今日は。後輩の試合の応援に行ってきた。 あたしたちが試合のとき。後輩はいつもめちゃめちゃ応援してくれる。 追い詰められた試合展開のときとか。 実はそういう応援にめちゃめちゃ救われてたりする。
だから今日は先輩のあたしたちが一生懸命応援。 でもみんな恐ろしいほどに親バカで(笑)。 「みんなうまくなったなー。」とか。 「絶対うちのチームの方がうまいよなー。」とか。 アドバイスするのを完全に忘れて。騒ぎながら試合観戦してた。 自分たちの試合となると。ベンチで見てる時でもいろいろ考えるし。 なんやかんやと気疲れするけど。今日は純粋に見てて楽しめて。 久しぶりに楽しんでやることを思い出したりした。
昨日会えなくて。会いたくてたまらなくて。 ようやく今日会えたそうるは。めちゃめちゃ男っぽかった(笑)。 ターコイズ色のTシャツに。黒のハーフパンツ。 そして何より。立てた短い髪が。最高に似合ってた。 (ちょっとベッカムヘアって感じ(笑)。)
そうるは今日は。いろいろとお役目があった。 試合の審判とか。そーゆうこともしなきゃいけなかった。 あたしは。みんなと木陰で座って試合観戦しながら。 実は。そうるのことばっかり目で追ってた(笑)。
なんか。あたしはほんまにそうるを見てると。 他のことを全部忘れてぽぉーっとなってまうんよね。 なんでそうるは。あんなに。あたしの心を掴むんやろうか。 走るたびに。風になびくその髪とか。 真剣に。試合展開を見守ってるその瞳とか。 そうるを造り出すひとつひとつの要素に。 あたしはどうしようもなく心を揺すられる。 はぁー。もうたまらんね。お手上げ。降参(苦笑)。
そうるの審判が終わって。ちょっと休憩してる時。 あたしたちがお昼を食べてるその前に。2人の女の人が来た。 明らかに女なんやけど。(今日は女子の試合しかなかったから。) とりあえず。めちゃめちゃかっちょいい2人組やった。 その人たちは。普通にパスキャッチとかを始めたんやけど。 これがまためちゃめちゃうまい。ボールのスピードもめちゃ速い。 そんな姿は。とりあえず。そこらにいる普通の男の人よりも。 絶対にかっちょええーってくらいに男っぽかった(笑)。
「ちょー。めっちゃかっちょええなー。あの人ら。」 「女・・・やんなぁ。ありえへん。すげー。」 「逆ナンとか絶対されそうじゃない?」 「あー。確かに。普通に男に間違えられそうやなー。」 みんなでそんな勝手なことを言いながら2人を見てた。 そうるも。みんなと一緒になって見てて。 「ちょー。うちらも混ざっとく?」とかってまひろに言って。 「よっしゃー。行くかー。」ってまひろが答えるのを見て笑ってた。 (まひろを知らない方はこちらの日記へ。)
そして。その後の審判開始の時間になって。 そうるは。その2人のそばを通ってコートに向かった。 あたしは。2人とすれ違うそうるを見て。思った。 あ。これはそうるの圧勝やわって(笑)。
恋は盲目?・・・それも否定はできんけど(爆)。 あたしには。2人のそばをスタスタ歩いてくそうるが。 孤高で。かっちょいい一匹狼みたいに見えて。 あぁ。あたしやっぱりそうるしか見えんわ。浮気はできんわって。 (確かに一瞬はマジでかっちょいいと思ったけどさ(爆)。) 改めて思い知らされて。ちょっと悔しかったりした。
後輩の試合が終わって。そうるの審判も終わって。 あたしは駐輪場へ。そこでそうると2人きりになる。 そうるは。ちょっとお疲れモードみたいで黙ってたから。 「疲れたん?」ってあたしは声をかける。
「んー。疲れた。」そうるは首を曲げてコキコキっていわせる。 「お疲れさん。」あたしはそう言って原チャにまたがった。 そうるはそんなあたしを見て。笑って。ちょっとイジワルっぽく言う。 「はいはい。どうも。浮気症さん。」って。 「・・・はぁ?」あたしはよく分からずに聞き返す。
「かっちょよかったねー。あの2人組。」そうるは続ける。 「あー。あの人らね。うん。かっちょよかったな。」あたしは普通に答える。 「・・・浮気やー。」そうるはそう言って。ひゃーっと声をあげる。 え。なんで。ちょっと見とれただけなんですけど。 おいおい。なんでそーゆうことになるん?(怒)
「ちゃうし!ちょっと見とれただけやし!」あたしはムキになって。 思ったことをそのまんま言ってしまう。 「ふーん。ええけど。」そうるはやっぱり。ニヤっと笑ってあたしを見てる。 「ほんまそんなんじゃないし!」あたしはさらに言う。 誤解をとかにゃーって思って。必死になってた・・・気がする(苦笑)。
そうるは。クスクス笑って。そして言った。 「別に。そんなムキになって訂正せんでも(笑)。」って。
あ。あ。あ。ようやくあたしは気づく。 ハメられた。またハメられた。なんで。あたしばっかり。 きぃー。悔しいー。ちくしょうー(涙)。
声をあげてそうるが笑う。こんなことは珍しい。 あたしが。そうるに惚れまくりなことは。 もうそうるにはバレてるし。あたしもそのことを分かってるけど。 こうやってちゃんとカタチにして示されると。 悔しくてたまらんくなるのはなんでやろう。 悔しいとか言いながらも。胸が熱くなるのはなんでやろう。
ねぇそうる。あたしばっかりあんたに夢中みたいやん。 あたしばっかりこうやって悔しがってるみたいやん。 あんたは。いつだって余裕たっぷりで。 そうやってあんたに影響されまくってるあたしを見て。 楽しそうに笑ってるばっかりやん。 ずるいわー。なんなんよ。まったく。
でもさ。そうやってあたしの反応を見て楽しんでるあたりで。 あんただって十分あたしに夢中ってことなんやで。 そうる。ちゃんと分かってる?あたしとあんた。同じなんやで。
だからさー。ちょっとくらいそのクールな態度を崩してや。 クールでかっちょいいあんたが好きやけどさ。 どうしようもないくらいに大好きやけどさ。 ちょっとくらいあんたも。焦って。取り乱して。 どうしようもないくらいに。あたしを好きって示してみてーや。
1回でいいから。あたしは見てみたいんやもん。 あたしのことで。あんたがそうなる姿を(苦笑)。
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