痩せられるんかいな。」 「痩せるっちゅーねん。びっくりさせたるっちゅーねん。」
ダイエット・・・実は最近ちょっと始めてたりするんよね。 たいしたことはしてへん。食べすぎんように気をつけたり。 カロリー高そうなものを食べんようにしたり。間食をやめたり。その程度。 まぁ普段ほんまに何も考えんと食べてたからねぇ(涙)。 痩せたいってのもあるけど。それ以上に体を軽くしたいって感じかな。 経験上分かってるんやけど。例えば2キロとか痩せただけで全然違うんよね。 膝にかかる負担が変わってくるせいで。かなり走りやすくなる。
とりあえずは3キロほど痩せて引き締めたいところ。うむ。がんばろ。
1時間ほどまったりした後で。そうるはあたしの家までバイクを飛ばした。 バイクで迎えにきてくれることはあっても。そうるが部屋に入るのは相当久しぶりやった。 前に部屋に入ってくれたのは。たぶん1ヶ月以上前やし。(←おい。)
「おじゃましまーす。」めずらしくそんなことを言いながら部屋に入ったそうるが。 「あー!これかー!すごいやん!」って言って指差したもの。 それは。3月の初めに買った電子ピアノやった。
買ったんやでーって話はしてたんやけど。実際見せるのは初めてやった。 そうるがこの冬に免停になって。その罰金で7万円とか払うハメになったんやけど。 あたしが買ったこの電子ピアノも。ちょうどそれくらいの値段で。 「同じお金でもあたしは有効に使ってるもんねー。」って言ってやったら。 「・・・ちくしょう。なんかむかつく。」って。そうるはふてくされてたっけ(苦笑)。
「ちょー。せっかくやからなんか弾いてや。」そうるはあたしに言ってきた。 「何がいい?何でも弾けるでー☆」ちょっと得意げに言ってやったら。 「んー。じゃあ・・・キレイな曲。」って。そうるはなんとも抽象的なリクエストをくれた(笑)。 何にしよっかなーと思って。指慣らしでいつも弾くドビュッシーのアラベスクを弾いた。
そうるの前で弾くのはちょっと緊張したけど。でも嬉しかった。 いつもあたしがそうるをすごいって思ってるから。 ちょっとでもそうるにすごいって思われたくて。がんばって弾いた。
いつも自己満足で弾いてるピアノを。誰かのために弾くってことは。 めちゃめちゃ幸せなことやなぁって思いながら弾いてた。 キレイな音を奏でられるように。そうるの心の響かせられるように。 あたしの集中力は研ぎ澄まされて。ピーンと張り詰めていい感じやった。
そうるはずっと黙って聞いてたけど。弾き終わると拍手してくれて。 「へぇー。やるやん。」って言って。にやっと笑った。 その言葉だけであたしはもう有頂天になってもて。 「やろー。けっこうやるやろ(笑)。」って照れ隠しに言った。
「クラッシック以外は?あんたのことやから耳コピで何でも弾けるやろ?」 「まぁだいたいはね。適当やけど。何がいい?」 「じゃあ・・・これ。」 そう言うとそうるは。あたしの横に立って人差し指で鍵盤を叩いた。
それは。大好きなAQUALOVERSの出だしのフレーズやった。
(注)分かってる人は分かってると思うので。分かってない人のために。 この曲はTMRの曲なんやけど。あたしとそうるには思い出の曲なのです。 というか・・・戯れのときによく流してるBGMなのです(照)。
聞き慣れたそのフレーズに。あたしはちょっとだけそうるの顔を見る。 「弾ける?」なんて言うだけで。そうるはいたって普通やった。 なんやねん。これはもしかして挑発かいな。誘ってるんかいな。 一瞬そう思ったけど。勘違いやったら悔しいから。 あたしは平気なフリをして。自己流でAQUALOVERSを弾いた。 弾きながら。ちょっとずつ体が熱くなっていくのが分かった。
サビの部分を弾き終えて。さてどこまで繰り返して弾くかなぁなんて思ってたら。 いきなり背中からそうるに抱き締められて。手を止めざるを得んくなった。 「上出来。うまいもんやん。」そう言ってそうるは。頬にひとつキスをくれて。 そのままあたしの肩に頭を埋めて。首筋に唇を這わせた。
「ちょ・・・待って・・・」ちょっと予感を感じたとは言え。いきなりすぎてあたしは構える。 だってお風呂入ってへんし。まだ夕方で明るいのに。 でもあたしは知ってる。こういうときのそうるが強引やってこと。 そしてそんなそうるに。自分がどれだけ簡単にやられるかってこと。
予想通りやった。そうるはあたしの手首を掴んだ。 そして。「・・・待たへん。」って言うとあたしを立ち上がらせた。 そのまま縺れるようにベッドまで行って。2人で倒れこんだ。
久しぶりすぎてドキドキした。ほんまにほんまに泣きそうやった。 至近距離であたしを見つめるそうるの瞳は。怖いくらいにキレイで。 愛しそうにあたしに触れるそうるの指は。どこまでも優しくて。 最初のキスひとつだけで。あたしは全身が痺れるくらい幸せやった。
