毎日読んで下さってる方は予想できると思いますが。 いちおう報告。今日の日記は昨日の続きです。 えーっと。久しぶりの戯れ日記です(照)。 (幸せモードなので相当長いですが。)
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ケーキを食べてる間。そうるは何度もあたしのことを見つめてきた。 なんてゆーか。それは明らかに挑発っぽい視線やった。 あたしのカラダは。そうるに抱き締められたくて。うずうずしてた。 そうるもきっと。あたしのことを抱きたいって思ってる感じやった。
あたしが先に折れてそうるに抱きつくか。 そうるが我慢できんくなって。あたしを求めるか どっちに転んでもおかしくないような感じやった。 お互いがお互いの出方を見計らってるような時間やった。
そうるは。いつだって気持ちを隠すことなんてせーへん。 あたしを抱き締めたいと思ったら。すぐに抱き締めてくる。 でも今日は。なんでか分からんけど。あたしの様子を伺ってた。 早く抱き締めてくれればええのに。ずるいあたしはそう思ってた。
ケーキを食べ終わって。次はお酒(笑)。 今日はお祝いってことで。めずらしくワインなんて買ってみた。 いつもはワインなんか飲まへんのに。ちょっとかっこつけてみたり(笑)。 でも飲む早さはいつもと変わらんくて。あっという間に1本あけてもた。
酔いが回ってきたそうるは。あたしの隣に座った。 久しぶりに戯れる予感がして。あたしは鼓動は早くなった。 でもお酒のせいやって思い込んで。もうちょっと焦らしてやろうと思って。 あたしはそうるを無視してテレビを見続けてた。 そしたら。そうるはちょっと甘えた声で言ってきた。 「なぁ。なんか怒ってんの?」
「・・・なんで?怒ってへんよ?」あたしはそう言うとまだ無視してた。 「でも全然こっち見てくれへんやん。」そうるはちょっと拗ねて言った。 あたしは。そうるを見つめた。射抜いてやるぐらいのつもりで見つめた。 熱を帯びて潤んだそうるの瞳は。あたしを完璧に欲情させた。
ちくしょう。なんでコイツの目はこうなんやろう。 なんで見つめ合っただけで。あたしはやられるんやろう。 あぁ。悔しいけどもう無理やわ。我慢の限界。 負けでも何でもいい。そうるのそばに行きたい。
「なんであんたが拗ねるんよ。拗ねたいのはあたしやわ。」 精一杯の強がりで。あたしはそうるに言ってやる。 そこまで我慢してたわりに。一度開いた口は止まらんかった。 あたしは。溜め込んでたものを一気に吐き出した。
だって最近ずっとほったらかされてたんやもん。 あたしはずっと寂しかってんもん。 抱き締めたいし。抱き締められたかってんもん。 でもそんなん。あたしから言うのは悔しいから。 あんたから来てくれるのを待っててんもん。 それやのに。なにさ。こういう時だけ見てるだけで。 いくじなし。あほぅ。あほったれ。
最後の方は。かなりそうるにあほあほ言ってたと思う。 なんでそんなこと言ってるんか分からんかったけど。 だんだんそうるにも自分にもむかついてきて。 あたしはめちゃめちゃなことを言ってた。
そうるは。きょとんとした顔であたしを見てた。 いきなりわめき出したあたしに。相当びっくりしてるみたいやった。 でも。ひとしきりあたしがギャーギャー言った後で。 思いっきり吹き出して。声を上げて笑った。 「やばいわ。めっちゃかわいい。」って。ケラケラ笑った。
あたしは。そこで我に返って。めちゃめちゃ恥ずかしくなった。 「笑うなー!!」って。あたしはそうるを叩いた。 冗談なんかじゃなくて。けっこう本気で叩いてたような気がする。 (言わせられた・・・我慢してたのに・・・言ってもた・・・!) そう思ったら。どうしようもなく悔しかった。
「痛いって。ごめんごめん。」笑いながらそうるはあたしの手をつかんで。 そのまま自分の方にぐいって引き寄せた。 「ちょっと!いらんわ!そんなん!」あたしはそうるを押し返した。 あほそうる。そんなふうに抱き締められたいわけじゃない。 あたしが求めたから抱き締めてくれるんじゃ意味がない。 あたしは悔しくて。ちょっと涙声になってた。
「ちゃうちゃう。ごめんって。」声色を変えてそうるは言った。 そうるは。あたしを抱き締める腕を解かんかった。 でもそうるが笑うのをやめたから。あたしも抵抗をやめた。 そうるは。ちょっとだけ困った顔で。ちょっと照れて言った。 「嬉しいねん。そう思ってくれてたことが分かって。」 それだけ言うと。そうるはあたしの手を引いてベッドに向かった。 悔しいけど。あたしの体は。そうるに従ってた。
抱き締められるまま。もつれるように倒れこんだ。 そうるは。あたしの顔中にキスをし続けた。 あたしは。求めてたくせに。豹変されるとドキドキした。 それはそれでどうしたらええか分からんくなってた。 だってこうなるのは。ほんまに久しぶりやったから。 なんか急に恥ずかしくなって。あたしは無駄にしゃべり続けた。
「・・・でも別にずっとこんなん求めてたわけじゃないで。」 「分かってる。」そうるはあたしの唇を舐める。 「・・・別にあんたのことばっかり考えてたわけじゃないし。」 「分かってるって。」そうるはあたしの耳を噛む。 「・・・別に・・・別に・・・」
「ええから。もう黙って。」 静かにそう言うと。そうるはあたしの唇を塞いだ。
やっぱり最後は強引なそうる。 でもそんなそうるに。やられっぱなしなのがあたし。 もうええよね。もう無理なんかせんでもええよね。 素直に。あんたを求めてええよね。 あたしは。自分にかけてた枷を自分で解いた。
瞳を閉じて。あたしは全身でそうるを感じた。 ぴったりと体をくっつけて抱き合った。 どうすればあたしが気持ちよくなるか。そうるは分かってるから。 触れられるたびに。あたしは。我慢できんくていっぱい吐息を漏らした。 そうるは。それさえも吸い取るように。何度もキスしてくれた。
どんどん高められて。あたしは身を捩らせる。 もう無理。おかしくなる。もうやめて。怖い。怖い。 そう思っては。首を左右に振りながらシーツを掴む。 そうるは。そんなあたしの手からシーツを抜き取ると。 変わりに自分の指を絡めて。強く強く握ってくれる。
夢と現実の狭間を漂って。どこかへ行ってしまいそうな意識。 快感に溺れて。気を抜けばもう戻ってこれないような意識。 それを。ギリギリのところで引き止めてくれるのは。 しっかりとつながれてるそうるの手。
あぁそうる。離さないで。この手をずっと。つないでて。 2人の間には。1ミリの隙間のいらないから。 もっと近くに来て。もっと強くあたしを抱き締めて。
ねぇそうる。幸せすぎたわ。あたし。 抱き締めてくれることからくる快感はもちろんやけど。 愛しい人がそばにいてくれることって。こんなにも幸せなんやなぁって。 なんか噛み締めたら。戯れもいつも以上に幸せやった。
あんたはやっぱり。あたしを焦らせるのがうまいんやと思う。 それはきっと。普段でも戯れの最中でも。 あたしのあんたへの欲求を。限界まで高めてくれる。 だからきっと。その後にあんたをそばに感じた時に。 あたしの幸せは何倍も大きいものになるんやと思うし。
あーあ。もうあかんね。こんなこと言わせられて。 情けないけど。ほんまに完敗やわ。あたし(苦笑)。
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