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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2002年11月02日(土)忘れたくない思い出。

今日は。午前中は練習やった。
グランドの予約がうまく出来てなかったみたいで。
いつもは9時〜13時までやってる練習が。
なんと9時半〜11時という悲しいことに(涙)。
その代わりに。1時間バッチリ走ったけどね。
大学構内で汗流して走る集団・・・かなり奇妙に映ったと思うわ(苦笑)。

その後で。キャンパスを移動する。
今日は学祭で。1回生が店を出してたから。その応援に行った。
応援とは名ばかりで。もちろん食べるのが目的やけどね(笑)。

あたしたちのサークルは。秋の学祭で。
代々1回生がクレープ屋さんを出すのが恒例になってる。
そういうイベントを通して。みんながどんどん仲良くなっていく。
2年前。あたしたちの学年もクレープ屋さんを開いた。
1つ200円のクレープを売って。純利益がなんと10万円(誇)。
まぁそれは結局。最終日の先輩の飲み代に消えるんやけどね(涙)。

昼ごはんを抜いて行って。着くなりクレープをいっぱい食べる。
まずは。1番食べたいリンゴとシナモンのクレープを食べて。(←激ウマ☆)
それから。ツナとコーンとレタスの入ったクレープを食べる。(←これもウマウマ☆)
次はポテトサラダの入ったクレープ。あたしマヨネーズ大好きなんよね(笑)。
3つ食べてとりあえず満足。・・・おそるべし食欲(笑)。

後輩に注文したら。「『先輩クレープ』でー☆」ってオーダー通してくれて。
めちゃめちゃ具たっぷりの。ずっしり重いクレープを手渡してくれたりして。
いやー。あんたら。ほんまかわいいねぇ。ありがとうねぇ。
そう思ってあたしは。後輩たちにいっぱいよしよししてあげた(笑)。

楽しそうな1回生を見て。あたしは2年前を思い出す。
あたしたちが店を出したとき。なんやかんやと揉めながらの3日間。
ほんまにいろんなことがあった。今となっては全部いい思い出。
そして。その中のほとんどは。そうるが絡んでいる。

隣でおいしそうにクレープを食べてるそうるを見てたら。
2年前のことが。記憶の中からどんどん溢れてきた。
あたしはまたトリップして。ぼんやりと思い出していく。
最初は霧がかったような記憶が。徐々に鮮明に形を表していく。


1人の人とずっと一緒にいるのは苦手。
そうるはあの頃よくそう言ってたし。今もそう言ってる。
そんなそうるやのに。学祭の3日間。
あたしたちは。ほとんどずっと一緒にいた。

クレープ屋で。みんないろんな役割分担をした。
生地を焼く人。デコレーションする人。裏で材料を用意する人。
レジやる人。売り子やる人。その他買出しとかやる人。
でも。みんな全部の仕事を1回はやれるように。
グループ決めて。ローテーション方式にしようなって言ってた。

それやのに。いざ店が開いてみたら。予想以上の大盛況で。
忙しすぎて交代できんくて。同じことをやりっぱなしになってた。
続けてやるうちに。容量も分かってうまくやれるようになってくる。
特に。生地を焼く人とかはそう。デコレーションする人たちもそう。
だから結局。みんな1番最初にやった場所の担当っぽくなってた。

あたしとそうるはグループが違ったけど。
たまたま2人とも最初に生地づくりとかの裏方作業をやったせいで。
いつの間にか。2人してとことん裏方に徹することになってた。
途中からはまひろも一緒になって。3人でやってた。
表では。楽しそうにクレープを焼いたり販売したりしてる人がいて。
そんな店の少し後ろで。目立たないのにしんどい役はツライ(涙)。

あたしは。ひたすら生クリームを泡立てる役で。(しかも手動。)
そうるとまひろは。卵と牛乳と小麦粉で。ひたすら生地を作る役で。
ほんまにしんどかった。はっきり言ってしんどすぎた。
しかも店の方は。忙しいからかしらんけど。人使い荒すぎ(涙)。
あたしなんてさ。生クリームをボウルに3回連続で泡立てたっちゅーねん(涙)。
それでも足りんかったらしくて。4回目を頼まれたときはさすがにキレかけた。

