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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2003年01月31日(金)ココロ&カラダ。

今日のあたしの運勢。めざましランキングで11位。
あちゃー。なんかイヤやなぁ。そう思ってた朝やった。

あたしは。占いとかそこまで信じるタチじゃないけど。
朝はいつもテレビをつけてるから。そこでやってる占いは見てる。
その星座占いで1位やったら嬉しいし。12位やったらがっかりする。
でも1日中そんなことを覚えてるわけじゃないし。その程度。

しかーし。今日の11位は。あながちハズレでもなかった。
てゆーか。大正解やった。


1日はわりとうまく行ってた。実習も滞りなく進んでたし。
グループの友達ともうまくいってたし。問題なかった。
帰るときまで。あたしの1日は11位なんかじゃなくて。
1位までとはいかんくても。5位か6位ぐらいでよかった。
そんな感じの。決して悪くない。普通の日やった。

でもでも。帰り。最寄り駅まで戻ったところで。
あたしはイッキに11位まで転落した。
てゆーか。あの状況はむしろ12位やったと思う。

改札口を出て。いつも行くパン屋さんでお気に入りのパンを買って。
さて。これ以上寒くなる前に早く帰ろうって思って。
急ぎ足で原チャを置いてるところに行った。

あれ。あたしの原チャがない。・・・なんで?
よく分からんまま。あたしは端から端までもう1度探す。
ない。どこにもない。見慣れたあの愛車がない。

今朝確かにここに置いたよな。うん。置いた。置いたはず。
なんでない?この先どうする?どうやって帰る?
頭の中を。いろんなことがグルグルと回り出して。
あたしは。ちょっと混乱してた。

そこは。ほんまは駐車禁止区域なんやけど。
時々おじさんとかがおって。置いたら怒られたりするんやけど。
これまでも置いててもなんとかなってたから。
いたずらされたんやろうかとか思ったりしてた。

そして。しばらく考えて。ようやく分かった。
あ。これは撤去ってことなんやって。(←遅すぎ。)
そしてようやく。そこに貼ってある紙切れを見つけて。
あぁ。運悪すぎる。やられた。そう思った。

だって。あたしのイメージでは。自転車の撤去はありえるけど。
原チャとかバイクとかの撤去はありえんかったから。
あんな重いもの。わざわざ運ぶのなんて大変やろうし。
まさか撤去なんかせんやろう。大丈夫やろう。そう思ってたから。

・・・撤去関連の人が見てたら。ゴメンナサイ。(←見てるのか?)


そばにあるショッピングセンターの警備のおじさんが。
フラフラーっと近づいてきて。あたしに声をかけてくれる。
「どうしたん?持っていかれたんか?」って。あたしを覗き込む。
「・・・はいー。やられちゃいました。」そう言ってへこむあたしに。
「ここは持っていかれるって。あかんって。」って言ってくれた。

「だってこの近く全部有料駐輪場じゃないですかー。」って言うあたしに。
「んー。あそこらへんやったら撤去区域外やで。」なんて言って。
穴場をこっそり教えてくれちゃった(苦笑)。
あかんことなんやけど。そう言ってくれたおじさんはなかなか楽しい人で。
「ご愁傷様です☆」ってふざけて頭下げてくれたりもして。ちょっと癒された。

とりあえず。家までの足を失ったあたしは。仕方ないからバスで帰る。
いつも原チャやバイク(の後ろ)に乗ってるあたしとしては。
バスに乗るのって。すごく納得いかないこと。
てゆーか。バス代を払うのが許せんって感じで。
かーなりかーなりへこみまくった。
しかも。撤去された原チャの保管場所ってのが。これまた遠いとこで。
そこまでのバス代もまたかかると思ったら。またムカムカしてきた。


怒り心頭で。家に帰るとあたしはそうるに電話で愚痴る。
普段はあんまり電話せんのやけど。怒ってるもんやからそんなこと忘れてた。

「もしもし?」
「もしもし。あたし。」
「あー。どしたん?」
「ちょー。聞いてー。原チャ撤去されてもた。」
「はぁ?撤去?どこ置いてたん?禁止区域?」
「・・・そう。駅前のとこ。だからうちが悪いんやけど。ありえへん。」
「あれまー。あほやなー。撤去はさすがにうちも経験ないで。」
「・・・むー。てゆーかあんな重いもんでも撤去とかされるねんなぁ。」
「そりゃされるって。されんと思ってたん?あんた危険予測度甘いで。」
「・・・うー。確かに。反省してる。」

文句言いつつも。そうると話してると。
こうやって話せることがあってよかったーとか思うのはなんでやろう。
あほやなーって言われて。確かに悔しいしむかついてるのに。
同時に。ちょっと嬉しくなってたりするのはなんでやろう。
会話の合間合間にそう思いながら。あたしはしゃべり続けた。

「しかもさぁ。保管場所が○○とかやねん。」
「うわ。最悪。けっこう遠いやん。」
「やろ。バスとかありえへん。交通費がむかつく。」
「あー。バイク乗れるなら乗せてってあげるけど。無理やしなぁ。」
「・・・・・・。(←乙女モード入り中(笑)。)」

何の狙いもなく。普通に言ったであろうそうるのセリフに。
あたしは。懲りもせずにまたやられて。ちょっと締め付けられる。
じーんわり幸せを感じて。胸のあたりが熱くなる。
恋したての女の子でもあるまいし。何を今さらって感じやけど。
いつだってそうるに関しては。こうやってかなり敏感に反応する。
そしてそのたびに。あたしは思わずにはおられへん。

あぁ。なんて幸せなココロ。なんて幸せなカラダ。


ねぇそうる。あたしはこうやっていつも感動してるけど。
もちろん。感動しようと思って感動してるわけじゃないんやん。
意志と反するところで。ココロもカラダも勝手に反応してまうんやん。
いつの間にか。そんなあたしになってもたんやん。

あたしをこんなふうにした。あんたの責任は重いで。
こんなにもあんたのことで。浮いたり沈んだりするあたしにした。
泣いたり笑ったり。大忙しなあたしにした。
どうしてくれようか。ほんま。あんたのおかげで。
あたしの頭の中。他のことが入るスペースが激減してもた気がする。
この先あたしが能無しのあほったれになってもたら。あんたのせいやで。

でも悔しいことに。こんなことを言いつつも。
あたしは。そうやって夢中にさせられてることを喜んでたりする。
だから。そうる。ほんまはあんたのせいなんかじゃない。
表ではブーブー言いつつ。心の奥では嬉しがってるあたしのせい。

あー。困ったもんだね。ほんまに。





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