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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2002年10月15日(火)君のためにできること。

サークルの掲示板を見てた。そうるのカキコがあった。
いろんなことを考えながら。その文字の羅列を見てて。
気づけば。文字がユラユラして。涙があふれ出た。
あたし。やっぱりそうるに泣かされてばっかり。


ここんとこずっと試合続きやけど。今週末にも試合がある。
その試合は。はっきり言って今年1、2を争う重要試合。
それに向けて。キャプテンであるそうるの気合いはすごい。

「ここんとこの3戦がきつかったのは。相手のせいにしてたけど。」
(ちょっとへぼい相手やったからキレイな試合にはならんかったのね。)
「でも実際はうちらの練習不足によるレベル低下やと思うねん。」
「だから走りこみとかパスキャとか空いた時間にやっていかんと。」
そんなふうなことを書き込んでた。

あぁ。あたしは反省する。今日昼練に行かなかったことを。

今日は。午前中と午後と。両方に試験があった。
でも最初はちゃんと昼練に行こうと思ってた。
最近の自分のレベル低下は。そうるに指摘されなくても分かってる。
だからこそ。次の試合までにちゃんと戻したい。そう思った。
そして。そう思ってることを。ちゃんとそうるにも知ってもらいたいと思った。

それなのに。本気で行こうと思えば行けたかもしれんのに。
(実際は時間的にはかなりキツイものがあったけど。)
あたしは。今日は昼練を休んでもた。

いや、一般的な学生の判断からしたら正しいことよ。たぶん。
試験ほったらかしてまでサークルに打ち込むことを。
誰も正しいなんて言わんやろうし。
でも。今のあたしにとって何が1番大事なのかは。あたしが決めることで。
それを邪魔するものは。あたしにとっては許せないわけで。

あー。悔しい。今あたしが1番本気になりたいのは。
試験じゃなくてサークル。それなのに試験とか。
それに。明日も昼練には行けそうにない。
講義の時間が昼休みにまで食い込んでる。
試験とか。講義とか。あー。もう。邪魔しないで。
あたしのやりたいことの邪魔しないで。

ひとしきりイライラした後で。想いをそうるに馳せる。
そうしようと思わなくても。自然とそうるのことを考えてる。
カキコの内容から。やっぱりあんたは。このスポーツに夢中なんやってこと。
あたしはもちろん知ってたけど。また思い知らされて。胸が熱くなる。

そしてまた。ひとつ思い出す。
あんたの熱に。泣かされた思い出。


あたしたちの学年で唯一の経験者やったそうる。
初心者の集まりやったあたしたちは。そうるに頼りっぱなしやった。
ヘタすれば先輩よりも全然うまかったそうるに。
あたしもいろいろとアドバイスを求めたりした。
そうるは。それにちゃんと答えてくれた。
面と向かって言ってくれたことも。長い長いメールをくれたこともあった。
あたしだけならまだしも。みんながみんなその状態で。
(メールはあったか知らんけど・・・さすがにメールはあたしぐらいか?)
そうるに対して。まさに「おんぶに抱っこ」状態やった。

あたしは。自分のしてることを棚にあげといてなんやけど。
そうるのことがだんだん心配になった。
そうるは。あたしたちの面倒を見るのに精一杯で。
自分が上達するための時間を全然もててないような気がした。
あたしたちのレベルに合わせて。あたしたちの世話を焼くのに大忙しで。
そんなそうるは。ほんまに楽しめてるんかなって思った。

あたしが1番怖かったのは。みんなにとってそれが当たり前になること。
そうるの意志を無視して。そうるに甘える。そうるだけを頼る。
そういう状態が普通に認められることが怖かった。
それがいつかそうるを押しつぶしそうな気がして。

いつだったか。あたしはそうるにこっそり聞いたことがある。
「あたしたちの面倒見るのばっかりで楽しい?」って。
「あんたはうまいのに。あたしたちのレベルに合わせてくれてるやん。」
「もっと本気で自分の練習をやりたいって思わへん?」って。

そうるは。あたしのことをじーっと見てた。そして言った。
「うん。確かにな。ちょっと疲れるときもあるけどな。」
「でもええねん。教えるとかそーゆうことは。どーでもええねん。」
「そんなん関係ないくらい。うちはこのスポーツが好きやねん。」

それを聞いて。あたしは胸がいっぱいになって。
でもさすがにそんなことで。そうるの前で泣くのは恥ずかしくて。
「分かった。あたしらも早く上達するから。」って精一杯笑って。
家に帰ってから。ひとりで大泣きしたのを覚えてる。

愛しい人が。何かに情熱を傾ける姿は。
どうしようもなくあたしの心を揺する。
そうるの熱い思いに。あたしは涙が止まらんかった。
あたしのために。そうるのために。もっとうまくなろうって。
素直に感じたあの日やった。心に決めたあの日やった。


ねぇそうる。あたしは知ってるで。
新人戦に向けて。がんばってるあたしたちを教えながら。
「みんなの楽しそうな顔を見るのが1番心地いいわ。」って。
最高に優しい目をして言ったあんたを。
練習方針のこととかで。みんなとすれ違って。
「キャプテンは基本的に敵いっぱいやろ。」って。
諦めたように寂しそうに言ったあんたを。

嬉しいこと。悔しいこと。あんたにはいろんなことがあった。
そのたびに。あんたの抱えてきたいろんな思いを。あたしは知ってる。
あんたに何か起こるたびに。あんたと同じように幸せになったり。
同じように悲しくなったりして。あたしは涙を流してきたから。
・・・そんなあたしを。あんたはきっと知らんのやろうけどね(苦笑)。

でもそんな中でも。いろんなことがある中でも。
あんたの飛び切りの笑顔に出会える瞬間が何度もあって。
あたしは。そのたびに世界で最高の宝物を見つけたような。
幸せで。満たされて。最高の気分になってた。
その笑顔は。ちょっと(かなり)悔しいけど。
あたしが原因になって生まれるあんたの笑顔よりも。
圧倒的に魅力があって。圧倒的に美しくて。輝いてた。

でももうあたしには。あたしが原因とか。そーゆうことは関係ない。
愛しい人がそれだけの笑顔になれる出来事が存在することとか。
そしてそれに愛しい人が没頭できる現状とか。
そーゆうのが純粋に嬉しくて。幸せを噛み締めずにはいられなくなる。
おかしいかな。あたしの思考。でもあたしはそう思うんよね。


ねぇそうる。関係ないとか言いながら矛盾してるけど。
あたしは。あんたの笑顔のために何ができるやろう。
あんたの夢のために何ができるやろう。

きっと。あたしにできることは少ない。それでもあたしは。
あんたが笑ってくれるならなんでもする。
あんたが幸せになるためならなんでもする。
なんでもするとゆーかね。なんでもしたいねん。
だって。そんなあんたの最高の笑顔を見ることが。
あたしの何よりの幸せになるから。

運命の試合まであと4日。がんばろうね。そうる。





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