でもあたしは。頼まれると基本的にイヤとは言えん性格で。
もう限界級につりそうな腕でも。たぶん放っとかれたら泡立ててたと思う。
でもそうるは。そんなあたしからボウルを奪って。
「無理せんと他の人に頼みや。」って。ヒマそうにしてる男のコに頼んでくれた。
そんな小さな優しさに。あたしは心があったかくなったのを覚えてる。
「それぐらい自分で頼めよ。」なんて。呆れたように笑ってたけど。
あたしが頼めん性格やってこと。そうるは見抜いてたんやと思う。

なんてこったい。そうるのあたしに関する見抜きワザは。
少なくとも2年前からすでにあったってことやん。
うーん。悔しいような。嬉しいような。変な感じ・・・。


ねぇそうる。あんたはどれぐらい覚えてるんやろう。あの学祭の間の出来事。
あたしはね。きっとあんたが絡んだことは。全部覚えてる気がする。

裏方に徹しまくって。表のみんなのあまりにも荒い人使いっぷりにキレて。
こっそり脱走して(笑)。他のとこを回りながらサボったやんね。
まひろと3人で。アカペラサークルを見に行って。
「ボイパやりたいわー。」って。マネしてやってるあんたを。
「全然いけてないしー。」って。あたしとまひろで笑ったやんね。
ダンスサークルのショーを見て。かなり感動して。
「あたしも踊るー。そんで体引き締めるー。」なんて言い出したあたしを。
「やめとけー。ケガするで。」って。あんたとまひろがバカにしてたやんね。

でもいろいろ回るうちに。サボってきたから怒られる気がして。
「そろそろ戻らなやばいよなー。」なんて言って。30分ぐらいで戻ったっけ。
「手ブラじゃ怖いかなー。」とか言って。焼きそば買って店に戻ったやんね。
「なんちゅー中途半端な(涙)。」「小心者集団かいな(笑)。」って。
びびりながら店に帰ったら。意外と普通に迎えられて拍子抜けしたやん。

あぁ。あたしには。全部が懐かしい思い出。

そして。ねぇそうる。最終日の夕方のことは覚えてる?
片付けを途中で抜け出して。2人でコンビニで肉まん買って食べたやん。
人気の少ないベンチのあるとこで。並んでホカホカの肉まんを食べたやん。
いろんな話をしたやんね。そこで初めてあんたは教えてくれた。
高校の時に。女のコに告白されたことが何回かあるって。
あたしはまだあんたへの想いを打ち明けてはなかったから。
「ふーん。すごいやん。」って。感心したりしてたけどさ。
内心では。あたしも好きなんやけどなーなんて。思ったりしてたんよ。
きっとそんな女のコたちより。あたしの方があんたのこと好きやろうなーって。

うん。あの日。あんたの話を聞いて。あたしはなんとなく思ってた。
いつかそんな女のコたちと同じことを。自分もするかもなって。
そうるに。心から好きな人に。告白する日が来るかもなって思ってた。
今みたいなあたしたちになるなんてことは。夢にも思ってなかったけど。
なーんか。告白してしまいそうな予感がしてたあたしが。懐かしい。


そうる。あたしたちには思い出がいっぱいあるね。
同じ時間を。いっぱい過ごしてきたね。
どれひとつとして。忘れたくなくて。失くしたくなくて。
あたしは。心の中に全部全部刻みこんでる。

でもさ。人間って忘却の生き物とかって言うやん。
記憶しておける量なんて。限りあるもんかもしれんやん。
だから。そうやって全部覚えておこうとしてるうちに。
あたしの頭とか心とか。あんたのことだらけになってまうような気もして。
アホアホ人間になってまいそうな気もして。ちょっと怖いんよね(苦笑)。

でもまぁ。忘れたくないもんは忘れたくないんやし。しょーがないか。
あんたと過ごした日々を忘れて生きていくなんてこと。
あたしには。拷問としか思われへんもん。





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