***☆For My Dearest☆***



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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2003年02月08日(土)矛盾する望み。

昨日の日記にちょこっと書いた。そうると連絡とってないってこと。
それは。あたしが勝手にちょっとへこんでるから。
そうるは関係ない。厳密に言うと関係あるけど。
そうるが何を言ったとか。何をしたとかじゃない。
勝手にあたしがいろいろ思って。勝手に疲れてるだけ。


あたしは今実習に行ってるんやけど。
それは。今までみたいな病院じゃなくて。地域の保健センター。
あたしの行ってる学科は。看護師&保健師になるための勉強ができるとこで。
看護師になる人が多いみたいやけど。保健師を目指す人もけっこういる。
もちろんどっちつかずになってるあたしみたいな人も(苦笑)。

疲れる疲れる言いながら。地域の実習はけっこう楽しかったりする。
病院に閉じ込められて。忙しそうな看護師さんに気を使いながらの実習より。
地域でいろんな人に触れながら。優しい保健師さんと一緒の方がずっといい。
もちろんほんまに疲れてるときは。楽しいなんて思える余裕はない。
きっと今日が休日やからやと思う(涙)。


そんな実習で。あたしはちょっと現実を見た。
勉強とか仕事とか。そういう悩みじゃなくて。もっと深くあたしに関わることで。
今まで見ないようにしてきた現実を見て。ひとりで沈んだ。
そして。そうるに連絡できんくなった。

ことの原因は。保健センターであった3歳児検診。

そこに来るお母さんの中には。
1歳ぐらいの下の子どもを連れてくるお母さんがけっこういて。
検診を回るのに忙しかったりするから。その間変わりに子どもを見てる。
それがあたしたち実習生のお仕事になってた。

あたしは。もともと子どもが好きで。
もし病院で働くことになったとしても小児科がええなぁと思ってる。
まぁ忙しすぎるって話も聞くし。どうなるかは分からんけど。
子どもって。自分に愛情を注いでくれる相手にすごい素直で。
しかも1歳前後って。ほんまにめちゃめちゃ笑うのね。
覚えたての笑顔って感じで。にこーって笑うのね。
それはもう。何時間でも見ていたいくらいのかわいさで。

あたしが相手を任された子どもは2人いて。2人とも男の子。
まだおぼつかない足取りで。てこてこって歩いて。ぽてってこけて。
わーんって泣き出して。抱いてあげたらあたしの服をきゅって掴むのね。
それを見てたもう一人は。きょとんとしてて。それもまたかわいくて。
あー。いいなぁ。あたしも子ども欲しいなぁって。自然に思ってた。

そして。なんとも言えない寂しさに襲われた。
そうるのことを思った。そして。泣きそうになった。


当たり前のことやけど。あたしは女で。そうるも女で。
だからあたしたちの間に子どもは絶対に出来ん。
あたしとそうるは正反対で。そんなあたしたち両方の血を引く子どもなら。
いい感じに中和されて最高の子どもになる確信はあるけど。
子どもが出来ること自体。天地がひっくり返ってもありえへんこと。

でもあたしは。いつか絶対に子どもを生みたいと思ってる。
願わくば双子がいい。そう。そしたらつけたい名前も考えてる。
そうるはそこまで子ども好きじゃないから。そんな話はせーへんけど。
でもいつかはきっと。誰かの親になるんやろうと思う。

ずっと一緒にいたいとか。言うのは簡単でも実現するのは難しい。
そんな未来を描くなら。あたしとそうるは永遠じゃないから。
いつか絶対に。別れが来るから。

まだ結婚を意識する年齢じゃない・・・と思う。
年齢というより。あたし自身がまだ全く考えられない。
まだまだ自分のために時間を使いたいし。もっとちゃんとした大人になりたいし。
だから。直視してなかった。分かってたのに考えずに来た。
お互いが同じ性別やってこと。受け入れてるようで受け入れてなかった。

あたしにとって。そうるは「女」とかじゃなくて。
説明しても通じにくいと思うけど。ほんまにもう性別を超越した存在で。
実際オンナオンナしたとこがあんまりないせいもあると思うけど。
なんてゆーか。ひとりの「人間」って感じやから。
でもそんなことを言うのは。所詮は現実逃避なんかもしれん。
目の前にある事実を認めきれずに。言い訳してるだけなんかもしれん。

そういうことを。抱いた子どものあったかさとか。柔らかさとかを通して。
痛いほどに感じて。どうしようもなく怖くなった。

あたしは。いつかの未来に矛盾するふたつのものを欲しがってるんや。
子どものいる幸せな家庭と。そうると過ごす幸せな生活。
それが。同時には与えられんものやってことを。
分かってるようで。実は全然分かってないんかもしれん。


そうる。ごめん。こんなことを言うのは反則かもしれん。
こんなことを考えて。暗い感じで過ごしたいわけじゃないねん。
解決できんことやし。どうしようもないことやし。
そんなことでうだうだ言うのは。あたしが子どもな証拠かもしれん。
最初から分かってたことやろって言われてもしょーがない。

でもあたしが一番辛かったのは。あたしのそんな将来のことじゃないんよね。
子どもを生むとか。あんたと過ごすとか。そんなんじゃないんよね。

あたしが辛かったのは。実習中やからって必死に涙を堪えなあかんくなったのは。
あんたもきっと。同じことを考えることがあるんやろうなって思ったから。
このままの関係を。いったいいつまで続けていけるんやろう。
好きって気持ちだけじゃ続かんくなるときは。いつ頃訪れるんやろう。
あんたもきっと。そう思うときがあるんとちゃうかなと思ったから。

そんなとき。あんたはどんな顔をしてるんやろう。
どんなふうに。あたしを思ってくれてるんやろう。
そう思ったら。たまらんくなったんよ。

ごめん。そうる。ちょっと今日はあかん。
いつもこんなこと考えてるわけじゃないで。
でも今日はあかんみたい。ごめんね。
明日会えるときは。ちゃんと笑えるようになっとくから。
ごめん。今日だけやから。ほんまごめん。





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