抱きしめてくれる腕も。絡みつく脚も。確かにそうるのものやった。 筋肉質で。引き締まってて。それでいて柔らかいそうるの手足。 こんなにもあたしの体にしっとりと馴染む肌は。きっと他にはない。 そんな愛すべき感覚を忘れかけてた自分をあほみたいやと思った。
どこにどう触れられても気持ちよくて困った。 抑えきれない声を殺すために腕に唇を押し当てた。 意地悪なそうるはそれに気づくと。あたしの手首を掴んでシーツに押し付けた。 幸福と快感に溺れながら。あたしのもう片方の手は宙をかいた。 そして無意識のうちに。そうるの髪を掴んでた。
そうるはあたしに髪を掴ませたままで。頭をあげてあたしを見つめた。 その顔が最高にいやらしくて最高にキレイで。あたしは欲情した。 1ミリだって離れていたくないと思った。もう溶け合ってしまいたいと思った。 首に腕を絡めて。自分からそうるにキスをした。 込み上げる愛しさは納まらんくて。なかなか唇を離せんかった。 途中で苦しくなったけど。これで窒息して死ぬのもありかなって思った。 思考回路が狂ってた。でもそれでいいと思った。
優しい触れ方が激しくなってくると。それはいつもの合図。 攻め続けるそうるに追い詰められて。あたしはどんどん高ぶっていった。 何も考えられんくなって。頭の中が真っ白になっていった。 自分がおかしくなりそうで怖くて。あたしは必死でそうるにしがみついた。 飛ばされそうな意識の隅で。そうるの匂いとか体温とかを感じて。 愛しい人に与えられる快感に溺れながら。あたしは果てた。
そうるは。それでもずっとずっとあたしを抱いててくれた。
余韻を楽しみながら。短いキスを繰り返す。 何度経験してみても。この時間はなんとなく気恥ずかしい。 本能だけで動いていた後に。ちょっとずつ理性が戻ってくる感覚。 でもそんな気恥ずかしさも。くすぐったくて好きなんやけど。
「なぁ・・・あんたやっぱりダイエットせんでええわ。」 そうるはあたしの髪を梳きながら言った。 「なんよそれ。前は太ったなーとか言ったくせに。」 あたしはちょっと膨れて言ってみる。 「だってさー。痩せたら抱き心地悪くなりそうやもん。」 そうるは照れもせずにあっさりと言ってくれて。 聞いたあたしの方が思わず頬を押さえる。
「あほかー!なんてこと言うねん!あんたは!」 「だってほんまのことやろ。胸ちっちゃくなったらおもんない。」 「おもろいとかおもんないとかそーゆう問題か!」 「あー違った。気持ちよくない。」 「・・・!!(絶句)」 「だから痩せんでよし(笑)。」
にやにや笑ってるそうるの横で。あたしは枕に顔を埋める。 ちくしょう。なんであんたはそーゆうことがあっさり言えるねん。 あんたの辞書には照れとか恥じらいとかいう文字はないんかい。 ・・・というか。ただおもしろがってるだけなんやろうけど。
ちくしょう。ちくしょう。喜ぶなあたし(涙)。 遊ばれてるだけやのに。からかわれてるだけやのに。 なんでこの胸は弾むかなぁ。なんでこの心は嬉しがるかなぁ。 自問自答を繰り返すけど。緩んだ顔は元に戻らんくて。 結局そうるにくすぐられるまで。あたしは枕から顔を上げられんかった。
ねぇそうる。抱き合った後のしょーもない話とかが。 いつもよりずっとずっと幸せなんはどうしてやろうね。 まだ熱の残るシーツにくるまって。肌と肌が触れ合う距離で。 気だるさを味わいながら。まったりするのって大好きやわ。あたし。
それにしても。ほんま久しぶりに肌を重ねたなぁ。 あたしは別にそればっかりを求めてるわけじゃない。 人がどうだかよく分からんけど。自分の性欲は普通やと思ってる。 キスは大好き。抱き締めてもらうのも大好き。 でもそこから先は。正直どうでもよく思えることもあるんよね。 毎日でも戯れたいとかじゃないし。そこまで執着してるわけじゃないし。 あたしから誘うことがほとんどないってのもそのせいかな。
それでも。あたしの体は正直やった。 あんたを感じて。めちゃめちゃ幸せになった。 あんたの唇とか指とかに。触れられた先から全部幸せになっていった。 火照る体のあっちこっちから。あんたへの愛を思い知らされた。 あぁ・・・ほんまにかなわへんなぁって思った。
ねぇそうる。快感ですべてを誤魔化せるようにはなりたくないけど。 言葉を越える気持ちを体で伝え合えるってのはあるんやろうね。 普段は見えにくいあんたの気持ちが。実はちゃんと愛してくれてるって気持ちが。 抱き締めてくれる体を通して。あたしにはちゃんと伝わってきたから。
あたしの気持ちも。誰よりも愛してるっていうこの気持ちも。 ううん。「愛してる」なんて短い言葉じゃ伝えきれん思いも全部。 あんたにちゃんと届いてるといい。そう思う。
*ひとりごと* あー。日記が長いー。長すぎるー。まとめられんー。(←壊れかけ。) |