***☆For My Dearest☆***



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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2003年04月12日(土)癒されて救われて。

今日は新入生のサークルへの勧誘をやった。
主に後輩がやってて。あたしたちの学年は軽く手伝うだけやったんやけど。
大学に入りたての新入生は。ほんまに初々しくてかわいかった。
これから先の大学生活にいっぱい期待してて。キラキラしてて。
あたしにもあんな頃があったんよなーとか思って。ちょっと笑えた。

そうるは勧誘をやりながら。まひろと一緒にバイク関係のサークルを見に行って。
しっかりビラをもらってきてたから。なんかおかしかった。
「話聞いてきたけどマニアックすぎて怖かった。でも入るかも。」
そう言って笑う顔は。悔しいけどやっぱりあたしの心を締め付けた。

前からそうるはツーリングに行きたい行きたいって言ってて。
まひろと行けばーって言うと。それは無理ってことみたいやった。
「うちら2人とも初心者やから、途中でバイクに何かあっても対応できんし。」って。
だから慣れてる人たちと一緒に何回か行って練習(?)したいんやって。
そしていずれは。まひろと一緒にいろんなとこに行きたいーって言ってた。
「手始めには琵琶湖一周とかやろっかなー。」なんて笑ってるそうるは。
今さらやけど。とことんバイクバカやなーって感じやった。


最近どうにもそうるに対していろいろ考えすぎで。
うまく笑えんくなってたあたしなんやけど。
そんなあたしの内面のドロドロなんか。そうるはちぃっとも分かってへんかった。
展示してあるバイクを見つけては。嬉しそうに指差して。
「うちのバイクの色違いやで。分かる?」って聞いてきたり。
まひろと2人で勧誘に出かけて戻ってきたときに。
「うちらみたいな男っぽいのが組んでたらあかんのちゃうか?」って笑ってたり。
(いかつくて強そうすぎて新入生に敬遠されるって意味でね(苦笑))
なんやかんやで。機嫌よさそうにケラケラ笑ってた。

疲れてたのがちょっとマシになってきたんかな。
そう思って安心するのと同時に。もう呆れて苦笑いって感じやった。
あんたはええね。何も分かってへんくせに。こんなにも気にかけられてて幸せやね。
軽くイヤミも込めてそう思えたけど。不思議とイヤな気分じゃなかった。
あたしはやっぱり。そうるの楽しそうな顔にはとことん弱いみたい。


昼休みに。そうるとまひろが先に休憩をとってごはんを食べてた。
そこに少し遅れてあたしとはつねが行ったんやけど。2人はおもしろい話をしてた。
サークルで初めてあたしに会ったときのことを覚えてるかーって話。

まひろとあたしが初めて会ったのはナイターやった。
そして。そうるとあたしが初めて会ったのは昼練やった。
あたしはもちろんどっちも覚えてるんやけど。2人はどうかなーと思って。
はつねと別の話をしながら。こっそり2人の話に聞き耳立ててた。
ぶっちゃけると。まひろには悪いけどそうるの反応が気になってた。

そしたらそうるは。笑いながら話してた。あたしと初めて出会った昼練のこと。

あたしより先にサークルに入ってたそうるは。昼練に普通に行ってて。
そこへ初めて顔を出したあたしが。知り合った新入生と一緒に好きな歌手の話とかをしてて。
「TMRが好きなんよー。」って言ったら。「あー○○○(←そうる)も好きやんなー。」って言われて。
「え?誰?どのコ?」って興味深々で聞いたら。そのコが近くにおったそうるを指差して。
「あのコやでー。」って教えてくれて。それであたしが声をかけたんやけどね。

そうるは。あたしにいきなり話しかけられたのをすごい覚えてた。
「TMR好きなん?ファンなん?」って。瞳をキラキラさせて聞いてきたコがおって(笑)。
「別にファンじゃないで。そこまで好きじゃないし。」って言ったら。
「なーんやー・・・。」ってかなりがっかりしてて。見てておもろかったって。
懐かしいよなーとか言いながらまひろに話してた。

あぁ・・・そうる・・・まだ覚えてくれてたんや・・・(感涙)。
はつねとの話はそっちのけで。あたしは胸いっぱいやった。

なんかそーゆう思い出を大事にしてるのはあたしだけやと思ってた。
そうるはそんなのには興味なくて。とゆーか別にどうでもよくて。
ひとつひとつを簡単に忘れてしまいそうな。そんな気もしてた。

