昨日の飲み会。試合後に飲んだせいで。 あたしは今日は微妙に頭が痛かった。 情けないなぁ。あれぐらいのお酒でダウンとか。 昔はもっと飲めたのになぁ。(←遠い目。)
最近は大学がちょっと楽になってて。 今日も講義がなくて。あたしはお休み。 でも今日も朝からちょっと雨が降ってて出かけられない。 しかも今日のナイター中止って連絡が回ってきて。 あーあ。せっかくやる気になってたのに。空回り。
昼過ぎから雨もやんで。いい感じの天気になってきたから。 夕方から体力づくりに走ろうかなーって思ってた。 そしたら。ちょうどそうるからメールが入る。 「今日夕方何してる?走らん?」やって。 おぉ。すごい。なんてタイムリー☆(笑) あたしはふたつ返事でOKする。
あたしたちのサークルでは有名な体力づくりの方法。 それが1時間走。別名、地味にしんどいランニング(笑)。 これは先輩に教えられたトレーニングやねんけど。 その名の通り、1時間ぶっ通しで走る、それだけ。 ただそのスピードが。おしゃべりできるスピードってことで。 誰かと一緒にゆっくりめに走るのが望ましい。 しゃべれなくなってたらオーバーペースってことやねんて。 話しながら走るとかラクそうに思えるやんね。 ところがどっこい。後半になるとこれがほんまにしんどい。 「地味にしんどい」っていう表現はかなり的確(苦笑)。
5時過ぎに。講義が終わってそうるがあたしのマンションに来る。 あたしは。連絡を受けて。そうるの分のジャージを用意しておく。 寒くなるから上にウィンブレ(ウィンドーブレーカー)を着て。 腕時計をして。2人並んで走り始める。
コースはあたしまかせってことで。適当に近所を走る。 話題はたわいもない話ばっかり。 そうるは今日の講義の話。あたしは今日見たテレビの話。 でもそういうどうでもいいことをだらだら話す時間が。 実は何よりも愛しい時間やったりするんよね。
走るうちに辺りはだんだん暗くなってくる。 人通りの少ない道になって。あたしは心配になる。 「ちょー。道変えよっか。暗いし怖くない?」って言うと。 「えー。静かでええ感じやん。この道。」ってそうるは言う。 実際に交通量のある道とかは。排気ガスが苦しくて走るのには向かんのやけど。 でもその道は。ほんまに明かりが少なくて。人もいなくて怖かった。 「いや、女2人でこの暗い道は危ないって。」あたしは譲らない。 そしたら。そうるはちょっと意地悪く笑う。 「大丈夫。女2人には見えんから☆(苦笑)」って。
確かに。ジャージ姿で。首にタオルなんか巻いて。 汗流して。がんばって走ってる2人組が。 花の(?)女子大生なんて誰も思わんかもなぁ。 そんなことを言ったら。そうるは笑って答える。 「それもあるけど。うちがたぶん女に見えん・・・(苦笑)」って。 そしてちょっとおもしろい話をしてくれた。
そうるは理系で。学部には圧倒的に男のコが多い。 教室にそうるだけ女ってこともめずらしくないんやって。 今日の実験のときに。教授がなんかで怒ってて。 「お前ら男全員最悪やな。ほんま。」みたいなことを言ったらしく。 そうるは教室のすみっこで。もうええしーって諦めてたらしい(苦笑)。 そしたら周りにいた男のコたちがみんなクスクス笑って。 「お前実際女ちゃうもんな。」って小声で言ってきたんやって。 そうる。妙に納得するも。ちょっとだけ不機嫌になったらしい(苦笑)。
「女っぽいなんて言われたくないけど。」 「キレイ、よりもカッコイイって言われたいし。」 「でも。うち女なんですけど。どゆことよ?」 そんなふうに言って。わざとかわいいコぶって唇を尖らせる。 ちっちゃなことを気にしてるそうるが。なんかかわいかった。 「まぁええけどな。別に女じゃなくても。」なんて。ふてくされてるそうるが。 なーんか。よしよしってしたくなる感じで。かわいかった。
そんなこんなで1時間走はあっという間に終わって。 けっこうクタクタになりながら。あたしたちは部屋に戻る。 別々にシャワーを浴びて汗を流して。ご飯を食べる。 今日のメニューはベタやけど肉じゃが。そしてほうれんそうのおひたし。 それを食べたらそうるは帰るんかなーと思ってたら。なんと。 「なぁ。酒飲もうやー。」とか言い出しよった(笑)。
「昨日飲んだやん!」ってあたしが言ったら。 「だって。がんばって走ったし。ご褒美。」って。そうるは笑う。 「えー。だって明日大学あるんやろ。」って言ったら。 「んー。でも昼からやし。ええねん。」ってさ。
