***☆For My Dearest☆***



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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2003年03月12日(水)君のために奏でる。

今日は。あたしの家にでっかいものが届いた。
前から欲しかったもので。ちょっとがんばって買ったもの。
店にも何度も行って。店員さんともちょっと顔見知りになったりして。
「じゃあ安くしてあげます!」って言われて。ようやく決めたもの。

あたしが買ったのは。いわゆる電子ピアノ☆
とは言ってもデザインもなかなかかっちょいいヤツで。
ひと目見たときから。買うなら絶対コレがいいって思ってた。


ここの今の背景写真にも鍵盤があるけど。
あたしは。実はかなりかなり鍵盤楽器が好きなのね。
サークルで体とか動かしまくってることを書いてるから。
あたしってバリバリ体育会系のイメージかもしれんけど。
これでも意外と音楽を愛しまくってたりするロマンチストなのね(笑)。


あたしが初めてピアノを触ったのは3歳のとき。
親があたしを集団の中に入れようと思ったときに。
保育園に行かせるか習い事をさせるかで迷って。
音楽教室に入れたのが最初やったらしい。

あたしは歌が好きな子どもやったから。ピアノもすぐに好きになった。
自分で言うのもなんやけど。あたしはその頃から耳がかなりよくて。
グループの発表会とかでも。テレビのアニメソングとかを耳コピして弾くコやった。
先生も認めてくれてるってのは。子どものあたしでも分かった。
だって5歳ぐらいのときに。小学生のお兄ちゃんお姉ちゃんに混ざって。
明らかに1番難しいパートを任せられたりしてたから。
音符がぎっしり詰まった真っ黒な楽譜を泣きながら読んだっけ(涙)。
それでもなんとかなってたから。当時から負けず嫌いやったっぽい(苦笑)。

小学校はピアノ中心の生活やったと思う。
週に2回のレッスン。ほとんど毎月のようにある発表会。
それでも苦痛やと思ったことはあんまりなかった。
鍵盤の上で指を躍らせるのは楽しかったし。
大人に誉められるのも気持ちよかった。
コンクールとかもいろいろ出たし。賞とかもけっこうもらってた。

中学高校と進むにつれて。部活とかに夢中になっていって。
あたしの中でピアノの意味はちょっとずつ変わっていったけど。
それでも。今でも。鍵盤を前にすると嬉しくなる。
たぶんほっとかれたら。飽きることなく弾き続ける気がする。

そんな大好きなピアノが。あたしの部屋に届いた。
これからは。いつでも好きなときに弾くことが出来る。
あー嬉しい☆これはかなり気分転換にもなるはず☆


20年近くピアノをやってきて。いろんな曲を弾いてきたけど。
1番好きな作曲家は。ベタにショパンやったりするけど。
あたしが1番好きな曲は。名前のない曲やったりする。
つまりそれは。即興演奏。オリジナルのメロディー。

頭に浮かぶままのメロディーを。そのまま弾いていく。
イメージはどんどん膨らんで。世界でひとつしかないフレーズを生み出す。
そうやって。自分が作り出す音楽の中にどっぷり浸かるのが好き。

イメージは何でもいい。具体的なものから抽象的なものまで。
例えば。春のやわらかい風の感じとか。秋の寂しげな落ち葉の様子とか。
空を飛んでる気分とか。海の底に潜る気分とか。思いつくままに心に描いて。
そしてサラサラと弾いていく。そーゆうのが最高に好き。


ふとあたしは思いついた。
そうるのことを想って弾いてみようかなって。
どんな曲が出来上がるやろう。優しい曲かな。かっちょいい曲かな。
そう思いながらあたしは。ゆっくりと弾いてみた。

そしたら。自分でもびっくりするくらいにキレイなフレーズが浮かんできた。
あぁ。これ好きやなぁって思いながら弾いてるうちに。どんどんふくらんで。
やばい。これそうるに聞かせたい。聞いてほしい。そう思った。

弾きながらそうるのいろんなことを思い浮かべた。

最初に思うのは。やっぱりあの笑顔。
口元をちょっとだけ動かす笑顔。思いっきり歯を見せる笑顔。
どんな笑顔も。ひとつひとつ違う魅力があって。どれもあたしは好き。

それから。あたしをドキドキさせる真剣な表情。
走ってるときの挑んでいく視線。あたしに本音を話すときの瞳の色。
マジな顔をしたそうるは。やっぱりあたしには。どう見たってかっちょいい。

そうると過ごした時間のことも次々に浮かんでくる。
出会った頃のこと。仲良くなっていった頃のこと。
ケンカしたこと。分かり合ったこと。どうしようもなく魅かれ始めたこと。
苦しんだこと。苦しめたこと。困ったこと。困らせたこと。
そーゆうのを全部含めて。愛していること。愛されていること。

あぁ。やっぱり好きなんや。こんなにもこんなにも好きなんや。
そう思ったら。自分の音楽に自分で感動しまくりやった。
調子ええなぁって思ったけど。込み上げてくる熱い思いは消えんかった。


ねぇそうる。あたしピアノを手に入れてよかったなーって思った。
かぎりないあんたへの思いは。抑えようもなくて。溢れ出して。
でもうまくカタチにも出来んから。音にしてあたしは奏でる。
こうすれば。あんたにも届くかもしれん。伝わるかもしれん。
言葉に尽くせん気持ち。「愛」という言葉を越えてまう気持ち。
もしかしたら。あんたに分かってもらえるかもしれん。

奏でられるメロディーは。優しくて。せつなくて。どこまでも続く。
あんたを思い続けるかぎり。この優しい音楽は生まれていく。

ねぇそうる。あたしは楽譜を書くのが好きじゃないから。
いつだって思い浮かんだメロディーは1度きりになってもて。
曲としてはなかなか完成させられへんのやけど。
いつか。あんたに1曲捧げられたらええなって思う。
あんたを思って作った曲を。あんたのためだけに奏でた曲を。贈れたらなぁって思う。

ちょっとクサイかもしれんけど。その曲につけるタイトルは決めてるんよ。
「For My Dearest」って。・・・ええよね。そうる。





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