でもそうじゃなかった。そうるも覚えてくれてた。
初めて会ったあたしのこと。そのときに交わした言葉のこと。
細かいところまでちゃんと覚えてくれてた。
それがあたしには。どうしようもないくらいに嬉しいことやった。


そしてあたしはまた思い出した。そうると前に話したこと。
そうるの方が。実はいろんなことを覚えてるって気づいたときのこと。

出会った頃の話。実は前にそうるとしたことがあったんよね。
そう、前述の出会いの直後に。そうるはあたしのとこに来て。
「うちはTMRに関してはモノマネ専門やねん。」って言ったんよね。
「えー何できるん?やってやってー☆」ってあたしが頼んだら。
ある曲を踊りつきで歌ってくれたんよね。(←当時そうるも若かった(苦笑))
そしてあたしは狂喜乱舞(笑)。あっという間にそうるを好きになった。
・・・無限の愛の始まりは。こんな笑えることやったんよね(笑)。

そうるはあたしを試すみたいに。ちょっといたずらっぽく聞いてきた。
「あのときうちがどんな格好してたか覚えてる?うちが何歌ったか覚えてる?」って。
あたしは絶対に忘れてへん自信があったのに。悲しいことに忘れてた。
格好はぼんやり覚えてたんやけど。歌ってもらって感動した曲のことはさっぱり忘れてた。

なんてこったい。なんで忘れてるねん。あんなに喜んだのに。ありえへん。
そう思っていっぱいいっぱい考えたんやけど。さっぱり思い出せんくて。
「えーっとねぇ・・・格好は白い半袖ブラウスに黒スカート。歌は・・・忘れた。」って言ったら。
そうるは。ざまーみろと言いたそうな顔で。にやにや笑って言った。

「黒スカートじゃなくてデニスカ。んで歌は△△△。(←マニアック(笑))」
「なーんや。あんたの記憶もけっこう適当やねんな。」

あたしは。覚えてなかった自分へのきぃーって気持ちと。
そんなにも細かく覚えてくれてたそうるへのうぉーって気持ちとで。
いっぱいいっぱいになってもて。ギャーギャー騒いでた。
そんなあたしをからかうように。そうるはまた頭をポンポンって叩いたりしたから。
もうそれこそどうしたらええか分からんくなって。さらに大騒ぎした。


ねぇそうる。思い出した。あたし思い出したよ。
やっぱりあんたに大事にされてるんやってこと。
今日のことにしても。前に話したときのことにしても。
あんたが人との出会いを。そんなにも細かく覚えてるとかありえへん。
どうでもいい誰かのことを。そんなにも大事にとっておいたりとかありえへん。
もう今さらやけど。ちゃんと思われてるんやなってことに気づけた感じ。

「なんやねん。まだ分かってへんのかい。」あんたは言うかもしれんね。
でもね。いろいろ考えてるとそーゆうのも見えんくなったりするねん。
あんたとあたしは違うから。受け止め方とか全然違うから。
あんたの真意と違うところで。あたしは傷ついたり苦しんだりしてまうねん。
求めたり望んだりして。それが与えられんことで。がっかりもしてまうねん。

どうにもあたしばっかりあんたに溺れてるね。
どこまでも好きになりすぎて。苦しいほどに思いが溢れて。
自分でコントロールできる範囲を越えて。いつだって勝手に暴走してる。

でもあたしのそんな自分ひとりのあがきの向こうで。
そうる。あんたはずっと。あたしへの気持ちを穏やかに保ってくれてる。
あたしがあっぷあっぷしてるのはあんたのせいやけど。
そんなあたしをまるごと癒してくれるのは結局あんたなんよね。

変なの。なんでこんなに全てが矛盾するんやろうね。
あんたのせいで苦しんで。あんたのおかげで救われる。
人を愛するのって。やっぱりとことん複雑なことなんやね。

ねぇそうる。もうちょっとだけ。もうちょっとだけでええから。
この手を握って。そして引っ張ってくれへんかな。
そしたらこのドロドロからも抜け出せる気がするから。





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