まぁいっか。どうせあたしは明日もヒマやし。 そうると一緒なら。いつ飲んでも幸せやし。 2日連続はしんどいかもやけど。まぁなんとかなるでしょ。 がんばれ、あたしの肝臓。ごめんよ、ダメなご主人で(苦笑)。
ウォッカ好きなそうるは。いつも通りにそれを飲む。 あたしもグラスに1杯は飲むけど。なんか今日はキツかった。 「なんかウォッカあかんわー。今日胃が痛いねん。」って言ったら。 「そーなん。弱くなったなー。鍛え直さんと。」ってそうるは言って。 「じゃこれで。」って。すぐに2杯分作ってくれた。 それは。なんと梅酒のポカリ割り(笑)。
えっと。これはお酒:ポカリ=7:3ぐらいがべストです(笑)。 イッキに酔えます。けっこうフラフラになります。 よい子は・・・とゆーかお酒弱い人はマネしない方がいいです。まじで。 梅酒でも十分やけど。ポン酒ならさらに効きます(笑)。 ポカリの吸収作用が影響して。アルコールが速攻で回るのね。 そういや昔はよく先輩に飲まされたなぁ。 飲まされた後で頭持って前後左右に振り回されるんよね。 もうほんまに意識飛ぶからね。(うーん。・・・笑えん。)
ポカリ割りは久々に飲んだけど。予想通り。グラスに1杯でもうフワフワ。 そうるもけっこう回ってて。いやらしい目になってた。 酔ったそうるはキス魔になる。そんなそうるはキライじゃない。 むしろ強引なくらいが。あたしはドキドキする。
じーっとあたしを見つめて。あたしの耳のあたりに手をかける。 熱っぽいその目が。あたしの心を射抜く。 そうるは親指であたしのあごをクイって上げて。唇を重ねてくる。 お酒のせいで。ひんやりと冷たいそうるの唇が気持ちいい。
いっぱいキスをして。いっぱいじゃれあって。 そうるを感じて。そうるにあたしを感じてもらって。 すごく。すごく幸せやった。
でも今はあたしが女の子週間で。戯れはなし。 正直あたしは戯れだけを重視してるわけじゃない。 戯れ自体は好きやけど。肌を重ねあう時間は幸せやけど。 でも。そうると一緒に過ごせる時間なら。どんな時間でも宝物やから。
でもそうるは。(というより。酔ってるエロモードなそうるは。) 抱き合えないことがちょっとだけ不満やったみたい。 「もうええしー。疲れたしー。寝るしー。」とか言って。 あたしがグラスとかを片付けてるうちに。さっさと寝ちゃってた。 まぁそのおかげであたしはこうやって日記を書けてるわけやけど。 (ちなみにあたしは、酔うのも冷めるのも早いのね☆)
普段はかっちょいいそうるやけど。寝顔はめちゃめちゃかわいい。 純粋無垢な感じがして。何時間でも見ていられる。 長いまつ毛も。通った鼻筋も。薄い唇も。全部大好き。 ゆっくり上下する胸とかお腹とか。そういうのも全部愛しい。 なんなんやろ。お酒のせいかな。あたしまだ酔ってるんかな。
ねぇそうる。ちょっとだけクサイことを言うなら。 あたしにとっては。お酒なんかよりもあんたの方が強烈なんよ。 分かる?お酒より。あんたの方があたしをきっと酔わせてくれるんよ。 こんなにもフワフワとあたしを揺らしてくれるんよ。 あんたをこうやって見てるだけで。ぽぉーっとなってるんやもん。 キスしたくて。抱き締めたくて。もうどうしようもなくなってるんやもん。 ポカリ割りなんかよりずっとずっと強烈なんやと思うわ(笑)。 相当やん。ほんま。なんて強烈なんやろう。まったく。 そしてそのくせして。そんなかわいい顔して寝てるなんて。 もう。なんなんよ。あんたほんまに反則すぎやわ。
でもちょっと優しい気持ちになってみたりして。 今あたしのベッドで静かに寝息をたてるあんたは。 いったいどんな夢を見てるんやろうなーとか思ってみたりして。 でも今あたしがこんなにも満たされた気持ちであんたを見てることなんか。 きっと全然知らんのやろうなーと思ったら。 安心するような不満なような。変な気持ちになってくる。うーん。
ねぇそうる。あんたに先に寝られるのはちょっと悔しいけど。 こんな気持ちであんたを見ていられる時間があるんやし。 まぁ許すべきかなーなんて思ってみたりして。 それに。後からあんたのぬくもりがつまったベッドに入るのは。 実はけっこう嬉しいことやったりするしね。 夏が好きなあたしとあんたやけど。こうやって。 同じ布団でぬくぬくできる冬もやっぱりいいかもね。
・・・そうる。なんかあたし。あんたのキス魔がうつったかも。 あんたの寝顔を見てたら。キスしたくてたまらんくなってきたやん(笑)。 うーん。寝込みを襲っちゃいそうな勢い。・・・やばいやばい(苦笑)。
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