***☆For My Dearest☆***



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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2003年04月15日(火)どこまでも虜。

昨日は戯れ日記を書いたけど。今になって読み返して。
ちょっと調子に乗りすぎたかなーと思ってみたり(照)。
でもまぁたまにはあんなのもありよね。うんうん。(←自己完結。)
そして今日は。戯れの後のおまけ話です。

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ベッドの中で余韻を楽しみながらまったりして。時計をふと見ると6時過ぎ。
「おなかすいてきたー。」ってそうるが言ったから。
ぬくぬく幸せベッドから気合い入れて出て。冷蔵庫の中を見る。
でも何か作れそうな食材はほどんど入ってへんかったから。
しょーがないので。そうると一緒に買い物に出かけた。

あたしの家から徒歩10分のスーパーに行くだけやのに。
ちょっとの移動でもバイクに乗りたいそうるに付き合って。
ジャケットのポケットに財布と携帯だけ入れて。バイクの後ろに乗る。
春とは言えど。夕方の風はまだちょっと冷たくて。
あたしはそうるの背中にぴったり体を寄せた。

そして約2分後。あっさりと店に到着(苦笑)。

「こんなんバイク出す距離ちゃうやん。」
「ええの。乗りたいときは乗りたいときやの。」
「・・・10分ぐらい歩けたやろー。」
「あかん。もう空腹の限界やもん。」

いつになくそうるはわがまま全開やった。
そして。店に入ってもやっぱりわがままやった。

「おーなーかーすいたぞー♪」
「えーっと。何食べたい?和食?洋食?」
「んー。何でもいいけどしっかり食べたい。」
「しっかり?それやったら時間かかるかもやで。」
「えー。短時間でしっかりメニューがええなぁ。」
「そんなん言われてすぐに思いつくかいな。」
「えー。出来るって。あんたなら出来る。」
「・・・また適当なこと言って(呆)。」

さらにどこまでもそれは続く・・・。

「白いごはんが進むおかずがいいー。」
「えー。じゃあ肉系?あ、肉じゃがとかは?」
「うーん。それはちょっと違う。」
「・・・あんたさっき何でもええって言ったやん。」
「だからしっかり!テーマは「しっかり」!」
「・・・そんなテーマで分かるかいな(呆)。」

あれこれ悩むこと数分。安かった豚肉を買って。キムチを買って。ブタキムチを作ることにした。
それから余った豚肉を使って。野菜いっぱい入れた豚汁もいいかなーって思った。
これがあたしが思いついた「しっかり」で。そうるが気に入った「しっかり」(苦笑)。
「それいい!ごはんが進みそう!許可!」
「あーありがとうございますー。(←もう疲れてる。)」
そんなやり取りをしながら。あたしはカゴに野菜をいっぱい放り込んでいった。

重くなったカゴを持ってレジに行ったら。どこも並んでて。
しょーがなくその長い列にあたしたちも加わった。
そしたらそうるは。あたしの手からカゴを奪って持ってくれた。
「よーけ買ったなぁ。こんなに食えるんか?」とか言って笑った。
精算してもらった後には。スッとお財布からお金を出してくれた。
「ええのに。」って言うと。「ええから。」って言われた。

こーゆうさりげない優しさには。あたしはほんまにやられてまう。
しかも狙わずにやらかすし。そしてまたその行動が悔しいくらいに似合うし。

そうるはあたしみたいな浮き沈み激しい泣き虫とは違って。
精神的にはけっこうずっと安定してると見てて思うんやけど。
それでも。テンションだけはガンガンに変動する(苦笑)。

わがまま言いまくりで。テンション高くて。子どもみたいなそうる。
それとは正反対で。さりげなくかっちょいいことがやれるそうる。
どっちもほんまのそうるで。どっちも大好きなそうる。


ねぇそうる。あんたはやっぱりずるい。
いろんな顔をいっぱい見せるから。あたしはどこまでも虜やん。
あんなんが食べたい。こうしてほしい。それじゃイヤや。
そんなふうにわがままなあんたを見て。困るけどかわいいしーとか思わされた直後。
いきなりカゴを持ってくれたり。サラっとお金を払ってくれたり。
そんなふうに優しいあんたを見て。悔しいけどかっちょいいしーとか思わされる。

どうなんよ。ほんま。なんでこんなに忙しいんよ(苦笑)。
こんなにも連続的に。かわいいとかかっちょいとか思わなあかんのよ。
ちょっとぐらいあたしの心をあんたから解放してくれてもええやん。

・・・なんて。あんたに言えたことじゃないのにね。
あたしがあんたを好きなだけ。どうしようもないくらい好きなだけ。
だから。見逃してしまいそうな小さなことにも全部反応して。
連続的に愛しいと思いまくってるだけ。

そう。きっとすべては。あたしがあんたを愛しすぎたことと。
あんたがあたしの愛の程度を把握しきれてへんことが原因なんよ(苦笑)。





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